弊社ライズプランニングは、テレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
今回は、テレビ業界でアシスタントディレクターとして働きたい!という方のために、
面接でよくある質問と、それに対してどのような回答をすればいいのか(どのような回答が求められているのか)ということを解説してみたいと思います。
弊社でも毎年多くの方の面接を行っています。

面接で重要なのは回答内容ではない
最初から出鼻を挫くようなことを言ってしまいますが笑
面接の質問に対する回答内容というのはさほど重要ではありません。
面接官が見ているのはコミュニケーションスキルがあるかどうか、というところです。
テレビ番組制作には多くの人間が携わります。
仕事が細分化されており、それぞれの担当者同士がしっかりとコミュニケーションをとって制作を進めていくことが求められます。
だからこそ、コミュニケーション能力がしっかりあるか、人と関わっていくことが上手かどうか、というところが見られているのです。
それらは大体、以下のようなポイントで見られています。
- 第一印象が良いか(服装や身だしなみ)
- 挨拶が元気にできるか
- 笑顔がどれくらい出るか
- 質問に対する答えが的確に返ってくるか
- 積極的に話をしようとするタイプか
特に「質問に対する答えが的確に返ってくるか」というところは意外と見落としがちなところで、
多くの就活生の方が「こういう質問がくることが多いから、こう答えよう」という回答を準備しがちです。
ですが、想定した質問と少し違う質問が来ても、用意してきた回答を無理矢理答えてしまうので、少し質問とずれた回答になってしまったりするんですね。
あまりガチガチに回答を用意しておかないで、できるだけその場の会話を楽しむようにした方が良いと思います。
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テレビADの面接で聞かれる質問
ではここからはテレビADの面接で聞かれる、よくある質問をご紹介したいと思います。
将来どんな番組を制作したいか
これはよくある典型的な質問です。
テレビ業界は常に新しいものを発信していかなくてはいけない場所です。
ですから、若い世代の発想力に大いに期待しています。
報道・情報番組は帯番組(月曜〜金曜の同じ時間帯に毎日放送している番組)も多いので、新人ADにも比較的早くからチャンスが巡ってきます。
新人のうちから企画の提出を求められることもあり、今年ADになったばかり、という方の企画が通ることも。
なのでこういった練習は早いうちからしておいても良いかもしれませんね。
そしてどんな番組を作りたいか、という質問で、普段どんなテレビを見ているのか、どれくらいテレビが好きなのかということが大体わかります。
これは熱量を知ることができる質問なのです。
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どんな番組が好きか
弊社でもこの質問はよくさせて頂きますが、
この時に出てくる番組がバラエティ番組やドラマだったりすると、弊社の場合は合格を出すのが難しくなります。
というのも、弊社は報道・情報番組がメインの制作会社だからです。
もちろんバラエティ番組など他のジャンルの番組も空きがある場合もありますが、
やはり「やりたい番組」に多く携わっていそうな制作会社に勤めた方が、面接を受ける方にとっても良いことなのではないかと思います。
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他にどんな企業を受けているか
弊社の場合は、他に全く違う業界の企業の面接を受けていても、それがマイナスになることはありません。
どのようなお仕事に興味があるのか、ということを聞くために、こういった質問もさせていただいております。
テレビ業界以外ですと、新聞社や広告代理店、映像制作会社などを同時に受けている方もいらっしゃいますね。
もちろんどの企業を受けてもご本人の自由なのですが、
どのような考えでどんな企業を受けているのか、ということは、「考え方の一貫性」という視点では見られていると思ったほうが良いと思います。
全く別の業界をバラバラに受けている、というような回答だと、あまり良い印象にはならないでしょう。
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逆質問もしてみると良い
最後に、面接官からの質問に答えるだけでなく、逆質問をしてみるのも良いと思います。
逆質問をすることによって積極性もアピールすることができますし、話が膨らんでコミュニケーション能力もアピールすることができるかもしれません。
純粋に、ご自身が気になったことを面接官に聞いてみると良いと思います。
「最後に何か質問はありませんか?」と締められることも多いですしね。
現場の人が感じる仕事のやりがいや楽しみ、面接官おすすめのテレビ番組などを聞いてみるのもおすすめです。
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