テレビの仕事:異例づくしのハワイ取材

今回は、「ハワイに出張に行ったら、大変だった」というお話です。
そりゃあ大変だろうとお思いでしょうが、
そこには、今のテレビ業界が抱える ”ある事情” があったんです。

 

巨大カートが成田空港をゆく!

 

ちょうど2年前の成田空港。

そこにいたのはディレクターの私ひとりだけでした。

ハワイを舞台にタレントさんでロケをし、その数日後には現地からの中継も予定。

出演者は後乗りで現地合流だとしても、アシスタントディレクターさんもいなければ、カメラマンさんもいない。

これでどうやって、取材して中継するのかと。

そのカギは巨大カート、つまり
私がカートに積んだ ”大荷物” にありました。

①1週間滞在できる服などの私物
②カメラ&三脚(もちろん撮影用です)
③パソコン(撮った映像ファイルをデータ転送で東京に送ります)
④TVU(Wi-Fiを接続させる、リュックサック状の簡易中継機材です)
⑤衣装2ポーズ&アイロンなど(出演者の衣装です)

つまり自分で持っていけるものは全て自分で持って行き、
技術スタッフは現地クルー。

今に思えばよく成立したなあと思いますが、
限られた予算の中で海外ロケを実現させるには
ディレクター一人に求められることは多いのです。

特にこの中でくせものだったのが ④のTVUです。
出発前に技術さんから使い方をレクチャーされましたが、
もし私が忘れ物をしたり、配線を間違えたりしたら

そこで中継はアウト・・・
そのプレッシャーたるや・・・・・

おまけに、見慣れないこの不思議な機材、
空港の荷物検査では
念入りに調べられました。

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「予算の節約」、悪いことばかりじゃない!

 

国内であれば普通に技術さんに頼る「素材送り」や「中継準備」を、
遠く離れた海外で一人でこなした経験は、異例づくしでしたが、とても貴重なものでした。

さらに、

ロケ日と中継日が3、4日ほど空いたのですが、なんと、その間はオフ!

「本当にホノルルで遊んでていいんですか?」
私、何度も確認しました。

「いいよ。だって別にやることないでしょう?
しかも一回帰ってくるとお金かかるし」

おお・・・空港で地獄を見た甲斐があった。

予算の節約も悪いことばかりじゃない。

最高のご褒美が待っていました。

(東京 報道ディレクター)

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