最近は動画を使った広告がかなり主流となってきました。
動画で伝えられる情報量は画像の500倍、テキストの1000倍とも言われていますから、
特に目に見えないサービスなどを提供している企業などは動画を使った広告というのはとても効果があるかと思います。
そんな動画広告ですが、人気が出てきたのは本当にここ最近のことであり、
インターネット経由で配信するものには抵抗がある人も多く、そもそもの仕組み自体があまりよく理解できていない、という人も多いでしょう。
ということで今回は動画広告の料金システムや広告そのものの仕組みについて解説してみたいと思います。
Youtube動画の仕組み
動画広告はもともと動画アップロードサイトであるYoutubeの活用から生まれました。
インターネットを使う人のほとんどが検索エンジンにGoogleを使っており、動画検索機能もついていて
その上位に表示されるのがYoutubeの動画になるので、Youtube内での動画広告というのが自然と多くなっています。
Youtubeは動画をアップロードするプラットフォームなので、動画広告との相性もとても良いです。
あまり視聴者に違和感を与えずに動画広告を見てもらうことができるようになっているんですね。
料金システムと予算の立て方
他の媒体と違って、インターネットの広告は予算が先に決まっているのではなく、広告に対してあったアクションに対して都度広告料が発生するようなスタイルになっています。
リスティング広告などもあらかじめ設定した予算からクリックに応じて予算が消化されていく、というスタイルですが
それと似たような形ですね。
インターネットの場合はエンゲージメントとよばれる顧客の行動をかなり詳細に追うことができるので
こういった料金の仕組みになっている場合が多いです。
詳細条件はいろいろカスタマイズして決めることができるようになっているのですが
基本的には動画がある一定時間以上再生された時に広告料金が発生する、という仕組みになっています。
広告料金はリスティング広告などと同様にオークション形式で決まるので、広告を出す段階で料金がいくらになる、ということは明確にはわかりませんが
一回の再生で数円〜三十円ほどで価格が落ち着くことが多いです。
管理に関しては、一日の予算などをあらかじめ設定しておき、その予算を超えない範囲で配信を続ける、という方法にすることが多いです。
後で内容をまた組み直すこともできますから、予算を低めにしてエンゲージメントを確認しつつABテストをしていくのが効果的でしょう。
関連記事:web広告の効果測定は絶対にするべき。
動画の配信方法
Youtubeの動画広告の配信方法については大きく分けて
- インストリーム広告
- インディスプレイ広告
という2つの広告手法があります。
それぞれ説明してみたいと思います。
インストリーム広告
視聴者が選択した動画を再生した時に、その動画本編の前の部分に挿入されるのがインストリーム広告と言われる動画広告です。
動画をスキップできるものと、スキップできずに動画広告部分を全部視聴しないと本編を見ることができないタイプのものがあります。
スキップできるものも冒頭5秒は視聴する必要があり、そのまま視聴してもらえる場合は最長で60秒の動画を訴求することができます。
スキップできないものは最長で15秒です。
例外もありますがこれが一般的であり、スキップできないものは15秒、というのはテレビCMの感覚と近いものがありますね。
テレビCMも基本は15秒か30秒なので。
関連記事:【初心者向け】ネットにアップして「見たい!」と思われる動画の撮影方法
インディスプレイ広告
インディスプレイ広告の場合は、動画視聴者が動画を見ている時に表示される関連動画や
動画を検索した時にたくさん出てくる動画の一覧の中に広告動画が表示されるような動画広告の手法です。
サムネイルで表示されている動画を視聴者がクリックした時に再生が始まりますので
サムネイルの時点でどれくらいターゲット層の興味を引くことができるような動画に仕上げることができるか、というのが勝負所だと思います。
関連記事:動画マーケティングにおけるSEO対策とは
動画の訴求先の決め方
インターネット上で動画広告を行う場合は動画を訴求先を限定的に決めることができるようになっています。
- 視聴者属性(どんな趣味を持っているのか、性別、年齢など)
- 視聴者行動(どんなサイトを見ているのかなど)
- 曜日や時間帯
こういった条件で訴求先を絞り込むことができます。
訴求先を具体的に絞り込むことによって、より費用対効果の高い広告を行うことができるような仕組みになっています。
関連記事:動画を使ったマーケティング、映像の力で宣伝をするノウハウ
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では今日はこのあたりで。