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CM放送枠の選び方!広告代理店が解説する効率的なやり方とは?

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テレビCMを放送するときはどの時間帯でどのように放送するかということを考えなくてはいけません。

CMの放送枠を獲得する時にどうやったら効率的に放送できるのか、ということは過去の事例を含めて広告代理店である弊社ライズアドバートの目線で解説していきたいと思います。

 

ターゲット層を明確にする

 

今すぐCMのターゲット層を明確にするということが大切です。

CMを制作している段階である程度明確になっているとは思うのですが、

  • 性別
  • 年代
  • 職業
  • どのような家庭でどのポジションか
  • どの時間帯に誰とテレビを見ているか

など、具体的に人物像を思い浮かべられるようになるくらい明確にしていた方が良いと思います。

年齢と性別だけではターゲティングしきれない部分もあります。

どのような気持ちでCMを見ているのかということまで考えられて初めて、どのようにリーチさせるかということが考えられるのだと思います。

とにかくなるべく具体的に人物像を考えていきましょう。

関連記事:売れるCMを作るためにはターゲットの設定が重要

 

ターゲット層から時間帯を決める

 

ターゲット層がこれ以上明確にできないというところまで分析できたら、次はそのターゲット層から逆算して放送の時間帯を考えていきます。

できれば何時から何時頃にテレビを見ているだろうというところまで想定したいところです。

テレビ局には何時から何時の間で放送したいというところを具体的に伝えることができますので、時間帯は「朝」や「夜」と言ったざっくりしたものではなく、できるだけ時間の数字が分かった方が良いです。

逆に放送するテレビ局が決まっているのであればそのテレビ局の視聴時間帯を指定してどのような層がテレビを見ているかということをテレビ局に聞くことも可能です。

どうしてもターゲットにあった時間帯がわからないのであれば、ターゲット層を伝えるとそれに合った時間帯をテレビ局が提案してくれることもあります。

関連記事:テレビCMやネット広告はどの時間に見られる?時間帯ターゲティングの方法

 

放送枠の取り方、スポットとタイム

テレビCMの放送枠の取り方は大きく分けて

  • スポット
  • タイム

という二つの取り方があります。

スポットというのは時間帯を指定して、その時間帯の中でランダムにCMを放送していく方法です。

それに対してタイムというのは提供CMとも呼ばれるもので、特定の番組のスポンサーとなってその番組の中で毎週同じ時間帯にテレビCMを放送するやり方になります。

初めてテレビCMをするという場合はスポットCMを選択される企業様が多いです。

というのも特定の番組のスポンサーとなるタイムCMでは番組編成の影響を大きく受けます。

すでに競合他社がその番組のスポンサーとなっている場合はスポンサーに入ることはできませんし、そもそもスポンサー枠に空きがないということもあります。

また基本的にはその番組のスポンサーとして入るので、できれば2クール(6ヶ月)は提供をしなくてはいけないものです。(中には1クールや単月で出稿できる番組もあります)

つまり月額数十万円や数百万円の番組でも、6ヶ月提供するとなるとそれなりに金額が高くなってくるということなのです。

予算が決まっていて短期間で放送したいという場合はスポットCMの方がスケジュールもとりやすく、おすすめです。

関連記事:タイムCMとスポットCMの違い。どちらを選べばいいの?

 

放送枠獲得の例

 

それではここからは各種事例をもとに放送枠の獲得をどのように行ったかということを紹介してみたいと思います。

主婦層をターゲットとした朝の時間帯

 

主婦層をターゲットとしたテレビCMでは、朝の情報番組のタイムCMを行いました。

情報番組は信頼性が高いですし毎朝同じ番組を見ているという方も多いので提供に入ることによって同じ人たちに同じCMを何度も見てもらって印象を強く持ってもらうということが可能です。

またそれと並行して同じエリアの別の曲でスポットCMをコの字(平日朝、夜と土日全部)で流しました。

短期間で同じ人に複数回数CMを見てもらうことができる効率的な放送の仕方だったと思います。

関連記事:朝の時間にCMをする!ターゲット層や期待できる効果は?

求人を目的としたコの字

 

求人を目的としたテレビCMの時は2ヶ月ほど期間を取ってコの字で放送をしました。

こちらでは同じエリアで二つの局を使っています。

期間を長くとることによって、広く認知してもらうことを目的としたテレビCMです。

複数局使うことによってリーチ数を増やしたのと、テレビCMの種類もAパターンとBパターンで2種類作りました。

ストーリーやカットはどちらも同じものなのですがAパターンは実写、Bパターンはイラストで制作をするという変わった制作の仕方だったので印象に残りやすかったと思います。

関連記事:テレビCM効果を高めるために複数パターンの素材を制作する

とにかく放送本数を目指す全日

 

スポットの場合は時間帯を指定しない全日というやり方が一番コストとしては安くなります。

会社のブランド力を高めるために広く、色々な層にリーチをさせたいという場合で、朝夜、深夜など関わらずとにかく本数を多く放送しました。

放送実績を作る、1本のみ取り

 

「テレビCMの放送をしたことがあります」という実績を作るために放送を一本だけするというやり方もあります。

せっかくCM素材を作って一本しか放送しないのは少しもったいない気はしますが、いっぽんでもCMを放送すればCM放送実績としては掲載することができますので費用対効果は高いのではないでしょうか。

ただなるべくコストを安く仕上げるのであれば制作にあまりお金がかけられないという難点はあるでしょう。

東京キー局であってもSASという1本からCM放送枠を購入することができるサービスが始まりましたので、こういったやり方も有効だと思います。

ターゲット層やCMの目的に合わせて放送枠のご提案をさせて頂きますのでお気軽にご相談ください。

関連記事:テレビCMを1本から放送できるSAS!値段はいくらくらい?

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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