弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
ADは仕事中に急に必要になってくるものが多いので、ADバッグと呼ばれる小さめのバッグを持って仕事をしている人が多いです。
ADバッグにはどんなものを用意すればい良いのでしょうか?また何を入れておくと良いのでしょうか?
これからテレビ業界で働きたいと思っている方や、新人ADの方の参考になればと思い、まとめてみました!
ADバッグは黒、または暗めの色がおすすめ
ADやテレビ番組制作スタッフというのは基本的に黒や暗めの色の服を着ていることが多いです。
これには意図があって、鏡やガラスなどに反射してスタッフの姿が映ってしまった時に、明るい色の服装よりも黒や暗めの服装の方が目立ちにくいんですね。
コロナ時期はアクリル板を使用することも多かったので、特に反射などの写りこみは気にしないといけなかったのです。
そのため、ADバッグもなるべく黒、もしくは暗めの色のものをチョイスしましょう。
持ち物をある程度分類できるように、ポケットが多いものの方が使いやすいと思います。

テープ系

テープ系はバッグの取っ手のところに直接ぶら下げている人が多いですね。
こうしておくと必要になった時にすぐに使えます。
養生テープは必ずみんな持っています。ちょっとしたところを止めるのによく使われます。
養生テープは手でちぎれますが、ビニルテープだとちぎれないものもあるのでハサミも携帯している人が多いです。
使いやすさでいったら大きいハサミなのですが、コンパクトにして持ち歩きたいのであればペン型のハサミなどもあります。
黒ガムテ、白ガムテはバミリとして使うことが多いです。
バミリというのは立ち位置やものを置く場所をわかりやすくするために地面に直接テープを貼ることです。
T字に貼ったり、L字に貼ったりすることが多いですね。
下敷きなどにバミリ用のテープを切っておいて貼っておき、それを持っておくというADも多いです。
こうした準備をしておけば、バミリが必要な時にテープを切る手間を省くことができますからね。
またこの他にも銀ガムを持っている人もいますし、
粘着性が弱くて跡がつきにくいドラフティングテープを持っている人も多いです。
入る現場によって使うものは少し違ってきますので、仕事をしながら必要なものを揃えていく感じですね。

汗拭きシート
夏場なんかは特に汗がとまらなくて大変です。
人にもあげることができますので、数十枚入りのものを持っている人が多いですね。
ADはボロボロ、というイメージを持っている方もいると思いますが、人と一緒に働く現場ですので、身だしなみを整えることも大切です。一緒に働きたいと思ってもらえるようなADを目指しましょう。


プロッキーやマッキー
カンペなどを書いたりするのに使います。(下の画像は弊社グループスタッフが実際にカンペを出している時です)

ちなみにカンペはマルマンのスケッチブックが使われていることが多いです。
番組によってはカンペに色々な色が必要だったり、カンペ以外にも描くものが多くて、たくさんの種類のぷロッキーをバッグに忍ばせている、という人もいますね。

有線イヤホン
カメラで撮影をする時に音声がきちんと収録されているかどうかを確認するため、カメラにそのままイヤホンを挿して確認することがあります。
これは主に街録と言われる街頭インタビューによく行く人が必ず持っているものですね。
最近は無線のイヤホンが浸透しつつありますが、カメラの音声を確認する場合は有線でないと接続できませんので有線イヤホンが必要になります。

紐付きサイフ(私物とは別に)
私物の財布は当然持ち歩くと思いますが、仕事用の財布も別途持っておいた方が良いですね。
ロケに使用する食材等を含めた「取材費」を支払うことがあります。その際、自分の財布と一緒に管理すると煩雑になってしまうのでやめた方が良いです。
仮払いでもらったお金をなくしてしまうわけにはいかないので、紐付きを推奨しております。
紐付きであれば、バッグのどこかに結びつけること等ができます。「もしかしたら失くしてしまうかもしれない」と思いながら仕事にあたるのは大変なので、1つは持っておくと良いですね。

絆創膏
紙で指を切ってしまったり、細かい怪我をした時用に絆創膏を持っているADもいます。
女性ADが持っていることが多いですね。
ちなみに女性ADだと裁縫道具を持っている人もいます。
洋服などのほつれをすぐに直すことができる、というので持っているようですが、使用頻度はあまり高くはないようです。

モバイルバッテリー
スマホやパソコンなどを充電するためにモバイルバッテリーを持っている人も多いです。
スマホの充電ケーブルも合わせて持っていますね。
ただスマホの充電ケーブルは特に間違って人のを使ってしまったり、逆に使われてしまったりしてそのままになってしまうことが多く、ビニールテープを巻いたり名前を書いたりして工夫している人が多いです。

他の持ち物もそうですが、持ち物がなくならないように、自分の持ち物には名前を書くくせをつけると良いかもしれません。

