今回はキャットフードのテレビCMをする時にどんなことを考えたら良いのか、
テレビCMをメインに取り扱う広告代理店ライズアドバートが考察していきます。
キャットフードを選ぶ時の基準
まずは猫を飼っている人がどのような基準でキャットフードを選んでいるのか、というところを調べていきましょう。
【ぽぽねこ】キャットフードに関する意識調査レポートを発表!という記事によると、
キャットフードの購入時に重視することは
- 安全性が高い、または高そう(54.5%)
- 原材料が明確であること(47.3%)
- 信頼できるブランドであること(40.7%)
- (中略)
- 価格が安いこと(12.5%)
という結果が出ていました。
猫ちゃんは飼い主さんにとっては家族ですから、やっぱり安心して食べることができるものを優先して選んでいる、ということがよくわかるアンケート結果ですね!
価格よりも、安心して食べられる、信頼のおけるブランドである、といことが重視されていることがわかります。
ブランド力を向上させるためにはテレビCMはとても相性の良い媒体です。
というのも、テレビCMをするためには考査と呼ばれる審査のようなものが必要になります。
きちんとした企業であるかどうかを見られる業態考査と、
視聴者に誤解を与える表現が使われていないかどうかを見られる表現考査があり、
こちらのどちらも通過しないと、テレビCMを実際に放送することができません。
公共性の高いメディアであるため、視聴者の信頼を裏切らないような仕組みが作られており、
「テレビでCMが流れている」ということが無意識的に「安全だ」と視聴者に思ってもらえるようになっている要因でもあります。
特に高齢者層はテレビCMへの信頼が厚く、ペットを飼われている方も多いですから、テレビCM出稿の高い効果が期待できます。
関連記事:テレビCMの効果には「信頼」もある
購入手段に合わせて導線を考える
同アンケートによると、
キャットフードの購入手段としては、
- ネットショップ(56.5%)
- ホームセンター・スーパー・ドラッグストアなどの量販店(27.4%)
- 動物病院(7.7%)
- ペットショップ(7.2%)
といった結果になっていました。
多くの方がネットショップでキャットフードを購入していることがわかりますね
基本的にキャットフードは重いですし、定期的な購入が必要になるので、ネットで購入して自宅に届いて、定期的に届いて、定期便にすることで割引もきいて…というのが一番ユーザーとって購入しやすい方法なのだと思います。
そのため、テレビCMを放送する際は、放送前に購入導線をしっかりと見直して整えておくことが大切ですね。
また、テレビCMのぶら下がり(一番最後のカット)の部分で「〇〇で検索」のようにネットへの誘導をつけるか、
商品名をわかりやすいもの、覚えやすいものにする、といった工夫も必要かと思います。
テレビCM放送と同時に、ウェブCMも流すことで効果をより高められるでしょう。
関連記事:テレビCM制作と一緒にウェブCM用も制作!賢く素材を作っておく方法
ペット飼育率の高いエリアを狙う
犬・猫飼育頭数を県別で調べてみたという記事によると、
人口に対して犬猫が多い都道府県は
- 岐阜県
- 三重県
- 岩手県
- 香川県
- 山梨県
- 高知県
となっていました。
ちなみに飼育頭数のみで見ると
- 東京都
- 神奈川県
- 愛知県
- 大阪府
- 埼玉県
と、やはり人口にある程度比例していることがわかりますね。
テレビCMの場合は視聴可能人口に比例して放送料も高くなっていくような仕組みになっていますので、
最初から首都圏で放送するのは予算的に難しい、という場合は、人口に対する飼育率が高いエリアの中から選んで放送するのでも良いのではないかと思います。
- 関東
- 関西
- 中部
エリアに関してはどうしても放送料が高くになりますが、
地方のローカル局の場合は100万円以下でも出稿することができるテレビ局が多いです。
まずは試験的に、そういったエリアで放送を始めてみるのも良いかもしれません。
また、どうしても関東で、ということでしたら、独立局のTOKYO MXなどで放送するのも良いと思います。
独立局であればかなり費用を抑えて首都圏で放送することが可能です。
関連記事:テレビCM、100万円あったらどんなことができる?
動物関連番組に出稿する
キャットフードの場合は、「猫を飼っている人」というターゲティングがすでにあるので、
動物関連番組のスポンサーとなって、番組内でテレビCMが流れる形にすると、より高い効果が期待できるのではないかと思います。
テレビCMは、時間帯を指定してその時間帯の中で番組問わずランダムにテレビCMをするスポットCMというやり方が最初は多いのですが、
特定番組のスポンサーになってテレビCMをした方が良い商材の場合は、タイムCMと呼ばれる、特定番組のスポンサーになってその番組内でテレビCMを放送するやり方がおすすめです。
関連記事:テレビCMの目的に合わせてタイムCMかスポットCMかを選ぶ
弊社ライズアドバートではCM目的やご予算に合わせて広告プランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。