今回はイヤホンのテレビCMをする時にユーザーの視点を考えながら、どんなCM内容にすればいいのか、ということを考えてみたいと思います。
コロナの影響でリモート出社やオンライン会議も増え、多くの方がイヤホンを使っているのではないでしょうか。
私も複数のイヤホンを持っています!
イヤホンはどのようにユーザーに使われているか
テレビCMを行う際は、商材がどのようにユーザーに使われているか、ということをまず把握しておくと、
どんな内容にすればユーザーに刺さりやすくなるのか、ということを考えやすくなるかと思います。
【 ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン 】に関するアンケート調査によりますと、
主に利用しているワイヤレスイヤホン・ヘッドホン等の利用場面は、
- 「外出時」
- 「電車・バスなどでの移動中」
- 「歩きながら」
といった回答が4割〜5割で多くなっていました。
ちなみに、ワイヤレスヘッドホン主利用者では、上記の場面の比率が低く、
「部屋などで寝転がっているとき」が高くなっています。
ワイヤレスヘッドセットを主に利用している人は「車の中」が高くなっていました。
イヤホンの利用シーンで考えるとやはり外出時が多くなるということですね。
テレビCMをする際は、外出時の利用シーンを想定した内容にすると良いかと思います。
関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方
ユーザーは何を基準に商品を選んでいるか
ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン等剪定時の重視点について、同アンケートでは、
- 「価格」…6割〜7割
- 「音質」…6~7割
- 「フィット感」…5割
となっていました。
女性若年層で特にポイントが高かったのが「色・デザイン」で、
50代〜70代女性では
- 「フィット感」
- 「操作性」
- 「軽さ」
が高い傾向となっています。
とにかく音が出れば良い、というユーザーに関しては価格が重視されると思いますが、
少し金額が高くても良いので音質が良いもので音楽などを楽しみたい、というユーザー層も一定数いるでしょう。
これはどういったユーザーをターゲット層とするかでCMの内容が大きく変わるかと思います。
年代や利用シーンなどをとにかく細かく設定して、その上で何を一番メインに押し出してテレビCMをするかを決めていくと良いでしょう。
よくテレビCMでは、「あれもこれも宣伝したい」という気持ちが溢れてしまっているものがありますが、
視聴者にとってはいくつか並んで放送されているテレビCMに過ぎません。
ほとんどのCMが記憶に残らず、忘れられてしまうものです。
15秒や30秒といった尺がCM基本尺となりますが、詰め込もうとすれば情報が詰め込める尺感ではあるものの、
そこに情報を詰めすぎるとかえって印象に残らないCMになってしまいます。
何を一番宣伝するのか、ということは一つに絞りこむのがおすすめです。
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ユーザーが抱いている不満
印象的なテレビCMを作る一つの方法として、「ユーザーが抱いている不満を解決する」というやり方があります。
イヤホン・ヘッドホンに関する調査によると、
オーディオ機器に対する不満点では、以下のような項目が挙がってしました。
- 外れやすい
- 装着感が悪い(痛い/締め付けが強い)
- バッテリーの持ちが悪い
- 価格が高い
- 音質が悪い
- 接続が悪い
- デザインが好みではない
- 音漏れが大きい
- 重い
特にどの年代においても、一番ポイントが高かったのが「外れやすい」です。
ここを解決することができる商品なのであれば、これをCMで押し出していくと多くの方に興味を持ってもらえるかもしれません。
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CM制作費用について
テレビCMを放送する際はCMとして実際に放送をする映像素材が必要になります。
15秒か30秒のCMが一般的ですが、イヤホンというのはどういう商品なのかということはわかっているものですので15秒のCMで十分かと思います。
(今までにない画期的な商品で、使い方が一般的に浸透していない、といった商品に関しては30秒CMで作ることが多いです)
もちろんドラマ風などに制作したい、などのご要望がありましたら30秒尺も良いのですが、どうしても15秒CMに比べると尺が2倍になってしまう分、
放送時にコストも多くかかるという点には注意が必要です。
例えば商品のスチール画像などがある場合は、いくつか静止画を組み合わせてナレーションを入れて制作、という簡単なものですと30万円前後で制作が可能です。
新規で撮影が必要な場合は最低100万円程度から。
そこに別途出演者を起用するための費用がかかります。
弊社ライズアドバートでは放送枠の獲得とCM制作をワンストップサービスでご提供致します。
ご予算や内容のご要望に合わせてプランをご提案させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
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