弊社ライズアドバートはテレビCMを中心に扱う広告代理店です。
テレビCMを初めて放送するという企業様向けに、テレビCM放送中にどのような施策をすることができるのかということについて解説してみたいと思います。
テレビCMの効果を高めるためにもCM放送中にできる限りのことをやっていきましょう。
公式HPでも配信
まずは企業様の公式ホームページや商品のランディングページで、放送中のCMを同時に配信するという方法です。
CMを制作する段階でこれは制作陣に伝えておいた方が良いことです。
というのも、CMに出演してもらうタレントさんやナレーターの方は、出演期間や出演媒体に制限を設けていることがあります。
例えば出演期間に一か月というような制限がある場合は、それを越えてCM素材を使用する場合追加で費用がかかる可能性があるのです。
使用媒体についてもテレビCMのみとしている場合は別の媒体で素材を使う時に使用料がかかることがあります。
そういった部分をクリアにしておくためには出演期間、出演媒体共にフリーにしておいた方が良いです。
映像を制作するときに最初に決めることでもありますのできちんと確認しておきましょう。
公式ホームページで映像を配信する場合はテレビCMで配信するものと内容を少しだけ変えたりすることも多くあります。
例えばテレビCMで放送しているのは15秒バージョンのCMだけれど、公式ホームページで配信するものは30秒の尺のものだったり、60秒の尺のものにしたりすることもできるわけです。
内容を大きく変えない限りは実写で制作する場合は尺の違うそこまで制作費が大きくかさむことはありません。
そのため複数パターンのCMを制作しておくということが多いです。
テレビCMで放送する場合も少しだけ30秒バージョンを混ぜるというようなこともできますので、複数パターン制作をしておくのはお勧めです。
関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話
メディアミックス
同時に複数の広告媒体を使って広告を出稿することを業界用語でメディアミックスと言います。
テレビCM放送中に他の媒体でも広告を出稿することでより広告効果を高めていくことができるでしょう。
よく使われる他の媒体ややり方について解説していきます。
ネット広告動画配信
最近一番多いのはYouTubeなどの動画配信プラットフォームでのネット広告動画配信です。
特に若い世代がターゲット層となる場合はこのメディアミックス手法がよく使われます。
テレビも見るけれどネットでも動画を見るという世代にアプローチしやすくなります。
テレビCMは信頼度の高いメディアであるとともに、不特定多数に広くアプローチすることができる媒体です。
それに対してインターネットの広告動画はかなり細かくターゲティングをすることができるので、ターゲット層にマッチしたところにCM動画を配信することができるでしょう。
この方法では一般的に広く認知させるためにテレビCMを使った上でさらにターゲット層に強くアピールするというやり方ができるのです。
交通広告
サラリーマン向けのCMなどではよく使われるのが交通広告です。
毎日決まった時間に通勤をしているターゲット層に的を絞って広告を出稿することができます。
最近は車両の中で動画を流すことができる場合もありますし、単純にポスターやシールなどを貼る交通広告もあります。
サイネージ広告
駅などでサイネージ広告を出すという方法もあります。
サイネージ広告は動画になりますのでCM素材をそのまま流用することもできますし、CMとは少し趣向を変えたサイネージ用の映像素材を使ってみても良いでしょう。
ただしメディアミックスの効果を高めるためにはテレビCMの内容とある程度揃えるようにしないと、同じ会社・製品であるということが伝わりにくくなってしまうので注意が必要です。
営業などでもCM放送中を強調
電話営業を行っている会社でテレビCMを行った際に、商品を紹介するときに「今テレビCM放送中なのですが」という枕詞を使って営業をかけたところ、「成約しやすくなった」「お客様の反応が良くなった」というケースがありました。
やはりテレビCMを放送することができるというだけで信頼につながるということがあります。
テレビCMはどの会社・製品でも行うことができるわけではなく、考査と呼ばれる審査のようなものがあってそれを通過しないとCM放送をすることができません。
CM放送中であるということをうまく使って日々の業務の向上も図れると思います。
関連記事:テレビCMの効果には「信頼」もある
反響を数字で記録しておく
CMの効果を検証するためにも成約が件数を記録しておいたり、問い合わせ数を数えておいたり、アンケート調査などをするというのも大切です。
CMは一回放送されば効果は得られるというわけではなく、なるべく継続して長期的に放送することによって効果を高めていくことができます。
次のCM出稿に生かすためにも効果を検証するための数字を記録しておくということが大切です。