CM・広告の仕組み

テレビCMの著作権はどこに帰属するの?

テレビCMを初めて放送する時は、放送枠を獲得する以外にCM素材となる動画を制作しなくてはいけなくなりますよね。

 

新しくCMを制作した場合、その動画の著作権はどこに帰属するのでしょうか?

 

それをあらかじめ決めないで制作してしまうことによって、後からトラブルになり

裁判となってしまった事例も少なくありません。

 

今回はテレビCMの書作権について解説してみたいと思います。

 

テレビCM制作に関わる会社

 

テレビCMを放送する時に関わってくる会社は

  • クライアントである広告主(CMを放送したい会社)
  • 広告代理店(広告媒体と広告主の間に入る会社)
  • CM制作会社
  • テレビ局

になります。

 

CM制作にテレビ局は関わってこないので、テレビCMの著作権がどこに帰属するのか、ということで揉めるのは

  • 広告主
  • 広告代理店
  • CM制作会社

の3つ、ということです。

 

CMを制作する流れとしては

  • 広告主が広告代理店にCMの依頼→広告代理店がCM制作会社に制作を外注
  • 広告主がCM制作会社に個別に依頼、素材が出来上がった上で広告枠の獲得を広告代理店に依頼

という二つのパターンがもっとも一般的でしょう。

 

お金を払っているのは広告主だけど、広告代理店に依頼したら広告代理店に著作権が帰属する場合もあるし

CM制作会社に依頼したら制作会社に帰属することもある、ということです。

 

しかしここは一般的なルールのようなものがあるわけでなく、3社で都度決める、という感じで

かなり曖昧な部分でもあるんですね。

 

だからこそ、裁判に発展してしまうケースもある、ということです。

 

ちなみに裁判をして、お金を出している広告主にCM著作権が帰属する、という結果になった判例もあります。

関連記事:代理店にCM枠取りのみを依頼するときはどうしたらいい?

 

テレビCMに有名タレントを起用する場合

 

テレビCMに有名タレントを起用する場合は、著作権よりもそもそもタレントの使用期限というものがついてしまいます。

 

事務所に所属している有名タレントの場合は期限つきで起用するような形になり、

例えば「1年間」というような期間を設けて契約をするような形になるんですね。

 

その期間を超えてその素材を使う場合は、期間を延長するために再契約をしなくてはいけないことになります。

 

そのため、初めてテレビCMを制作する企業や、制作したテレビCM素材をインターネットや他の媒体でも流用しようと考えている企業は

期限つきでないタレントさんを起用したり、事務所に所属していないフリーのタレントさんを起用したりします。

 

そういったキャスティングは制作会社の方でしてくれたり、専門のキャスティング会社というものもあります。

関連記事:テレビCMとネット動画CM、その違いは?どちらを選べばいい?

 

著作権フリーのテレビCMが使いやすい

 

最近はテレビCMの素材をそのままインターネットで流したり

CM素材を制作する時にネット版用に長尺のものを一緒に制作したり、というようなことが増えて来ています。

 

一度制作した素材を半永久的に使えた方がコスパも良いので

著作権をフリーにした状態で納品する、というCM制作会社が増えていると思います。

 

弊社ライズアドバートは広告代理店ですがグループ会社内で動画制作も承っており、

制作に関しては基本的に全て著作権フリーの状態で納品する、というようにさせていただいています。

 

もちろんその場合は起用するタレントも使用期限のない方に出演してもらうような形ですね。

 

その方がのちのちトラブルにもなりにくいですし、

広告主さまの方でも「扱いやすい」というお声を多くいただいています。

 

簡単にインターネット上に動画を流せるようになった今、著作権フリーのものの方が需要が高いような気もします。

 

もちろん有名なタレントを起用することによって、サービスや商品に色をつけたい

インパクトを与えるCMを作りたい、というような場合はまた話も変わって来ますが。

関連記事:CMに有名タレントを起用するメリットとデメリット

 

CM制作をする前に著作権について決めておく

 

CM制作をする場合は、CM素材の著作権がどこに帰属するのか、ということを制作する前にしっかり確認しておいた方が良いでしょう。

 

今後その素材をどこかで流用する予定があるのであれば、やはり広告主が扱いやすいように著作権フリーで納品してくれる制作会社を選んだ方が良いと思います。

 

季節ごとに新しいCM素材を制作するような企業もありますが、

ずっと同じ素材を使い続ける企業もあります。

 

もちろん素材の出来によって反響も変わってくるでしょうから、反響が思ったよりも無い場合は新しい素材を制作する、というのも良いですが

基本的には一つ、ずっと使い続けられる素材があるのが一番良いのではないかと思いますね。

関連記事:テレビCMをする時、広告代理店に連絡する前に決めておくこと

 

弊社ライズアドバートは広告代理店ですのでご希望に合わせて最適な広告プランをご提案させていただきます。

グループ企業内でCM素材制作も承っており、余計なマージンが発生しない分費用を抑えて制作をしていただくことが可能です。

 

ご興味がございましたら下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

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長倉 さやか
長倉 さやか
テレビの広告代理店「ライズアドバート」の長倉です。テレビでCMを打つ、となると身構えてしまう人がたくさんいると思います。でも実はテレビ広告はやり方によっては手軽に、そして楽しく挑戦してみることのできる広告です。テレビの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆していきます。

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