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地上デジタル放送とは?アナログ放送と何が変わった?

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平成23年(2011年)に地上アナログ放送が終了し、地上デジタル放送に完全移行されました。

最初に移行か外資されたのが平成15年(2003年)だったので、8年間の移行期間がありましたが、その期間でテレビ機器も地デジ対応のものに買い替えたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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当時、「地デジ化されます!」というテレビCMもたくさん流れていたように思います…!

今回はこの地上デジタル放送について、解説してみたいと思います。

アナログからデジタル、何が変わった?

地上デジタル放送に切り替わる前、テレビはアナログ放送という放送の仕方をしていました。

アナログ放送から地デジに変わることによって、具体的に何が変わったのでしょうか?

ゴーストや雑音がなくなり、高品質になった

アナログ放送の時は当たり前のようにあったゴーストや雑音というものがなくなり、より高品質なテレビ番組を見られるようになったのが地上デジタル放送です。

アナログ放送ではテレビ番組が受信される時に、雑音で映像音声が劣化したり、高い建物などの影響で反射によるゴーストが起こることがありました。

アナログ放送時代の1チャンネル分の電波でデジタルハイビジョンで放送することができ、このデジタルハイビジョンはCDと同レベルの高品質で、その場にいるような臨場感と迫力が味わえます。

さらにデジタルハイビジョン放送1チャンネル分で原稿のアナログテレビ放送と同等の標準画質の2〜3番組を同時に放送することができるようにもなりました。

たとえばスポーツ中継の延長時に、メインチャンネルで時間通りドラマを放送しながら、サブチャンネルでスポーツ中継を引き続き楽しむ、ということが可能になったんですね。

高齢者や障害のある方にも楽しめるように

今では当たり前のように字幕放送が見られていますが、これは地デジになったことによって享受できるようになったサービスです。

字幕放送とは、セリフやコメントを文字テロップで表示するサービスです。

病院や空港など、テレビの音が消されていたり、小さく点けてあるような場所でも、字幕が出ることによって内容を理解できるようになっていますよね。

字幕放送を見るのに、アナログ放送の時は特別なアダプターが必要でした。

デジタルテレビ放送では、字幕放送が受信機の標準機能となったのです。

さらに、ドラマなどの筋書きを音声で紹介する解説放送や、

アナウンサーの声をゆっくりしたスピードで聞くことができる話速変換装置をな以上した地上デジタルテレビも登場しており、

高齢者や障害のある方もテレビをより楽しめるように変化しました。

テレビ以外のコンテンツも充実した

地デジになったことで、リモコンのボタンを押すだけで

  • ニュース
  • 気象情報
  • 交通情報

など、便利な情報を見たい時にいつでも見ることができるようになりました。

さらに番組内容と連動しているデータ放送が行われていることもあり、たとえばドラマの放送で、番組を見ながらあらすじや登場人物を確認したりすることができるようになりました。

視聴者が番組に参加できるようになった

地デジになったことで、リモコン操作によって視聴者が番組に参加でできるようにも変わりました。

これによって視聴者参加型の番組、たとえばクイズやリクエスト番組などが増えました。

よく番組の中で「視聴者の方の投票は〜?」なんて言っているものがありますよね。

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地デジ放送用のアンテナ

地上デジタル放送が始まったことで、アンテナも地デジに対応したUHFアンテナに取り換えた方もいらっしゃるかと思います。

以前使用されていたアナログアンテナはVHFアンテナで、現在の地デジに対応しているUHFアンテナとは受信する電波域が異なっています。

地デジに対応しているアンテナは、

  • 八木式アンテナ(魚の骨のような見た目で、もっとも受信能力に優れている、UHFアンテナと呼ばれることも)
  • デザインアンテナ(箱状でデザイン生が高いが電波のようわい地域では設置不可)
  • ユニコーンアンテナ(UHFアンテナとデザインアンテナの良い所どり)
  • 室内アンテナ(性能が高くないが屋外にアンテナを取り付けられない場合の代替法)

この4種類となります。

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12セグとワンセグの違い

地デジは通常12セグで放送されており、これは1秒間に30フレームの映像を受信することができるので、綺麗で迫力のある映像を楽しむことができます。

スポーツなどの激しい映像や、映画など細部までこだわって見たい時はより見やすくなったと言えるでしょう。

それに対してワンセグは1秒間に15フレームしかなく、12セグに比べると荒い映像となります。

ですが、12セグに比べて弱い電波でも受信できるため、広いエリアで受信できます。

電波を受信しにくいエリアでもワンセグ視聴が可能で、ニュース番組など緊急時の情報をしっかり受信できるんですね。

ワンセグが出た頃はワンセグ搭載の携帯端末が一気に増えましたが、今は動画サービスの普及などにより、製品数は減っているそうです。

ワンセグの放送自体は廃止されていませんので、対応機器を使用すれば視聴可能です。

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ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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