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CM1本の値段はいくら?放送する時の料金の考え方

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テレビCMの放送を検討している企業の方は、テレビCMを放送するのにどれくらいの料金がかかるのかというところが気になるところだと思います。

テレビCMの数え方は1本2本という数え方だと思われる方が多いのですが

実はテレビCMを放送する場合は1本2本という数え方ではなく、視聴率1%あたりで計算をします。

この考え方が少し複雑で分かりにくいため、テレビCM1本あたりの値段はどのように計算されるのかということを踏まえつつ解説していきたいと思います。

CMの値段はパーコストで決まる

前述したとおりテレビCMの値段は視聴率1%当たりの値段で計算されます。

というのも例えば視聴率10%の番組の中で放送されるテレビCM1本と視聴率3%の番組の中で放送されるテレビCM1本の値段が同じでは不公平と考えられるからです。

同じ1本でも視聴率10%の番組の中で放送されるテレビCMの方が視聴率3%の番組の中で放送されるテレビCMよりも値段が高くなっているということですね。

CM業界では視聴率1%あたりの値段をパーコストと呼んでいます。

また一口にTV局と言っても全てのテレビ局は同じ系列局であったとしても別会社という扱いになっています。

そのためテレビ局によってパーコストが異なるんですね。

テレビ局によって放送エリアも違いますから視聴率1%あたりの影響力が全然違うということです。

さらに同じエリア内でも複数のテレビ局がありますが、どの局を選ぶかによってさらにパーコストが変わってきます。

同じエリアのテレビ局であればそこまでコストが開くことはありませんが、

それでもテレビ局によってサービス内容が違ったり、放送している番組のカラーなどもありますので放送局も慎重に選ばなくてはいけません。

大まかなエリアの目星がついたら、そのエリア内でいくつかのテレビ局をピックアップし

パーコストで比較していくのが一般的です。

関連記事:CMの費用はパーコストで決まる

CM1本あたりの値段相場

テレビCMの値段の指標がパーコストだというお話をしましたが、なかなかそれだとイメージがしにくいという方も多いと思うので

だいたいCM1本あたりの値段相場がどれくらいになるのかということをエリアごとにご紹介してみたいと思います。

パーコストは時期によっても変動しますし、局によっても異なるので
あくまで参考程度の数字にはなります、ご承知おきください。

関東エリア

関東エリアでテレビCMを放送する場合は東京キー局を使用します。

  • 日本テレビ(NTV)
  • 東京放送(TBS)
  • フジテレビ(CX)
  • テレビ朝日(EX)
  • テレビ東京(TX)

この5局で、これらは関東全域に放送エリアがまたがっている広域圏です。

人口の一番多いエリアになるので料金も一番高くなります。

東京キー局のパーコストは12万円から14万円が平均で、全体の平均視聴率が6%前後となっています。

これらの数字を総合して考えるとCM1本あたりの料金は70万円から90万円前後となります。

関東エリアでテレビCMを放送するのであれば少なくとも500万円、できれば1000万円ほど予算があった方が効果検証しやすいと思います。

関連記事:関東でテレビCMを流したい!予算はいくらくらい?どんな流し方があるの?

静岡エリア

エリア的に一番大きいのは関東エリアで全国放送する前のステップとして使われやすいですが、テレビCMを初めて放送する企業によく使われるのは静岡エリアです。

かなり良心的な値段でテレビCMを放送することができるというのと、山もあって海もあり、平均的な気温の静岡エリアは日本の縮図と呼ばれるエリアで

効果検証をしやすい場所でもあるからです。

静岡エリアの場合は以下のテレビ局の中から局を選ぶことになります。

  • 静岡第一テレビ(SDT)
  • 静岡放送(SBS)
  • テレビ静岡(SUT)
  • 静岡朝日テレビ(SATV)

パーコストが3000円から4000円で、視聴率平均が7%前後になるのでテレビCM1本あたりの値段は2万円から3万円程度になります。

静岡エリアの場合は50万円〜100万円前後からテレビCMの放送を始めてみる企業が多いです。

関連記事:静岡でテレビCMをする際のおすすめプラン、予算の目安は?

投下量の目安はGRPで測る

テレビCMをどれぐらい放送したら反響を得られるのかということを測る指標としてGRP(延べ視聴率)というものが使われます。

これは放送する枠の視聴率を単純に足していった数字で、例えば

  • 視聴率15%の枠でテレビCMを1本
  • 視聴率7%の枠でテレビCMを2本
  • 視聴率3%の枠でテレビCMを10本

放送した場合は、15×1+7×2+3×10で59GRPになります。

100GRPが延べ視聴率100%という意味なので、放送エリア全体の視聴が可能な人たちが一人一回テレビCMを見たと言う値になります。

もちろん誤差はあるのですが、テレビCMを覚えてもらうためには同じCMを3回見てもらう必要があると言われており、そのために目指すべき数字は300GRPです。

誤差を含めてよく目指される数字が400GRPとなっています。

とはいえ最初から400GRPを目指すのは大変なので、大体100GRP前後で試してみてABテストをしていくことが多いです。

関連記事:GRPとは?計算方法と目標値、CMを出す時にチェックするべきポイントを紹介

CM閑散期などはさらにパーコストが安くなったりする場合もありますので季節によって料金も異なってきます。

詳しいことはお気軽にお問い合わせください。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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