弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は男性化粧品のテレビCMについて考えてみたいと思います。
最近街中でもメイクをしている男性が本当に増えましたよねー!
テレビCMでも、男性が起用されているケースをよく見かけるようになりました!
ターゲットは若い世代
「メンズメイクに関する調査」を見てみると、男性のメイクに関心があるかという設問では、若くなるにつれて興味(関心)度合いが上昇していることがわかりました。
特に「16歳〜18歳」は最も関心度合いが強く、「とても興味(関心)がある」「やや興味(関心)がある」の合算が女性で45.4%、男性で39.3%となっています。
16歳〜39歳の男性のうち、少なくとも約20%の人がメイクに関心を持っていることが分かります。
つまりメインターゲット層は若い世代。
番組としては出社前の朝の時間帯か、平日深夜帯、土日の午前中なんかが狙い目かもしれませんね。
メイクを始めたきっかけは?
メイクを習慣的にしている人に対し、メイクを始めたきっかけを聞くと、
男性16歳〜18歳では、
- 身だしなみとして
- 興味本位
- 自信を持ちたかったから
- コンプレックスをカバーしたくて
という結果になっていました。
また、女性に比べると
- 恋人(パートナー)にすすめられた
- 友達にすすめられた
というような、他人にすすめられて始めた、という回答が男性では大幅に高いことが分かりました。
これらのことから、メインターゲット層にアプローチするだけでなく、その恋人や友達にも認知が高まると、より効果が高まりそうだと感じます。
恋人とメイク用品をシェアすることはあるか、という設問では、
- 男性16歳〜18歳では「する」と答えた人が61.1%
- 男性19歳〜22歳では52.0%
- 男性23歳〜25歳では36.7%
- 男性26歳〜27歳では55.6%
という結果になっており、若い世代では恋人とメイク用品をシェアする人が多いことが分かりますね。
男性でよく使われているもの
どんなメイクをしているか、という設問で、男性16歳〜18歳では、
- 化粧下地
- BBクリーム
- フェイスパウダー
- ファンデーション・ハイライト
といった結果になっています。
全体で見ても男性のBBクリームの利用率は42.5%で、この割合は女性の31.0%を大きく上回っていますね。
色味の強いメイク用品よりも、ベースメイク系が多いのが男性のメイクの特徴かもしれませんね。
普段からメイクをするのが当たり前になっている女性に比べると、男性はメイクをしない分顔色が悪く見えてしまったり、お肌の調子が悪い時に隠すことができない、という話はよく男性から聞く不満です笑
こういった部分を解決することができる!というのがテレビCMでも全面的に打ち出せるといいのかもしれません。
関連記事:男性をターゲットにしたCMを放送する時に知っておきたいこと
メイクに関する情報の仕入れ先
メイクを習慣的にしている人に対し、メイクに関する情報をどこで知ることが多いかを聞いたところ、
男女ともにトップがInstagram、その後YouTube、TikTokと続いています。
テレビCMは広く認知を獲得するには良いですが、
メイク用品をどのように使うか、どんな仕上がり感になるのか、ということを伝えるにはこういったSNSプラットフォームの方が伝えやすいのかと思います。
テレビCMを放送するのと同時に、こういったSNSプラットフォームでも広告を並行して出してみると良いかもしれません。
テレビCMを放送する場合は、実際に放送する映像素材の制作が必要になりますが、
その際に、SNS用の映像も制作しておく、というのがおすすめです。
映像制作で一番お金がかかるのは撮影の部分。
撮影を何度もやると費用がかかりすぎてしまいますが、撮影したものをテレビサイズに編集したり、SNS用に編集したり、というのはそこまで費用がかさみません。
なので、同じ素材を使って複数のパターンに編集する、というのが最もコスパの良い制作の方法なのです。
関連記事:テレビCM制作と一緒にウェブCM用も制作!賢く素材を作っておく方法
関東でCMを放送する際の予算目安
おしゃれな若者をメインターゲットにCMを放送するのであれば、やはり関東エリアで放送するのが良いでしょう。
関東エリアでの放送だと東京キー局(日本テレビ、TBS、テレビ朝日、フジテレビ、テレビ東京)での放送になりますが、
これらのテレビ局でCMを放送する場合は、数千万円の予算が必要になります。
もしもう少し費用を抑えて放送をしたい、という場合は、
TOKYO MXなどの独立局を使用するのも良いでしょう。
特にTOKYO MXは深夜のアニメ枠などがあり、若い世代に支持されている番組も多いです。
キー局に比べると視聴率は劣ってしまいますが、初めてテレビCMを放送する、という場合に選ばれやすい局でもあります。
関連記事:東京でテレビCMを放送したい!出稿の流れを広告代理店が解説