広告を展開する時に、マーケティング的視点を持つことはとても大切です。
弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回はテレビCMを放送する時に考えるべきマーケティング戦略と、テレビCMだからこそ期待できる効果について解説してみたいと思います。
テレビという媒体の特徴
まずテレビCMを放送する時に、テレビという媒体がどのような特徴がある媒体なのか、ということを理解しておいた方が良いと思います。
それを理解した上で、他の広告媒体とは違う戦略を練っていきましょう。
広く認知される媒体
テレビは広く多くの人に見てもらうことができる媒体です。
テレビの視聴率1%という数字がどのような意味を持っているのかを解説した記事がありますのでそちらもぜひ参考にしてみてください。
例えば、
- 新商品を出すのでまずは認知してもらいたい
- 会社名を覚えてほしい
- 話題性を作りたい
というような場合に、テレビCMは適しています。
瞬間的に多くの人にリーチさせることを得意としているのがテレビです。
受動的に届けられる広告
例えばインターネット広告は、ユーザーがまず意思を持って検索をする、という行為を行わないと広告をリーチさせることができません。
検索を行ったキーワードに対して、興味がありそうなものをリスティング広告と呼ばれる検索結果の上部に表示させたり、
サイトページの中でGoogleアドセンス広告などを使って表示させたりするのです。
ですが、テレビCMの場合はテレビさえついていれば見てもらうことが可能です。
全く興味がなかった、という人にも興味を持ってもらうこと可能なのがテレビの強みです。
そのため、
- 新規顧客の獲得をしたい
- 幅広い年齢層にリーチさせたい
という場合に最適なのがテレビCMです。
ブランド力のある媒体
テレビCMは誰もが簡単に放送できるものではありません。
テレビCMを行う時は考査と呼ばれる審査のようなものを必ず通す必要があります。
この考査にも
- 業態考査
- 表現考査
という2つの考査があります。
業態考査はその企業がきちんとした企業であるかどうかを見る考査です。
過去に何かしらの事件などを起こしているとテレビCMを放送できない場合があります。
また表現考査では実際に放送するテレビCMの内容が見られます。
視聴者に誤解を与えるような表現が使われていないか、不快な表現になっていないか、などが審査されます。
このように、きちんとルールが決まっており、それを守れる企業しかテレビCMを放送することはできません。
これによって「テレビCMを放送している企業なら安心だ」と視聴者にも思ってもらうことができます。
- ブランド力を向上させたい
- 会社の信用度を上げたい
という場合にテレビCMは最適です。
関連記事:テレビCMの効果には「信頼」もある
ターゲットを絞ることで決められること
テレビCMは広く多くの人にリーチさせることができる媒体ではありますが、
興味を持って欲しいと思っている層にきちんと刺さるCMにするためには、最初にターゲット層をなるべく具体的にしておく必要があります。
- 年齢
- 性別
- ライフスタイル
- 趣味
- 仕事
など、なるべく細かく設定しておくのがおすすめです。
広告業界は仮想的に設定したターゲットとなる人物像をペルソナと呼びます。
この辺りは広告代理店と相談しながら、細かく設定していくと良いでしょう。
これを設定することによって、
- どの時間帯でテレビCMをするか
- どの番組でCMを放送するか
- どのテレビ局で放送するか
- どのようなCM内容にするか
といった様々なことが決めやすくなります。
関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方
予算別で規模を設定
「テレビCMは高いもの!」と思われがちですが、実は数十万円から放送できるテレビ局は多いですし、中には1本から放送ができるテレビ局もあります。
CMを新たに制作するのであれば最低30万円はかかりますが、新規で撮影を行う場合でも100万円程度〜。
また、テレビ局ごとの放映予算を見ると、
- 地方ローカル…30〜50万円程度〜
- 中京エリア…300万円〜
- 近畿エリア…500万円〜
- 東京エリア…1,000万円〜2,000万円程度〜
というイメージです。
予算があまり多くない場合は、BS・CS放送や独立局を使うという手もあります。
やり方はいろいろありますので、ご予算内でできることを提案させていただきます。
マーケティング施策についてもご提案させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
関連記事:テレビCMを放送する時もカスタマージャーニーを意識した方が良い理由