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テレビ業界の裏話

ADが仕事でやってしまいがちな3つの失敗

adがやってしまいがちな失敗

アシスタントディレクターの仕事のなかで、大きく占めるのがロケに関する仕事です。

 

ロケでは取材先と直に接することが多く、放送まで何かとやりとりをすることになります。

ADさんが仕事でやりがちな失敗もロケにまつわるところで起こりがちです。

 

そのなかで、よくある失敗について取り上げてみます。

 

許可申請をしなかった

 

ロケの際、撮影する場所は前もって許可申請をしておく必要があります。

カメラを持った人が自分の周りでウロウロしていたら不審に思いますよね。

ましてや自分にレンズが向いていたら気味が悪いもの。

 

多くの人が出入りするような、

  • 大きな施設
  • 集合住宅
  • 公園
  • 学校
  • 市場
  • 病院
  • 公共施設
  • ショッピングモール
  • 百貨店
  • 寺社仏閣
  • 参道
  • 商店街

は許可申請をしておきます。

 

私有地や私道に入るときは、所有者に断りをいれておかなくてはいけません。

 

最初のうちはどういうところが許可が必要なのか、わかりづらいですし、自分では判断つかないものです。

公共のエリアか私有地かよくわからないところもあります。

 

地方ですと、空き地にしか見えないところも私有地のことが多々あります。

 

空き地に大きな石が置かれていた場所で撮影していたら、地元の方にすごく怒られたことがあります。

その場所は、お墓だったのですが、全くわかりませんでした。

その場で謝ってことなきをえました。

 

テレビは録画で残されるもの。

放送を見た人から、あの取材は許可をとらずに撮影したのではないかと指摘されることが稀にあります。

 

また、肖像画や写真、書籍や新聞記事、雑誌記事を使用する場合は、所有者や本人、出版社に許可申請しておく必要があります。

 

よほどの事でない限りは前もって申請すれば、許可されるものですが、

放送後に無断で使用したことがわかると、多額の使用料を請求されることがあります。

 

そうしたときに自分がADで関わっていたら、どういう経緯で使用したのか、ということを問われますし、

申請していなかったことが露呈すると叱責されることがあります。

関連記事:街歩き番組のロケ、撮影に許可は必要?公道と私道で違う対応方法。

 

取材先を怒らせた

 

取材先を怒らせて撮影に協力してくれなくなる、ということもADあるあるかもしれません。

 

テレビに出る際、取材先は『テレビに出る効果』と『取材にかかる労力』を天秤にかけています。

誰もがテレビに出る効果を欲しているわけではありません。

 

お店であればテレビに出たいと思っているか、というとそういうわけではないんです。

 

常連だけでまわっているような小さなお店や地元密着のお店であれば、テレビに出ることでいっときはお客さんが来るけど、じきに元通りになることを知っています。

元通りになればいいですが、お店が混んでしまったせいで常連さんや地元のお客さんが離れてしまうリスクもあります。

 

また、一般の人であれば、私生活や家庭の事情などが公になってしまいます。

一般人なのに、全国の人がその家庭を知ることになるかもしれません。

 

それでもテレビ取材に協力してくれるのは、その人たちにとっての思いがあるからで、それを理解しておく必要がります。

 

取材をさせていただくのは、取材者の時間をいただくこと。

労力をいただくことで成り立ちます。

 

前もって取材の日程やかかる時間を伝えていない、どんな撮影をするのか理解してもらっていない、などで取材が難航することがあります。

 

取材先とやりとりするのはADさんの仕事です。

余裕をもってスケジュールや撮影内容を伝えておかないと、それが失敗に繋がってしまいます。

関連記事:テレビADはどんな服装で仕事をしているの?スーツを着ない仕事。

 

借りたものを失くした

 

取材先から写真や書類を借りることがあります。

 

例えば密着ものの場合、子供のころの写真や、両親の写真や手紙、記録映像などをお借りすることがあります。

 

いまならデータでやりとりも可能ですが、写真をデータにしてやり取りすることが苦手な人もいます。

そうしたときは、写真をお借りして、データに取り込んだり、カメラで再撮したりします。

 

取り込みの作業が終わったら、さっさと返却すれば何事も起こらないのですが、

なかなか再撮できるタイミングがなかったり、ディレクターからナレーションに合わせて撮影したいからもう少し持っていてほしい、など指示を受けたりするとしばらく預かることになります。

 

ロケ期間の最後の方で撮影してそのまま編集作業に突入すると、ADの仕事も立て込んでしまいがち。

 

返却する作業は、つい急ぎではないと判断して、落ち着いたら一筆お礼を書き添えて郵送しよう、と考えてしまいます。

 

写真や手紙などの紙状のものはほかの書類と重ねてしまうと見失いかねません。

 

書類の間に挟まって紛れてしまうこともありますし、

机の隙間から抜け落ちたり、引き出しにしまっておいたつもりが書類の下敷きになっていたり、

引き出しから滑り落ちて机の下で見つかったりということがあります。

 

本編集やMAの作業は徹夜になることも多く、疲れがたまると「やらなければならないこと」の認識度が薄れてきます。

そして丁重に預かったはずの大事な借り物が、どんどん記憶から忘れ去られてしまう、ということがあります。

 

借りてずいぶんたってから返却を求められて、失くしてしまったことに気づく次第です。

 

借りたらすぐ返す。

借りたものは派手な入れ物に入れて目につくようにしておく。

複数箇所から借りものがあれば、専用のファイルを作っておく、など、工夫をすることでこれも回避できます。

 

お礼状を書かなければ、と負担に思う人がいるかもしれませんが、やりとりをしている期間であれば『ありがとうございました』の一言で十分です。

 

遅れれば遅れるほど、季節のあいさつやら、遅くなった事情の説明やらを考える手間が生じます。

時間がたつにつれて、送り返すことがだんだん大きな負担になっていくのです。

 

AD時代の失敗しがちなこと3つでした。

 

どれも回避できることです。

常に先輩ADやディレクター、取材先とコミュニケーションがとれていれば大丈夫。

 

取材先の方は、自分にとって大事な人だと思って接すると言葉が多少足りなくとも、相手は感じとってくれるものです。

 

弊社ライズプランニングではテレビ局で番組制作に携わってくださるアシスタントディレクターの方を募集しています。

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関連記事:テレビ番組制作の流れってどんな感じ?

 

では今日はこのあたりで。

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テレビ制作歴25年。テレビの業界の内側と、テレビ番組の裏側をわかりやすく発信していきます。




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