テレビ業界の裏話 PR

新人ADがディレクターになるために勉強しておくと得すること

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弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。

主に情報、報道番組の制作に携わっています。

今回は、これからADになる、あるいはADになったばかり、という人向けに勉強しておくと良いことをまとめてみたいと思います。

ADとしての勉強は現場に入ればいくらでもできると思いますが、今回ご紹介するのは「ディレクターになるために勉強しておくと良いこと」です。

ADがディレクターになるには、数年のAD経験が必要になります。

2年ほどでディレクターになる人もいれば、10年ADをやってもADのまま、という方もいるので、一概に「何年でディレクターになれる」と言うことはできません。

また携わる現場によっても異なってくるでしょう。

ADはディレクターから指示を受けて行動していれば良いですが、ディレクターになったら人に指示をして動かしていかなくていけません。

そのため、番組の全体像を把握する必要がありますし、頭の中に描いているイメージをどのように番組として形にしていくか、ということを考えていく必要があります。

多くの場合、ADとしてある程度経験を積んだら、周りのディレクターが

ディレクター

そろそろディレクター業務もやってみる?

と声をかけてくれて、周りのディレクターにファローしてもらいながらディレクター業務を始めることになると思います。

ディレクター試験のようなものがあるわけではなく、周りがディレクターとしてやっていけそうか、判断してくれるという感じですね。

ではディレクターになるために勉強しておいた方が良いこととはどのようなことなのでしょうか?

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編集のこと

ADでも簡単な編集作業を任されることは多々ありますが、ディレクターとして仕事をしていくなら必ず必要になるのが編集の知識です。

できればADになる前に、一度は映像を編集してみると良いです。

今はCapCutなどのアプリを使えば、無料でスマホでも映像の編集をすることができます。

私もCapCutは何度か使ったことがありますが、簡単な編集をするのであれば一通りのことができるようになっており、重宝しますね。

音楽もつけられますし、テロップを入れたり効果音をつけたりすることも可能です。

スマホでの映像編集でも構いませんので、一度は触ってみると良いでしょう。

弊社の採用でも映像編集経験をおうかがいしますが、CapCutを使われている方は多いです。

テレビ業界に入ったらPremiere Proを使うことが多くなると思いますが、

基本的にどの映像編集ソフトでもやれることは同じです。なので触ったことがあるかどうかというだけで、だいぶ編集に対する見方が違ってくると思います。

ディレクターになれば自らオフラインの編集を行うことになりますので、時間がある時に映像編集をやっておくと良いでしょう。

もちろん編集する映像はプライベートなものでも全然構いません。

関連記事:動画編集ソフトは何を使えばいい?制作会社が解説!

権利に関すること

テレビで放送をする映像に関しては、権利関係が非常に厳しくなります。

スポンサーが出資してテレビ番組の制作を行っていますので、これらの権利を侵害してしまうことで、最悪の場合、番組が終了してしまう事態を引き起こすことがあるでしょう。

そうならないためにも、どのような権利に配慮すればいいのか、何がNGなのか、ということを知っておくことがとても大切です。

これはADのうちから知っておいて損はないです。

仕事をしていく中で、時間がある時に先輩に話を聞いたりして学んでいくのも良いでしょう。

関連記事:【新人AD向け】報道・情報番組で使われる映像素材の取り扱い方

音周りのこと

映像を作る時に、音楽は必ず必要になるものです。

綺麗な映像が撮れたとしても、音が悪かったら映像を最後まで見てもらえなくなります。

なので、正しい知識を持って音を録る、ということもとても大切なことなのです。

また、先ほどの話と少し被りますが、音周りは権利も厳しいです。

使える音楽と使えない音楽があったり、どの音をチョイスするかで制作費が変わってきたりもします。

もちろんテレビの現場の場合は音周りのプロがスタッフとして入っていることが多いですが、

自分が担当しない部分の仕事は知らないままで良い、とはできません。

全てのスタッフの仕事をある程度理解できないと、ディレクターとして指示を出してチームで映像を作っていくことはできないのです。

関連記事:テレビ番組における効果音の役割

普段から学びの姿勢が求められる

テレビ番組制作の現場では常に学びの姿勢が求められます。

新しいものを発信していくのがテレビですから、それを作るスタッフは常に新しいものにアンテナを張っていなくてはいけません。

普段から使っている編集ツールなども、どんどんアップデートして新しい機能が実装されたりもします。

変わること、新しいものを恐れず、それらをすぐに吸収していける人が、ディレクターとしても活躍することができる人なのではないかなと思います。

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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