テレビの仕事に就くなら東京か地方のどちらがいいか

テレビ番組制作の仕事に就くなら、東京かそれ以外の地方ではどちらがいいのでしょうか。

 

今回はそれについて考えてみたいと思います。

二つにはそれぞれメリットとデメリットがありますが、

番組を作っている数で行くと圧倒的に東京のテレビ局の方が多いのは事実です。

 

まずテレビ番組を作っている「場所」、つまり「働く場所」で考えてみると、大きくは

  • テレビ局の中で制作する
  • 制作会社の中で制作する。

のどちらかになります。

 

テレビ番組はすべてテレビ局の中で作られていると思っている人が多いかもしれません。

 

でも実はそういうわけでもなく、

テレビ局以外の場所で作られて、出来上がったものをテレビ局に納品しているという事もとても多いのです。

 

生番組と完パケ番組の違い

 

テレビ局の中では様々な番組を作っていますが、大きく分けると

  • 生番組
  • 完パケ番組

のどちらかになります。

 

生番組はニュースや情報番組に代表されるようないわゆる「生放送」の番組です。

 

それに対して、完パケ番組というのは、完全パッケージの略で編集などがすべて出来上がって、流すだけの状態に作られたものです。

 

完パケ番組は何度もチェックして編集するので、おかしい部分は通常ありませんが、

生番組は何が起きるかわかりませんし、時間も予定通り進むかどうかわかりません。

 

だから生番組の方が緊張感があるという事が言えます。

 

どちらをやりたいか、どちらが合っているかは、人それぞれなのでやってみないと何とも言えないかもしれません。

 

生番組の緊張感が良い、好き、という人もいれば、

生番組の緊張感より、完パケ番組で作りこんでいく方が良いという人もいます。

 

どんな番組か、にもよるとは思いますが…。

 

生番組はテレビ局の中でなくては作ることができません。

 

放送場所がテレビ局なので、生放送の場合はテレビ局でしかできないんですね。

 

でも、完パケ物と呼ばれる番組は出来上がった状態で納品すればいいので、

テレビ局の中でもできますが、テレビ局以外の場所でも作ることができるわけです。

 

もう一つ付け加えて言うと、生番組の中にも

今日の特集コーナーとか、おいしいお店のコーナー、お勧めスポットコーナーとか

名前はいろいろですが、生番組の中にVTRが流れることがあります。これも短めの完パケ物です。

 

この場合は、テレビ局の中で作っている場合と、外で作っている場合の2種類があります。

見ている方側からはわからないですよね。

関連記事:テレビ局と制作会社はどう違うの?

 

制作会社の中で制作する仕事

 

制作会社で作っている番組は基本的に完パケ物と呼ばれる番組です。

 

すぐに放送できる状態まで作って、テレビ局に納品するような番組です。

 

  • ドラマ
  • 旅番組
  • バラエティ番組

など、完パケ番組というのはたくさんあります。

 

制作会社の中で制作する番組は基本的にこの完パケ番組だけなんですよね。

 

また、完パケ物は放送日が決まっています。

 

だからその日に間に合うように、作っていくわけなんですが

だいたいどんな感じになるというと、

最初のうちはそうでもないのですが、納品日が迫るにつれ徐々に忙しくなって、下手したら徹夜になって

納品間近がピークで、納品してホーッと一息つく。

と、そんな感じでしょうか。

 

生放送というのは、うまくいっても、うまくいかなくても、やり直しがきかないので、終わったらそれでハイ終わり!となるのですが、

完パケ物はそういうわけにはいきません。

 

こうすれば完璧、という正解もない世界なので、

追求するときりがないわけです。

 

何度も何度も修正しようと思えばできるわけですし、適当に作ってしまう事もできます。

 

だから、作りこむような仕事がやりたいから完パケ物をやりたい、というような言い方をしたりします。

 

もう一つ付け加えると、制作会社に入ったからといって、かならず制作会社の中で完パケ物を作るだけかというと、そうでもなく、

制作会社に入ったけどテレビ局で働くという場合があります。

 

これは制作会社から派遣されてテレビ局に行き、テレビ局で働くということです。

 

これについては会社それぞれのやり方がありますので、中での仕事だけという会社もあれば、一部の人はテレビ局に行っているという場合もあります。

関連記事:テレビ番組制作会社に入るなら、最初は報道か情報番組がいい理由

 

テレビ局または制作会社で働くにはどうしたらいいのか

 

テレビ番組を制作する仕事の場所は、テレビ局の中または制作会社の中であるといいましたが、

それぞれの場所で働くには、どうしたらいいのでしょうか。

 

テレビ局にはいればいいのか、それとも制作会社に入ればいいのでしょうか。

 

これには大きく分けて三つあると思います。

  • テレビ局の局員になってテレビ局の中で番組を作る。
  • 制作会社に入って制作会社の中で番組を作る。
  • 制作会社、または派遣会社に入って、テレビ局の中で番組を作る。

 

制作会社と派遣会社の違いがよくわからないかもしれませんが、派遣会社というのは自分の会社の中で制作をしていない会社が多いです。

 

ただ、派遣会社の良さは、選択肢が多いことではないでしょうか。

 

制作会社の場合、どんな仕事を社内で作っているかによって、外に出る人出ない人、の割合が通常変わってきます。

 

というのも番組というのはずっと続くという事は通常ないので、今は番組があっても視聴率が悪ければなくなったりしますし、

次にやる番組にどれだけ人が必要なのか、どんな番組をとれるのかというのが見えない部分があるからです。

 

そのため、外の番組を自由に選択することがなかなかできないというか、選択肢が狭くなる傾向があります。

 

