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電気自動車(EV)のテレビCMはどんなものにしたら良い?

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弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回は電気自動車(EV)のテレビCMを放送するとしたらどんなCMにしたら良いのか、そのCM戦略について考えてみたいと思います。

えいぞーさん

都内でも電気自動車をちょくちょく見かけるようになりましたねー!

政府が「2030年ガソリン車禁止」を打ち出した訳(東洋経済)といったニュースも出ていて、

今後電気自動車の普及が加速しそうです。

では電気自動車のCMはどんな風にやれば良いのでしょうか?

これから電気自動車に変えようとしている人の理由は?

「電気自動車」に乗りたいですか?アンケート調査を実施しました!(損保ジャパン)という記事を見てみると、

「あなたがクルマを買い換える、または新たに購入するとしたら、何を選びたいですか」という設問で、以下のような結果になっていました。

  1. 電気自動車(EV全般)…28.1%
  2. ガソリン車…21.3%
  3. ディーゼル車…2.4%

意外にも、電気自動車はもうすでにここで1位をとれるほど認知度が上がっているのですね。

特に先述したような政府の意向がニュース記事になっていると、これからガソリン車に乗れなくなる未来がそう遠くないことも分かりますので、

次に買い換えるのであれば電気自動車、という気持ちでいる人が多くなっているのかもしれません。

また、上記設問で電気自動車を選んだ人に、「電気自動車(EV)を選んだ理由はなんですか。(複数選択)」という質問をしたところ、以下のような回答結果となっていました。

  1. 環境に良いから…57.6%
  2. 災害などで停電した際、非常用電源として活用できるから…40.5%
  3. 自宅で充電ができ給油の必要がないから…39.2%
  4. 電気自動車を購入する際、補助金・減税が適用されるから…36.3%
  5. 走行音や振動が少なく、加速もスムーズだから…35.1%
  6. ガソリン代より電気代の方が安いから…34.8%
  7. 自宅で蓄電池として活用できるから…32.8%
  8. 先進的でかっこいいから…7.5%
  9. まだ分からない・その他…0.8%

環境に良いという回答が1位に来ているのには驚きました。

自分が感じることができる実質的なメリットよりも、環境配慮の面で考えられている人が多いんですね。

ただやはり、テレビCMとなった時は「その商品を購入した自分にどんな良いことがあるのか」ということを想像してもらうことが一番分かりやすいと思います。

そのため、災害で非常用電源として活用できる、というのを押し出していくのは良いなと思いました。

また、給油の必要がない、というのも、今日常的に運転している人には大きなメリットに感じられると思います。

それらの項目が、より他社と差別化できていると、テレビCMでもアピールしやすいかもしれません。

例えば非常用電源として使う時に使いやすい、残電池量が分かりやすいといったことだったり、

自宅で充電する時のプロセスが簡単、などといったところです。

関連記事:CM制作の見積もり!どういうものにお金がかかるの?

メインターゲット層は男性の40〜60代

EVやEV充電の利用に関するアンケート調査結果(ENECHANGE株式会社)という記事を見てみると、

EVオーナーに限定したアンケート調査にて、回答者は、

  • 男性…92.8%
  • 女性…6.6%

という割合になっており、現在EV車を所有している人はそのほとんどが男性であることがわかりました。

また年代別に見てみると、

  • 20代…4%
  • 30代…12.9%
  • 40代…25.1%
  • 50代…33.7%
  • 60代…20.9%
  • 70代以上…3.4%

という結果になっており、10代はいません。

この結果より、現在電気自動車を持っている人のボリュームゾーンは男性の40代〜60代であることが分かります。

すでに車を所有している人で、新しいものをすぐに購入することができる経済力がある世代、といったところでしょうか。

逆に現時点では女性に電気自動車がなかなか普及していないということが分かります。

思い切って女性をメインターゲットにした電気自動車のマーケティングを考えることで、他社と大きく差別化をすることができるかもしれません。

テレビCMを放送する時にターゲットを絞るということはとても大切なことです。

広くたくさんの人にリーチさせることができるのがテレビメディアの良いところもでもありますが、「色々な人に興味を持ってもらいたい」と思って作ったCMは結果的に「誰の心にも残らないCM」になってしまいがちです。

しっかりとペルソナを設定してCM戦略を練ることが大切です。

関連記事:テレビCM放映に向けたペルソナの設定の仕方

テレビCM放送エリアの決め方

都道府県EV普及状況。世帯当たり普及台数は福井県が1.7台で1位という記事を見てみると、

世帯あたり普及台数は、

  1. 福井
  2. 富山
  3. 山形
  4. 群馬
  5. 栃木

といった順番になっていました。

トップ3の福井、富山、山形に関しては、かなり安くテレビCMを放送することができる地域です。

これらのエリアは狭域圏ですので、大体数十万円〜100万円以内くらいでテレビCMを放送してみることが可能です。

まずは普及率の高いエリアで、試験的に放送してみて、リアクションを見つつCMをブラッシュアップしてみたり、ABテストをしてみてはいかがでしょうか。

関連記事:CMのお試しをしてみませんか?

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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