実際のADの仕事内容でとても苦労した話

今回は実際にある情報番組担当のADとして働いている方にADとして働いてみてどんな苦労があるのか、というところを聞いてみました。

 

AD、つまりアシスタントディレクターは名前のとおり、ディレクターの下について、番組制作の仕事をするお仕事です。

番組の企画から参加する方もいらっしゃいますし、番組でやるネタのリサーチをやったり、仕事内容は多岐に渡ります。

関連記事:テレビADの仕事内容

 

 

情報番組を担当しています。

ADとして担当している番組にはいろんなコーナーがありますが、中でも印象的だったのはミニコーナーにある大物ゲストさんが出てくれることになり、その担当になったときのことです。

僕は実は全くその大物ゲストさんを知りませんでした。

 

自分が興味がある分野ではなかったこともありますし、世代が違うし。

とても有名な人なので、若い世代から年配世代まで普通の人は誰でも知っている人です。

でも僕はその人のことをよく知らないまま担当ADになってしまったので、「それって誰?」というまさに白紙状態から始まってしまいました。

 

しかもADの仕事はまだ始めて二年目です。

失敗するわけにはいきません。

 

歌手の方だったのでまずは曲を聴くことから始めました。

何度も何度も聞いて曲を頭に叩き込んだつもりでした。

 

でも後で分かったのは、誰もが知っているもっと有名な曲は他にあって、自分が一生懸命に聴いていたのはとてもマイナーな曲で、実はそれはいわゆる裏アルバムだったこと。愕然としました。

それくらい何も知らなかったのです。

 

どんな人なのかインターネットなどを通じて色々調べました。

というのも番組内で質問する内容も考えなければならなくて、何も知らなくては質問事項を考えることすらできないからです。

 

数年前に大きなライブをしたということが分かったので、まずそのライブの話から入ることにしました。

ただ、大物ゲストさんは他の局にも呼ばれていましたし、雑誌のインタビューなどにも載りますので、なるべく話がかぶらないようにというのも考えなければなりません。

 

だから他の番組のホームページを見たり、ファンのツイッターを見たりしました。

ファンのツイッターをずっと読んでいるとどんなことを話したのか、どんな様子だったのかが想像できたりするからです。

 

でもすぐにわかるわけではないし、ツイッターを探して読んでいく作業は大変でした。

本気で間に合わないと思いました。

そもそもデイリーの情報番組ですからそんなに時間をかけることもできないし、ミニコーナーとはいえ本当に大変な経験でした。

 

特に大物ゲストということで失敗はできないし、調べることが多くて、何を質問するかとか、どんなBGMを使うかは、正解は一つでは無いので、選択肢が多い分迷いも多かったです。

 

なんとかかんとか終わりましたけど、放送が終わるまで頭がグルグルして何が良くて何が足りなかったのかもわからなかったです。

感動というより、終わったという開放感。それくらい大変でした。

 

ADの仕事には正解がありません。

その人自身のセンスを問われることも多々あります。

そして能動的に動いていかないと番組そのものの内容が面白くなくなってしまいます。

 

ADは

  • 「自分は知らないジャンルだから」
  • 「自分は世代が違うから」

といって仕事を投げ出すことはできないんです。

 

必ずしも自分のやりたいジャンルの仕事ができるわけではないのがテレビ業界で、いろんな知識を持っていれば持っているだけ役に立ちます。

 

そして回ってきた仕事に対して知らないことがある場合はそれをリサーチする能力も必要です。

ADの場合はリサーチャーとしての仕事を兼任することもあるので。

関連記事:テレビリサーチャーの仕事内容

 

仕事時間にも苦労

 

新幹線の開通の時、担当している番組で現地に取材に行くことになりました。

前の日からホテル泊です。

 

一号の新幹線は朝5時頃に到着だったんですけど2時頃からもうスタンバイしてなければいけないので

起きられるか心配で仕方がなく、目覚ましはもちろんかけますけど、さらに家族にモーニングコールを頼みました。

それでも起きられるか心配で、結局あまり眠れなかったです。

 

だから開通の感動とかよりも正直な所を言うと、眠すぎて早く帰りたかったというのが本音でした。

新幹線一号が入ってくる時感動した?と聞かれてもそもそも新幹線は5時より前にテスト走行で何回が車両が入ってきてるんです。だから感動って実はあまり無いんですよね。

 

また、寝坊しちゃった人の分の仕事も回ってきちゃったりして、あたふたしてました。

それについては自分も逆の時があるし、チームで仕事をしているのだからそれは仕方ないと思っています。

 

ADの仕事に限らずテレビの仕事にはあまり時間が関係ありません。

深夜でも早朝でも、一般的には寝ている時間でも、テレビの仕事は常に動き続けています。

土日も祝日も関係ありません。

 

でも逆を言えば、毎日同じ時間に同じ電車に乗って仕事場に行く、というのが嫌いな人には楽しくやっていける仕事だと思います。

仕事でいろんなところに行くことができますし、仕事内容は毎日変わります。

 

めまぐるしいですが、自分でしっかり考えて行動することのできる人にしか勤まらない仕事であり

達成感や充足感をより感じることができる仕事だと思っています。

関連記事:ADに就職して良かったこと

 

ADになるには

 

ADは未経験でも女性でもできる仕事です。

前職で全く違う仕事をしていて、テレビ業界に興味があって全くの未経験だけれど転職してきた、という人もたくさんいます。

 

テレビに関わる仕事がしたい!という熱意がある人にはちゃんと働ける場所があるのがADの仕事なんです。

 

大変だけれど、常に考えながら、自分の頭をフル活用して働く事が好きだ、という人にはぜひADとして一度業界に飛び込んで欲しいと思います。

 

弊社ライズプランニングではテレビ局への派遣業務を営んでおりますので、テレビ業界の仕事内容にご興味がある方はぜひ下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

きっとやりたい仕事が見つかると思います。

 

では今日はこのあたりで。

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