CM・広告の仕組み

AGシェアって何?テレビCMをする時に知っておきたいこと

テレビCMを出稿したい、と思った時

企業はまず広告代理店に連絡をすることになります。

 

テレビ局に連絡をするのではなく、テレビ局とスポンサー企業との橋渡しをする役割を担う広告代理店に連絡をするんですね。

 

広告代理店にスポットCMの見積もりを依頼すると、以下のような項目が返ってくると思います。

 

  • ○○テレビ[○○県]
  • 予算:150万円
  • パーコスト:15000円
  • 目安GRP:100GRP
  • AGシェア20%

 

特に初めてテレビCMの放送をしようという企業の方からすると、意味のわからない専門用語が並んでいる、と感じるかと思います。

広告業界はとにかく専門用語が多いですからね。

 

今回は見積もり段階でよくみられる「AGシェア」という言葉の意味について解説していきたいと思います。

 

CM投下量の指標、GRP

 

AGシェアという言葉の意味を説明する前に解説しなくてはいけないのが「GRP(延べ視聴率)」という言葉の意味です。

 

こちらもまた専門用語でややこしいのですが、

テレビCMはCMの投下量を測る指標としてGRP(延べ視聴率)というものを使っています。

 

これはCMを投下する番組の視聴率の総和を表しています。

例えば合計で5本のテレビCMを投下する時、

  • 視聴率10%の番組に1本
  • 視聴率5%の番組に3本
  • 視聴率3%の番組に1本

投下した場合は

10% × 1本 + 5% × 3本 + 3% × 1本 = 28GRP

ということになります。

 

このGRPという指標を使うことによって、テレビCMをどれくらい投下するのかという目安を計算することができるようになるんですね。

 

ちなみに1GRPの規模は地域によって異なります。

1GRPというのは視聴率1%のことを指しますが、

例えば東京を含む関東ローカル圏での視聴率1%と静岡県のみの視聴率1%だと、もともとの人口が全く違うので1GRPの規模が異なる、ということです。

 

視聴率1%(1GRP)あたりがいくらか、ということを指すパーコストがテレビ局によって違うのも、これが理由です。

関連記事:GRPとは?計算方法と目標値、CMを出す時にチェックするべきポイントを紹介

 

AGシェアとは

 

さて、本題の「AGシェア」という言葉の意味についてですが

AGシェアというのは全体のGRPのうち、Aタイムに投下されるテレビCMのシェア率を指します。

 

テレビ番組は時間帯によってランク付けがされており、

テレビ局や曜日によって変わってきますが、以下のようなランク付けが一般的です。

Aタイムはゴールデンタイムやプライムタイム、と呼ばれる時間帯で

1日の中でも一番視聴率の高い時間帯になります。

 

テレビCMを放送するのであれば、このAタイムでなるべくCMを放送してほしいですよね。

 

このAタイムにどれくらいCMが投下されるのか、ということを示しているのがAGシェアの割合なのです。

 

冒頭で記載した例のような場合は

AGシェア:20%

ということですから、全体の20%がAタイムで放送される、ということです。

目安GRPが100GRPなので、そのうち20GRPがAタイムの中で投下される、ということですね。

 

Aタイムで流れるテレビCMのGRPの総和をAGRPと呼ぶこともあります。

関連記事:テレビCMに関する広告用語を広告代理店が解説!

 

AGシェアはテレビ局によって違う

 

AGシェアの割合はテレビ局によって異なります。

 

AGシェアという算出方法ではなく

A単価という算出方法を使っているテレビ局もあります。

 

A単価は発注金額をAタイムの本数で割った金額のことを指します。

例えばA単価100万円だった場合は、300万円の出稿で3本Aタイムに流すことができる、という意味です。

もちろんこれは全体の本数ではなく、あくまでAタイム1本あたりにどれくらいの予算がかかるか、という指標です。

 

本数ではなく視聴率で計算することができる分、

A単価で算出するところよりAGシェアで算出することができるテレビ局の方が、より公平であると言えるかもしれません。

 

これはAタイムだけでなくCMをパーコストで考えるか、それとも単価で考えるか、ということでも同じことが言えます。

関連記事:CMの単価計算の意味とメリットデメリット

 

CM条件はテレビ局と企業の関係性によっても異なる

 

ちなみに、パーコストの値段やAGシェア率などのCM出稿条件は

テレビ局や時期によっても大きく異なりますが

テレビ局と企業のお付き合いの長さによっても変わってくるものです。

 

つまり、今までにたくさんテレビCMを出したことがある企業はコストもそれなりに安くなってくるし

サービスも増えてくるんですね。

 

なかなか初めてテレビCMをする企業にはわからないことも多く

条件的にも出稿歴の長い企業より難しい部分がありますが、

それだけテレビCMというのは長期的なスパンでやっている企業が多い、ということでもあります。

 

一度限りの広告よりも、長期的に投下していくことによって効果が出やすくなる広告媒体です。

まずは地方などからお試しでテレビCMをしていくと良いでしょう。

関連記事:CMのお試しをする際のおすすめプラン

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長倉 さやか
長倉 さやか
テレビの広告代理店「ライズアドバート」の長倉です。テレビでCMを打つ、となると身構えてしまう人がたくさんいると思います。でも実はテレビ広告はやり方によっては手軽に、そして楽しく挑戦してみることのできる広告です。テレビの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆していきます。

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