ADやカメラマンは番組制作に携わる上で、ロケに行く仕事があります。
スタジオと違って色々なシーンでロケがありますので、ロケ環境・状況に合わせた靴を持っている人が多いんですね。
実際にADやカメラマンが仕事の時に履いている靴について、解説していきたいと思います。
撮影時は基本身につけるものの色は黒
まず、靴も含めて、撮影の時は基本的にスタッフはみんな身につけるものの色は黒、もしくは暗めの色で統一します。
これは鏡やガラスなどに反射した自分の姿がなるべく映像に映り込まないようにするためです。
反射で映り込んでしまったとしても、派手な色を身につけていなければ、あまり目立たなくて済む、ということですね。
最近はコロナ禍でアクリル板を用いた撮影も増えました。
このアクリル板も反射でよく映り込みしてしまうものなので、撮影用に購入するのであれば、靴も黒、もしくは暗めの色にしておいた方が間違いないでしょう。
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ハイカットなど着脱しにくい靴はNG
こういったハイカット系の靴、可愛いですよね〜!
でもこういった靴はあまりADやカメラマンは仕事では履けません。
というのも、ロケ先で人の家に上がらせてもらう、だとか
土足厳禁の場所で撮影を行う、ということはよくあることです。
ですがこういった靴を履いてしまうと、着脱にすごく時間がかかってしまいます。
カメラマンなんかは特に、演者が家の中に入る、みたいなシーンで、演者の後を追いかけて撮影をしなくてはいけないのに、
靴が脱げなくて演者が先に行ってしまう…なんてことになったら最悪ですよね。
ということで基本は着脱しやすい靴を履いておいた方が良いでしょう。
こんな感じの、靴紐が無いタイプのシューズがおすすめです。
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革靴やブーツでロケは辛い
ロケは長時間に渡ることも多いです。
重い荷物を持ちながら何時間も歩いたり走ったりしなくてはいけない、ということも少なくありません。
お仕事っぽい革靴は一つ持っておくのも良いと思いますが、ロケでは絶対に無理です。
周りもみんな運動靴を履いていますので、ロケの時は運動靴にしましょう。
ブーツなどの硬い素材の靴もロケでは疲れてしまいますのでおすすめできません。
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柔らかく、クッション性のあるものがおすすめ
ロケで履くなら、柔らかくてクッション性のある靴がおすすめです。
ニューバランスなんかは履いている人が多いですね。
ぺったんこの靴よりは、少しソールがあって、クッション性がある靴の方が長時間歩きやすいと思います。
ナイキのエアマックスも中に空気が入っており、走った時なんかは特に跳ねるような感じがする適度な抵抗感があっておすすめですね。
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畑などのロケの時の靴
ロケでは畑など、泥がすごいところで撮影を行うこともあります。
そういったロケではトレッキングシューズのような、汚れに強いタイプの靴がおすすめです。
サロモンは靴のつま先の部分が反り返るような角度がついているものが多く、靴と地面の接地面が多いため、カメラマンも安定して撮影を行うことができ、人気のある靴です。
こういった山用などの靴の場合は防水の靴も多くありますので、ロケ内容に合わせて、こういった靴を履いていくと良いでしょう。
いつも履いている靴で畑ロケなどに行くと、汚れが落ちなくなってしまって、その靴が履けなくなってしまうということもありますので、
シーンに合わせていくつか靴は持っておいた方が良いかなと思います。
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雨の日や漁船ロケなど
雨の酷い日や漁船のロケなんかは、長靴でロケに行く、という人もいます。
長靴はどうしても硬い素材のものが多く、場所も大きくとってしまって持ち運びが難しいですが、この日本野鳥の会が出している長靴の素材は柔らかくて普通の靴と同じくらいのサイズまで小さくまとめることができます。
素材が柔らかいのでフィット感もあり、動きの多いADやカメラマンにもおすすめの靴です。
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今回はAD・カメラマンがロケ仕事の時に履いている靴について紹介してみました。
ぜひシーンに合わせて靴を履き替えてみてください!