テレビCMを放送する時に、一緒にテレビCM素材(実際に放送するCMの動画)を制作したい、という企業様はとても多いです。
弊社ライズアドバートも広告代理店ではありますが、映像制作も承っており
映像制作を新規にした上でCMを放送される企業様も多くいらっしゃいます。
では実際にCM制作をする場合は、どれくらいのスケジュールを見ておけばいいのでしょうか?
基本的なCM制作の場合
一般的にスタンダードなCM制作の場合は制作スケジュールは1ヶ月〜2ヶ月くらいを目安としておけば問題ないと思います。
一番値段を抑えてテレビCMを制作するのであれば、
スチール素材(写真)を組み合わせてナレーションをつける、というような形になりますが
これであれば1ヶ月かからず制作できる場合があります。
またロケが必要な制作でも、スタジオでの撮影であれば1日で撮影が終わるものがほとんどです。
順調に進めば1ヶ月〜2ヶ月ほどでCM制作できる、と考えて頂いて問題ないでしょう。
CM尺によって制作スケジュールは変わる?
テレビCMは基本的に15秒、30秒が一般的な尺となります。
なので「30秒の尺のテレビCMを制作する場合は、15秒のものを制作するのに比べて倍のスケジュールを見ておいた方がいいのではないか…」と思われる方も多いようです。
実際にはどうなのか、というと
実は15秒のCM制作でも30秒のCM制作でも、あまり労力的に差はないです。
というのも、ロケを出して撮影をする場合
素材がたくさん出来上がるので、それらを編集して15秒だとか30秒の尺になるように調整をしていきます。
つまり、ロケが出る以上、素材は豊富に撮れるので
あとは編集で15秒にするか30秒にするかの違いでしかない、ということなんですね。
値段的にも30秒のCM制作だったら倍の値段がかかる、というわけではなく
内容としてはそこまで変わらないので、値段も大きく変わることはありません。
ロケを出すか出さないか、というところに大きく左右されるところがあります。
今後も使うかもしれない、ということで
15秒のCM制作をする時に一緒に同じ素材で30秒尺のものも作っておく、という企業様も多いです。
さらに、最近ではYouTubeなどの動画サイトでインターネットCMを放映するケースも増えています。
ネットCM用に、あわせて5秒尺のものや1分尺のものを制作する企業様もいらっしゃいます。
ネットのCMの場合はテレビCMとはまたメディアが違うので
のちのちに権利関係のトラブルが起きないように、「インターネットで放映する用にも制作をしたい」という旨を制作会社に伝えておいた方が良いでしょう。
最初から権利をフリーにした形で制作をしていくと、のちのちその素材を他媒体に流用しやすくなります。
特殊なCMの場合
スチールにナレーションをつける場合やロケが出る場合のCM制作について主にご紹介してきましたが
例えばイラストやグラフィックなどを使用したCM制作の場合は少し事情が変わってきます。
やはりイラストやグラフィックが入る場合は、そういった制作ができる担当の人がつかなくてはいけなくなるのと
工数が多ければ多いほど金額も増えていきます。
こういった特殊なCMの場合は15秒と30秒では大きく値段が変わることもありますので
予算に合わせて内容を制作担当者とすり合わせていく必要があると言えるでしょう。
最近はアニメーションのCMが流行っているように感じますが
ああいった類は金額的にはもちろん、スケジュール的にもかなり時間がかかってきますので
放映を予定している時期の半年以上前から動き出す必要があります。
関連記事:アニメーションでCMをやるメリット
放映目安からの逆算を
大体何月くらいには放映したい、というのを先に決めておき
CM制作内容を合わせて行くことも可能です。
撮り下ろしのものなのであれば、スケジュールに合わせてロケ日程を組めば良いですし、
急ぎであればスチールなどの組み合わせにすることも可能です。
やはり決算に合わせてCM制作をしたい、という企業様も多いので
そういった場合はCM制作内容をスケジュールに合わせていく方が確実です。
CM素材が出来上がってしまえば、あとは電波枠の獲得になりますが
これは実際に放映する2週間前くらいであればギリギリ対応ができることが多いです。
もちろん余裕を持って進めていただくのが一番ですが
一番スケジュールとして余裕を見なくてはいけないはCM制作の方ですね。
そういった部分も広告代理店に問い合わせてみれば詳細を教えてもらえると思うので
相談しつつ進めていけば良いと思います。
ほとんどの企業様が初めてCMをする、またはCM放映に慣れていないので
相談をすれば広告代理店が細かく説明をしてくれます。
関連記事:テレビCMの放映料はどんな条件で決まる?地域別の目安も紹介
