弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は調味料などのCMをする時にどのようなことを考えればいいのか、どのようにしてテレビCMを放送する条件を決めればいいのか、ということを解説していきたいと思います。
よく見られている調味料カテゴリーのCM
TVISION INSIGHTS株式会社の「ブランド別 2019年CM視聴質ランキング(調味料)」という調査によると、調味料カテゴリーでよく見られているCMは以下のようなランキングになっていました。
- コンソメ(味の素)
- カンタン酢(ミツカン)
- ほんだし(味の素)
- 〆まで美味しい(ミツカン)
- だしのきいたまろやかなお酢(創味食品)
- 味ぽん(ミツカン)
- ヨーグルト黒酢(ミツカン)
- リケンのノンオイル(理研ビタミン)
- クックドゥ(味の素)
- 焼肉のたれ(日本食研)
(以下略)
見事1位に輝いたコンソメですが、こちらのCMは特定の番組のスポンサーとなってCMを放送するタイムCMで出稿されており、
CM本数は少なかったものの、春・秋・冬と長期間にわたってCMが放送されていたようです。
このような結果から、季節性の伴わない調味料に関しては、年間を通して根気強く、長期的にCMを放送する、ということが効果的なのではないか、と感じます。
関連記事:テレビCMの種類!スポットにタイムにSAS、それ以外のやり方も
使うシーンをイメージしてもらえるようなCM作り
調味料系のCMでよく見られる表現として「簡単に調理できる」というものです。
やはりこういった調味料関連商品というのはターゲットとなるのが子育てをする母親世代。(F2層)
自身も働きながら子育てをしている方が多くなりましたので、簡単に手早く料理を作ることができる、というのがとても重要になってきているのだと思います。
私も日々料理をしていると、どうしても「すぐ作れる」ということに一番重きを置いてしまいます。
忙しい中で料理をすると、それが一番最重要になりますよね…!
そこでCMを制作する時は、いかに「この調味料を使うとこんなことができるのか」ということをイメージしてもらえるか、ということが大切になってきます。
例えば、
- 仕事から帰ってきて時間がない中でもお肉を焼く時に入れるだけで一品になる
- 混ぜるだけで完成
- 子供でもできる
というような表現があると、「うちの場合…」とイメージがしやすくなりますね。
さらに最近は健康意識もとても高まってきていますので、
- 添加物不使用
- 身体にやさしい
- 健康的
といった部分もアピールできると、「簡単に作れるけど身体にも良い」という一石二鳥感が出て良いかと思います。
CMは新規で撮影を行って制作をする場合は最低でも制作費は100万円程度かかってきます。
そこにどのようなタレントさんを起用するか、特殊な撮影が必要かどうか、で金額がさらに変わります。
食品系のCMの場合は、フードスタイリストさんを依頼した方が良いでしょう。
CMはタイムCMがおすすめ
先ほどもお話ししたように、ターゲット層が子育てをする親世代、と限られていますので、
本数が多く、広くリーチさせることができるスポットCMよりもタイムCMでピンポイントに、毎週同じ番組の中で長くCMを放送する、という方があっているように思います。
もちろん初めてのテレビCMで最初からタイムCM、というのは難しいかもしれませんから、最初はスポットでCMを放送し、様子を見てみるのもありです。
タイムCMで放送を行うのであれば、子育てしている母親世代が見る時間帯にピンポイントでCMをあてていきたいですよね。
- 朝の情報番組
- 土日朝の子供向け番組
- 夜少し遅めのバラエティ番組
などが相性が良いかと思います。
中でも朝の情報番組に関しては、意外と出稿金額が安く済むケースも多いです。
こういった枠で、長期的にCMを放送していく、という方法が良いのではないかと思います。
関連記事:朝の時間にCMをする!ターゲット層や期待できる効果は?
CMエリアについて
都道府県別統計とランキングで見る県民性というサイトの都道府県別外食費用ランキングを見てみると、外食費用を多く使う都道府県上位が
- 東京都
- 愛知県
- 神奈川県
- 埼玉県
- 岐阜県
となっています。
逆にこのランキングの下位の方は、
- 43位山口県
- 44位秋田県
- 45位沖縄県
- 46位鳥取県
- 47位青森県
となっています。
これら、外食費をあまりかけないエリアは、逆を言えば自炊が多い、とも言えますから、
まずはこういったエリアから始めてみるのも良いかもしれません。
地方エリアであれば、CM放送料金は数十万円程度からスタートすることができます。
複数のエリアで同じ期間、同じような条件で放送してみてABテストを行い、反応の良いところで継続してCMを放送する、という方法も良いかと思います。
商品やターゲットに合わせてご提案させていただくことも可能です。
関連記事:テレビCMは効果ない?しっかり検証するためにおすすめなABテスト
お気軽にお問い合わせください!
