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ケーブルテレビでCMを放送!その仕組みとメリットデメリットを解説

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弊社ライズアドバートはテレビCMを中心とした広告代理店です。

今回はケーブルテレビでテレビCMをする場合に考えるべきことについて解説していきたいと思います。

 

テレビと言うと地上波のテレビが真っ先に思いつくかと思いますが、ケーブルテレビも使い方によってはターゲットとマッチさせやすい媒体だと思われます。

 

ケーブルテレビを見ている人はどんな人?

 

まずケーブルテレビというものに馴染みがない人もいると思います。

ケーブルテレビは普通のテレビとどのように違うのかと言うと、

一般的なテレビが電波を受信して見られるのに対して、ケーブルテレビはケーブルを引っ張ってきて有線で見ているテレビになります。

  • 山間部
  • 空港
  • 鉄道
  • 送電線
  • ゴルフ練習場
  • 軍隊基地
  • 大型ビル

等による電波障害対策を含む難視聴地域でケーブルテレビが使用されていることが多いです。

地上波のテレビ放送やBS・CSテレビの再送信をする他に、自主制作している個別チャンネルを放送しているケーブルテレビ局もあります。

 

例えば地上波で放送するのも難しいスポーツ番組の中継や、地元地域に密着したテレビ番組などが放送されていることが多く、

特に趣味を深掘りするような専門チャンネルが視聴者には人気が高いようです。

地域密着型の番組ばかりというイメージがあるかもしれませんが、ケーブルテレビの中でも大手のJ:COMではJ:COM全てのエリアで放送することができる枠もあります。

この場合札幌、仙台、関東、関西、西日本で一斉に放送することは可能で視聴可能世帯数は2019年3月現在で1383万世帯となっています。

視聴者層としてはJ:COMの公開している属性データを参照すると、30代後半以上の中高年層が多く、職業としては経営・管理職といったエグゼクティブな層と主婦が多いことが目立ちます。

 

趣味に多くお金をかけている人が多く、年収も高い人がケーブルテレビを使っていることがよくわかります。

 

ケーブルテレビを使わないとテレビを見られない地域でケーブルテレビが始まったのは確かだと思いますが、

現在のケーブルテレビの使われ方としてはそれにプラスして「趣味の情報収集のためにケーブルテレビを契約している」という人もいるのでしょう。

普通のテレビは見られるのに、わざわざケーブルテレビを契約しているということを考えると年収が高い人が利用しているというのも頷けます。

関連記事:ケーブルテレビとは。普通のテレビとどう違う?

 

ケーブルテレビでのCM出稿

 

先ほどお話ししたJ:COMすべてのエリアでCMを放送する場合は15秒だと一本65,000円となっています。

逆にかなり狭い地域を指定することもできて、東京の港・新宿エリアに放送する場合は15秒が2,500円です。

 

関東キー局でテレビCMはやろうとすると最低でも500万円ほどは予算が必要になってくることを考えると、かなり価格帯的に安くテレビCMを放送することができると言えるでしょう。

 

またケーブルテレビの場合はテレビショッピングなどを行うこともできます。

持ち込み番組という形になりますが放送枠を30分や1時間という単位で購入し、そこで放送をするわけです。

 

どうしてもこういった長尺番組で持ち込みとなると地上波ではやりにくい風潮になってきています。

限られた番組編成の中で番組を作っている地上波だと、テレビショッピングがなかなかやりにくくて、商品紹介をするにしても5分番組で行ったり、情報ワイド番組などで紹介するというのが限界だと言えるでしょう。

 

いわゆるよくイメージされるようなテレビショッピングをやるのであればケーブルテレビはおすすめです。

関連記事:テレビショッピングの効果は本当にあるのか?

 

ケーブルテレビでCM放送をするメリット

 

視聴継続時間が長い

 

ケーブルテレビに加入している人は自分の好きな趣味を深掘りするための専門チャンネルを見ていたり、特定の情報を得るために契約をしていることが多いです。

またケーブルテレビではシリーズものの一挙放送なども多いので、視聴継続時間が一般的なテレビに比べると長い傾向があります。

 

長くテレビを見てもらえるということはそれだけ広告に接触する機会も多くなるということです。

これはテレビCM出稿するスポンサー企業からすると大きなメリットだと言えるでしょう。

 

ターゲティングしやすい

 

専門チャンネルなどを多く有しているケーブルテレビの場合はターゲティングもしやすくなります。

野球の中継を多くやっているチャンネルだったり、ゴルフ番組をずっとやっているチャンネルだったり…

 

そういったチャンネルであれば、どのような視聴者層が見ているのかということを推測しやすいので、逆に商品を販売するためにはどの番組でCMをすればいいのかということがわかりやすいでしょう。

 

安い

 

一般的なテレビに比べるとケーブルテレビでのCM出稿というのはとても金額が安くなります。

まずはケーブルテレビでのCMから始めてみようというやり方でも良いのではないでしょうか。

関連記事:CMの出稿金額目安を地域別に紹介します

 

ケーブルテレビでCM放送をするデメリット

 

視聴人口・視聴率は高くない

 

一般的なテレビとは違いケーブルテレビの場合は、ケーブルテレビと契約をしている世帯でしか視聴することができませんので、

視聴可能世帯数と呼ばれる、「番組を見られる人」がまず少ないです。

 

さらに、チャンネルもたくさんあるので視聴率も高くはありません。

その代わりターゲティングがしやすいという感じですね。

 

逆に、新規顧客を広げたいのでなるべく多くの人にCMを見てもらいたいという場合はケーブルテレビはあまり向かないかもしれません。

 

地上波よりはブランド力が弱い

 

視聴可能世帯数が少ないというのもありますし、誰でも見られるのがケーブルテレビというわけではないのでどうしても地上波に比べるとブランド力が弱くなります。

 

とはいえテレビでCMを放送したことがあるという実績を持つことはできますので、実績重視でテレビCMを放送する場合はケーブルテレビの方が価格も安いですし良いかもしれません。

 

対応が柔軟

 

地上波テレビ局に比べるとケーブルテレビの方が対応が柔軟です。

どうしても放送できる枠が決まりすぎている地上波に比べるとケーブルテレビの方が枠も取りやすいですし、柔軟な対応が期待できます。

まずはCMをどのような目的で行うのかということから明確にした上で、どのテレビ局で放送するのかということを考えてみると良いかと思います。

関連記事:CMをする時のテレビ局の選び方

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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