弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は包丁のテレビCMをする時にどんな内容にしたらいいのか、ということを、料理をする人・包丁を日常的に使っている人はどんなことを考えているのか、ということから分析して考えていきたいと思います。
意外にも若い世代が包丁を使って料理をしている
「包丁」についての調査という記事によると、
包丁を使って料理する頻度という設問では、「毎日」と回答した人が77.7%もいました。
20代では60.2%という結果で、全体に比べると低くはなっていますが、
以前と比べて、包丁を使って料理をする頻度に変化があるかどうかという質問で、全体では11.5%が増えたと回答、さらに年代別では20代で26.8%と増えている、ということがわかっています。
50代60代では今後包丁を使って料理する頻度が減ると思うという人が平均を上回る結果となっており、
若い人ほど包丁を使って料理する機会が増加していることがわかります。
こういった結果から、若い世代をターゲットとしたテレビCMにしてみるのも良いのではないかと思いました。
若い世代は働いている日中は家にいませんので、
放送をするとしたら、朝の番組や深夜の番組の方がより視聴してもらえるでしょう。
家事系・お料理系の番組でのCMもターゲット層とマッチしていて良いと思います。
CM放送するときは、CM目的や商品の特徴などから、なるべく具体的にターゲット層を絞り込んでいく作業が必要になります。
テレビメディアでは広く、幅広い属性の方にCMを見てもらうことが可能ですが、ターゲット層をなるべく絞ったCMの方が、より印象に残りやすい内容になって成果が出やすいです。
たくさんの人に見てもらえる媒体だからこそ、特徴のあるCMにするためにもターゲット層は極力絞り込むようにしましょう。
関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方
包丁さばきが上手になりたいと思っている人が9割近くいる
同アンケートでは包丁さばきが上手になりたいと思っている人が全体の89.9%いるということがわかっています。
中でも20代では96.7%がそのように思っているということがわかっており、
若い世代で包丁さばきを学びたいと思っている人が多いというのは意外な結果でした。
さらに、包丁さばきが上手になれば調理にかかる時間を短縮できる、と思っている人が87.6%。
この項目で20代30代が9割を超えており、
料理にかける時間を短縮したいと考えている人が多いというのもこの数字からわかります。
例えば包丁さばきを教えてあげるようなCM内容にしてみるのも面白いかもしれません。
また、CMの最後に「webで包丁の使い方を解説中」というようなナレーションを入れて、web動画としてさまざまな包丁さばきを教える動画を展開する、というのも面白いと思います。
それぞれの動画を短く制作して、複数種類の動画を公開し、「こういう料理を作るときにおすすめ」というようなジャンル分けをわかりやすくしてあげると、ユーザーにも楽しんでもらえるでしょう。
あとは「このように切れば火が通りやすいです」というような教え方もいいかなと思います。
時間短縮のために包丁さばきがうまくなりたいと思っている人が多いので、
料理の見栄えを良くするための包丁さばきではなく、時短になるような包丁さばきを教えてあげる動画が求められているのかなと思いますね。
テレビCM用に撮影する映像とweb上で公開する用に撮影する映像を一緒に撮影してしまえば、ある程度撮影コストを抑えることも可能です。
楽曲使用や出演者に関しては権利的な部分を確認しておく必要はあるものの、テレビCMで使っている素材をそのままweb動画に流用する、という企業さまは多いです。
関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話
外食をあまりしないエリアでCM放送
包丁を使う人が多いエリアというのは、外食をあまりしないエリアとも言えるかと思います。
都道府県別外食費用を見てみますと、
外食費用が高い順に、
- 東京都
- 愛知県
- 埼玉県
- 神奈川県
- 岐阜県
- 京都府
- 石川県
- 奈良県
- 高知県
- 大阪府
となっています。
逆に外食費用が少ない順に並べてみると、
- 青森県
- 鳥取県
- 沖縄県
- 秋田県
- 山口県
- 北海道
- 愛媛県
- 新潟県
- 福島県
- 和歌山県
となっています。
こうして見てみると、東北エリアや北海道エリアが良さそうですね。
北海道エリアはCMを試験的に放送するエリアとしてよく利用されているエリアです。
人口が多く、CM効果を見やすいエリアで、大体初回は100万円〜200万円程度のご予算で試験的にCMを放送される企業さまが多いです。
北海道エリアで販売することができる店舗があるのであれば、最初は北海道エリアで放送してみるのも良いのではないでしょうか。
反応を見つつブラッシュアップして、徐々にCM放送エリアを拡大していくと良いかと思います。
関連記事:北海道でテレビCMをするなら予算はどれくらい?向いてる商材は?
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