弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
基本的にテレビ業界未経験の方が就業したら、最初はアシスタントディレクターとしてキャリアをスタートさせることになります。
レギュラーで放送しているテレビ番組の場合は、定例会議というものがあって、定期的に制作スタッフが集まって打ち合わせをしています。
もちろんADも参加するのですが、実際どんなことをやっているのか、そしてどんな苦労があるのか、ということを今回は解説してみたいと思います。
会議室の予約や準備はADのお仕事
対面で行う定例会議の場合は、テレビ局内や映像制作会社内の会議室を予約し、準備をするのはADのお仕事になります。
会議室をおさえる担当者は「部屋担」と言われることもあり、AD1年目の新人さんが任されることが多いですね。
定例会議で使用される資料を人数分用意したり、配ったり、というのもADの仕事です。
それから、定例会議中にホワイトボードで板書をしたり、議事録を取ったりするのもADの仕事です。
調べ物をしたり、企画案を出したりすることもありますので、新人ADだからといって気は抜けません。
弊社では、新人のADさんの企画が通り、レギュラーのコーナーになる、という事例もありました。
特に情報・報道番組の場合は番組の放送回数が多いこともあり、新人ADでも企画の提出を求められることもあります。
「どんなネタを扱ったら面白いか」ということをぜひ新人のうちからいつも考えておくようにしてみてください。
定例会議で話される内容としては、
- 番組全体の方針
- 進捗情報共有
- 全体に伝えなければならない告知の共有
などです。
定例会議以外にも、参加するスタッフの限られており、企画や番組構成を考える分科会や台本打ち合わせ、美術打ち合わせなどもあります。
基本的にはADはどの会議にも参加します。
最近ではリモートでの定例会議も多くなり、会議室を抑えたり資料を印刷したり、といった業務がなくなることも増えていますが、まだまだ対面での定例会議もありますね。
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耳だけ参加の人も増えている
最近はオンライン会議が増えたこともあり、
対面の会議でも耳だけ参加するオンライン勢が増えました。
耳のみ参加、っていう言い方面白いですよね笑
売れっ子作家さんは時間が限られているので、オンラインだけの参加だったり、
それからプロデューサーも現場に来ないで耳のみ参加、ということが多いですね。
ちなみに
- 作家
- プロデューサー
- ディレクター
は複数の番組を担当していることも多いです。
ディレクターは現場仕事が多いので、掛け持ちできる番組には限界がありますが、
作家やプロデューサーに関してはかなりの数の番組を掛け持ちしていることもあります。
そのため、耳のみ参加になることも多いというわけですね。
オンラインでできることが増えましたし、コロナ禍もあって、オンラインでやらざるを得なくなったこともあって、よりオンラインの波が加速したようなところもあります。
テレビ業界でも、コロナの影響は大きかったのです。
OA後の反応をチェック
実は、番組の定例会議では、OA後のSNSでの反応などを資料にまとめて、スタッフ全員で内容を確認したりすることもあります。
テレビ番組というのはとにかく視聴率が大事。そして視聴者の反応を見ながら数字を上げていくことがミッションです。
視聴率が下がれば、お金を出してくれるスポンサーが減り、番組は打ち切りになってしまいますからね。
SNSでの番組の感想に公式アカウントが反応することはあまりないかもしれませんが、
それでも、番組スタッフは一般の方の番組の感想を細かくチェックしています。
自分が携わったコーナーや企画についてSNS言及されているとやはり嬉しいものです。
弊社のスタッフからも、「世の中に届いていると実感できると嬉しい」という声をよく聞きます。
番組スタッフさんの励みにもなりますので、好きな番組があればぜひ、番組の感想をSNSで呟いてあげてください!
弊社では、テレビ業界未経験で業界に入られる方のために、プロユースのカメラを使った研修「STEP UPコース」をご用意しています。
「テレビ業界には興味はあるけど、自分にできるか心配。しっかり予習したい」という方のためのコースで、安心して現場に入っていただけるようサポート致します。