テレビでCMをやるとどんな広告効果が得られるのか?ということを考えたことはありますでしょうか。
CMしたい内容にもよってきますが、テレビCMの広告効果には実はいろんなものが挙げられます。
CMを検討している場合は特に気になることだと思うので、今回はテレビCMの広告効果にどんなものがあるのか、ということについて話してみたいと思います。
購買意欲を高める
これはテレビCMの広告効果の中でも一番最初に思いつくものでしょう。
CMで商品を紹介する場合なんかは購買意欲を高める、というテレビCMの広告効果を得ることができます。
実際にテレビCMを見て購入したいと思う人もたくさんいます。
特に単価の安めな商品なんかはテレビでCMを見たら、次にスーパーに行った時に購入してくれる、などコンバージョンに結びつきやすいイメージがありますね。
単価の高い商品に関してはドキュメンタリー調のCMにしてみるのも良いと思います。
青汁のテレビCMなどはかなり秀逸に作られたCMだと思います、
「健康」というものをテーマにするだけで、ドラマを作ることができますし、そこにドラマが生まれることによってより人の心を動かすことのできるテレビCMになります。
最終的には広告である、というオチですが、やっぱり見ていて感動してしまうこと、私もあります。
あとはテレビショッピングとかも長尺のCMの代表例ですね。
単価が高いものは購買意欲をかきたてるのがやっぱり安価なものよりも難しいです。
なので、長尺のCMにして、いかにその商品のことをうまく魅せることができるのか、ということが勝負になってきます。
知名度を上げる
企業の名前ですとか、サービス名などといった実際に物としてあるものではないもののCMをする時は
知名度を上げる、という広告効果が得られます。
もちろんたくさんあるCMの中から人の印象に残るようなCMを作らないと知名度に直接は繋がらなくなってしまいます。
人が1日に触れるCMの数は平均約200とも言われており、さらに、その中から視聴者が思い出すことができるCMの割合は約3割と言われています。
テレビCMをしたからといって必ず知名度を上げられるわけではないんです。
CMを作るためにどんな宣伝効果を得たいのか、ということを先に考えるのが重要です。
ちなみに、CMがどれだけリーチしたのか?ということを測る指標として「GRP」というものがあります。
これは、たとえば視聴率が10%のCMに5本出していたら、
10×5=50GRP
という計算になります。だいたい3000GRP分のCMを出すと、「あ、あの人知ってる」や「あの企業知ってる」と、誰もが知っている状態になります。
関連記事:印象的なCMの特徴とは
印象付け
広告効果の中で、視聴者に印象を与えることができる、というのも一つ挙げられます。
CMの内容によって商品、企業名、サービス名の印象を与える、という効果ですね。
例えば企業一つとっても真面目できっちりした会社のイメージなのか、ポップで明るく、現代的な会社のイメージなのか、ということはテレビCMで伝わると思うんですね。
そういう印象は必ず消費者活動に影響してきます。
CM内容による印象の話はホテルのCMを例にとっても話しています:ホテルのcmを作る時の手法
顧客を離さない
テレビのCMは単発ではありません。
「このCMずっと前からあるよね」と思うようなCM、あると思うんです。
そうやってCMを流し続けることによって「消費者に忘れられない」という広告効果も実はあります。
大量生産大量消費のこの社会では物やサービスが溢れすぎていて、どうしても何かしらのアクションを起こし続けないと消費者の心の中に留まり続けることはできません。
広告効果でプラスになっていくものももちろんありますが、こうした「マイナスにしない」という広告効果も実はあるんです。
ホームページへの誘導
テレビCMの難しいところはどうしても映像なので流れていってしまう刹那的な広告である、ということなんです。
ただ、今はインターネットが普及していますから、流れていかない広告、というものももちろんネット上にあるわけです。
テレビCMを見て気になった商品を手元のスマホで調べる、ということはきっと多くの人が日常茶飯事的にやっていることだと思います。
特に今はながら視聴が当たり前の世の中になってきましたからね。
だからテレビCMをやることによってそこから視聴者をインターネットのホームページに誘導する、という広告効果もあります。
逆にホームページへの訪問者を増やしたいからテレビCMをやりたい、という方も増えてきています。
関連記事:テレビcmをする時ホームページも作りこんだ方がいい理由
信頼度
テレビCMをやることにおいて得られる効果は、テレビCMを見たことがある人へ向けてだけではありません。
これは私が経験的に感じたことですが、「テレビCMをやっている、もしくはやったことがある」ということにとても価値があるんですね。
企業などは特にCMをやったことがある経験があるだけで「ちゃんとしている会社」という風に認識されませす。
「CMでもやっているんですよ〜」という話をするだけで、途端にユーザーの反応が変わったりすることが多々あるんですね。
関連記事:テレビcmの効果には「信頼」もある
代理店での事例から考えてみよう
商材を明確化したCMで受注増
これは不動産系A社の話です。CMにはそれぞれ「意図」がありますが、今回は「受注件数を増やしたい」というご要望をお持ちの不動産会社様でした。
A社は建物周りの修繕を行う会社でしたが、「独自の手法」を持っており、これまでは違う方法であるA社の技術をわかりやすく紹介する事が大切だったのです。
CM効果を最大化するため、
- 現場で働く社員の顔
- 実際の施工現場
をアニメ風に仕上げました。実際に受注があった事例です。
会社名をブランド化
次の事例は会社名をブランド化したいというご要望のB社です。直接受注件数を増やしたいというクライアントもいるのですが、
中には「会社名をブランド化したい」というご要望をお持ちの会社様もいらっしゃいます。
「この商品のこんなところが良いんだ!」という事ではなく、「CMを流す勢いある企業」というイメージをつけたかったのです。
スポットCMで印象作りをし、認知度を上げた事例ですね。CMの効果を考える時に「どれだけ売れたのか?」を考える方もいらっしゃいますが、
「テレビCMをしている会社」というブランド付を気にするクライアントもいるのです。
関連記事:テレビCMをやる際の広告代理店の役割
テレビCMの広告効果は多岐に渡る
テレビCMにはどんな広告効果があるのか、ということを話してみました。
考えてみるとテレビCMにはたくさんの広告効果があるんですよね。
CMをやりたい、という時は逆に、どんな広告効果を狙ってやるのか、というところから考えるとCMの内容、さらにCMの予算なども考えやすいかもしれません。
CMの予算についてはこちら:CMは一本いくらで作れるのか
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