番組制作に役立つ?映像音響処理技術者資格試験の難易度や試験内容について
将来テレビ番組制作関係のお仕事に就きたいと思っている学生の方から、
- 勉強しておいた方が良いことはなんですか?
- 取得しておいた方が良い資格はありますか?
という質問をよくいただきます。
番組制作の仕事というのは資格職ではないので、「この資格がないと出来ない」ということはありません。
ただ、最近は映像編集ソフトが無料のものがあったり、アプリでも簡単な映像編集がスマホでできるため、映像編集ソフトには触れておいた方が良いと思います、とはお返ししています。
また、もし将来的に「編集」や「音響」関係の仕事をしたい場合は、映像音響処理技術者という資格があり、これを取得しておくとアピールしやすくなるのではないかなと思います。
今回はテレビ局出向型の番組制作会社である弊社ライズプランニングが映像音響処理技術者の資格について、試験内容や難易度などを解説したいと思います。
映像音響処理技術者とは
試験の正式名称は映像音響処理技術者資格認定試験というもので、
- テレビ番組
- CM
- 動画コンテンツ
などを制作する映像・音響関連業界で働く人が知っておきたい技術知識に関する資格になります。
資格取得しておくと、就活時にもアピールポイントとなるでしょう。
関連記事:テレビスタッフになるための専門学校、という進路はどう?
試験の概要や難易度
特に受験資格などはありませんので誰でも受験することができるのが映像音響処理技術者資格認定試験です。
試験は毎年1回、全国約40会場で実施されます。
会場が多いため、比較的地方在住の方も受けやすい試験となっています。
出題形式はマークシートで、60%以上の正答率で合格となります。
例年合格率は約70%前後となっており、比較的高いので、難易度的には低いと言えます。ただ出題範囲はかなり広いですね。
関連記事:テレビ業界に就職したい!どんな大学を選んで、どんな4年を送ればいい?
出題されるのはどんな問題?
全体で5つの分野からなっており、映像・音響に関する専門知識を問う問題が50問出題されます。
内容は以下の通りです。
- 技術基礎問題…電気・色・編集・テレビ放送などに関する基礎知識問題
- 映像基礎問題…編集技術・VTRフォーマット・デジタル映像信号・撮影技術などに関する知識問題
- 音響基礎問題…音の基本元気・音声回路・録音機器・音声ミキシングなど音響・音声に関する知識問題
- デジタルメディア・コンピュータ基礎問題…デジタルメディア・デジタル圧縮・ディスクメディアに関する知識問題
- 著作権基礎問題…著作権や私的録画・デジタル著作権などに関する知識問題
映像音響処理技術者資格認定試験は一般社団法人日本ポストプロダクション協会(JPPA)というところが行っているもので、
この一般社団法人日本ポストプロダクション協会より映像音響処理技術者資格認定問題集という問題集が出版されています。
この問題集では約300問の問題が収録されており、映像音響処理技術者資格認定試験を受ける場合、この問題集を使って勉強するのが一般的かと思います。
またそのほかにも、
- ポストプロダクション技術マニュアル
- ポストプロダクション技術用語集
という本もあります。
これらは一般的な書店では購入することができず、一般社団法人日本ポストプロダクション協会へメール、もしくは電話することで購入申し込みができるようになっています。
公式サイトにて、過去の問題の例なども出ていますので、一度見てみましょう。
参照:一般社団法人日本ポストプロダクション協会 映像音響試験
制度に参加している専門学校・大学
一般社団法人日本ポストプロダクション協会の制度参加校リストでは、映像音響処理技術者資格認定試験をカリキュラムの一部として取り入れている専門学校や大学の一覧を見ることができます。
現在進路に悩んでいる中高生のみなさんは、こちらを見て、将来の進路を決めるための参考にしてみるのも良いかもしれません。
特に技術関係(音声・カメラマン・照明・美術)などの仕事に関しては、専門学校を卒業している方も多くいらっしゃいます。
ただ、必ず専門学校を卒業しなくてはいけないというわけでもありません。
一般的な4年制大学に進学し、未経験で関連企業に就職して、そこからキャリアを積みながら学んでいくという人がむしろ大多数と言っても過言ではありません。
特にテレビ業界というのは特殊な業界で、さまざまなものに触れた経験や知識が仕事に活きてくることのある仕事です。
弊社の場合は情報・報道番組の制作が多いですが、番組の中で全く今までの人生と関わりのなかった分野に密着させていただき、取材で深堀りしてく…ということが多くあります。
専門的なことを意欲的に学ぶのはもちろん就活時にアピールしやすいので良いと思いますが、専門的に学んでいないから仕事ができないというわけでは決してありませんので、
自分が興味を持てること、学びたいと思うことがあるのであれば、ぜひ広い視野を持って進路を決めてみてください。
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