それに対して、派遣会社の場合はそういう縛りがありませんから、どんな番組でも行くことが可能になるわけです。

 

テレビ局も選べますし、番組も選べます。

制作会社にいるから裏番組や、似たような番組には行きづらい、というような縛りも少ないと思います。

関連記事:テレビ局への派遣の仕事がしたいなら

 

地方と東京では制作会社の数が違う

 

さて番組制作の仕事をする際の「場所」については

テレビ局の中と、制作会社の中の大きく分けて二つがあると言いました。

 

実はこの構図は、東京も地方も大体同じです。

 

テレビ局は全国にありますが、地方局も同様に局内で作っているのは生放送番組と、完パケ物。

制作会社で作っているのは完パケ物があります。

 

ただ、地方都市の場合、制作会社の数はずっと少なくなります。

それはなぜかというと、番組自体が少ないからです。

 

キー局以外のテレビ局では自局で制作している番組は全体の20%あればいい方です。

10%くらいの局も多くあります。

 

自社制作が少ないならそれ以外の時間はどうなっているかというと、

キー局の番組を流しているか、他局の番組を流していたり、過去の番組を流したりしています。

 

キー局の番組を流したり、他局の番組や過去の番組を流すだけなら、番組を作る必要がありません。

 

だから、東京に比べて制作スタッフの人数も少なくていいわけです。

関連記事:テレビ局に採用される人の特徴

 

テレビの仕事は地方と東京、どちらがいいのか

 

いったん今までのお話しをまとめると

  • テレビの仕事には「テレビ局で働く仕事」「番組制作会社で働く仕事」の二つがある
  • 働き方は「テレビ局局員」「番組制作会社社員」「派遣会社社員」の3タイプ
  • 地方でも「局」と「制作会社」という構図は変わらないが、東京に比べて制作会社は少ない

といったところです。

 

これらを踏まえて、

テレビの仕事をするなら東京と地方、どちらで働くのが良いのでしょうか?

 

それぞれのメリットデメリットについて詳しく見てみたいと思います。

 

東京で仕事をすることのメリットとデメリット

 

テレビの仕事に就きたい時に東京を選ぶことの一番のメリットはやはり番組の種類が多いことです。

 

キー局はほぼ自社で作っていますから

  • 報道などの生番組
  • 情報番組
  • ドラマ
  • バラエティ
  • 旅番組
  • 特別番組

など番組が多数あります。

 

自分にどんな現場があっているかというのは、やってみないとわからない面が大きいですから、

合わないと感じたときに、別の番組を選ぶ際の選択肢が多いのは確かです。

 

また、大きな番組につけるという所は良いところだと思います。

 

東京では全国放送と、ローカル放送があります。

東京の場合のローカル放送というのは関東一帯に流れる番組です。

全国放送というのはほとんどキー局で作りますので、全国に流れる番組に携わることができるのは地方ではなかなかできません。

 

また東京の場合、ローカル番組と言っても関東圏で日本全体の4割近くの人口を占めていますから、影響力の大きい番組だと言えます。

 

でもいいことばかりではありません。

 

東京の場合は大きな番組が多いので、アシスタントディレクターの仕事が細分化されていることがあります。

同じような仕事をずっとしなくてはいけない場合もあります。

 

いろんな仕事をどんどんやらせてもらえるかというとなかなかそうはいかないかもしれません。

 

もし地方から東京に出て仕事をする場合は、東京のスピード感や人の多さ、空気、電車の複雑さにも慣れなければいけませんから、なかなか大変かもしれません。

関連記事:新人ADが仕事を始めてきついと思うこと

 

地方で仕事をすることのメリットとデメリット

 

地方でテレビの仕事をすることのメリットはなんといっても、いろんなことを早く覚えられるということではないでしょうか。

 

もちろん番組によりますから一概には言えませんが、

地方の場合はテレビ局の規模がキー局ほど大きくないので、雰囲気もアットホームで、スタッフを育てるという雰囲気が強いように思います。

 

地方の場合はいろんな仕事をさせてもらえるので、スキルアップは意外に早いかもしれません。

 

早い人は初年度から企画を出させてもらったりしています。(通るかどうかは別ですが)

 

逆にデメリットはというと、番組が少ないので、番組の種類が限られていて、内容もこじんまりとしがちでダイナミックな企画などはないかもしれません。

 

制作費もキー局ほどかけられませんので、大きな番組もほとんどありません。

 

地方局の場合は報道と、その局の顔とも言える情報番組で働くスタッフが最も多いと思います。

関連記事:ADでも仕事の企画が通ることがある

 

テレビ関係の仕事をしたいなら

 

弊社ライズプランニングは東京、と地方の両方に就業先があります。

地方は主に

  • 大阪
  • 名古屋
  • 札幌

などです。

 

就業先は各地のテレビ局の中で

主にディレクターとアシスタントディレクターさんです。

 

もし東京で働くか地方で働くか迷ったら、最初は地方からはじめてその後東京に行くという事もできます。

またその逆もあります。

 

東京にいたディレクターが、札幌に行くという事もありますし、

札幌で働いてしばらくしてから東京の番組に行きたいという希望で移動してもらう場合もあります。

 

また、最初は地方ではじめて、東京にいき、その後また地方に戻る、という事もできます。

 

その人に合った働き方を一緒に探していきたいと思っています。

 

テレビ関係の仕事にご興味がございましたら、下記フォーム、またはチャットよりお問い合わせください。

改めてこちらからご連絡させていただきます。

関連記事:地方のテレビ局に就職したいなら

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