今回は鹿児島でCMをするなら、どんなことを念頭に置いておいたらいいのか、
どんなCMのやり方があるのかについて紹介していきます。
鹿児島の県民性と特徴
CMを試しにやってみるのに最適!鹿児島の県民性
九州の中では最も広く、人口は福岡、熊本に次ぐ3番目。
高齢者の比率は、全国平均の28%程度と、特段多いわけでもないので、老若男女がバランスよい県と言えると思います。
また、鹿児島は南の温かい気候に恵まれ、広さも比較的広い土地柄もあり、
全体としてはゆったりとした県民性があるようです。
特に男性は細かいことはあまり気にせず、でもいざという時は、立ち上がって勇敢に処理するという
まさに西郷隆盛がその象徴のような人でしょう。
また女性は、昔から薩摩おごじょともいわれ、
芯が強くまじめで、一方やさしく、男性を立てるのが上手な県民性。
全体としては、男性が優位で悪く言えば保守的ともいえますが、新しいことにも興味があり、
作物などの改良には積極的に取り組んできた県民性のおかげで農業をはじめ、一次産業が優れている県ともいえると思います。
何かをやると決めたら、細かいことは言わずに実行するというところが鹿児島県民、鹿児島の男性の良いところではないでしょうか。
広告、特にCMにおいては、やってみないとわからないという部分が多いので、
とにかくやってみようという県民性は、CMにとってはいいですね。
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産業の特徴から見るビジネスチャンス
鹿児島の産業の特徴としては、温暖な気候に加え、周りを海に囲まれているため
- 農業
- 畜産業
- 漁業
が共に盛ん。
そのため、ほとんどの食料品関係については、自県で賄える状況。
常に新鮮で良いものを食べているため、
健康的な食品など、健康志向は比較的強い。
一方、黒酢ニンニクなど、サプリメント会社の存在もあるため、サプリメント系のものへの関心も高めです。
人口もほどほどに多いので、サプリメントや、薬品系のお試しCMの場所として、選択されるケースもあります。
花の消費が多いことも特徴で、切り花の需要はかなり多い県。
花関係のビジネスのCMはいいかもしれません。
一方日本酒の消費は全国でも最も低いほうで、地元の焼酎が主流ということが影響しているようです。
日本酒を鹿児島でCMして売るのは、難しそうですが、新規開拓として切り込むつもりであれば、いいでしょう。
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離島が多い県
鹿児島は非常に離島が多いことも特徴で、島の数では長崎に次いで多く、約600もの島があります。
その中で有人の離島は28なので、無人の島が圧倒的に多いものの
離島人口は鹿児島の全人口の約10%(約17万人)おり、かなり多いことがわかります。
これらの離島は、交通手段、インフラが不便なため、テレビ視聴者が多いこともそうですが、
インターネット利用者が意外に多いことも特徴です。
テレビで知ったものをインターネットで買うという、人が多くいるので、
鹿児島でCMをして売るときは、島にいる人の存在も考慮して、インターネットで買える手段を整えておくのが良いと思います。
鹿児島のテレビ局
鹿児島には4つのテレビ局があります。
- 鹿児島読売テレビ(日本テレビ系)
- 東日本放送(TBS系)
- 鹿児島テレビ(フジ系)
- 鹿児島放送(テレビ朝日系)
テレビ東京系列の局はありません。
また、各テレビ局は
- 東京
- 大阪
- 福岡
に支局があります。
これは鹿児島県に限ったことではなく、全国のテレビ局はすべて、主要都市に支局をもっていて、
特に東京には必ずあります。
鹿児島は九州なので、同じ九州では最も大きな福岡との関係も強いため、福岡にも支局がありますね。
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鹿児島でCMをする企業
CMは、場所により流れているCMが全く異なるということは、旅行や出張に行くと
気が付く人が多いと思いますが、
鹿児島の場合も、独特な地元色豊かなCMが多く流れています。
鹿児島だけにある企業や、商店のCMなどは、なかなかほかの県ではお目にかかれないCMです。
とはいえ、鹿児島でCMを流している企業の多くは、実は本社が東京にある会社が多くなっています。
どんな企業が鹿児島でCMをしているかというと
- 鹿児島にある地元企業
- 全国展開している企業
- 主に九州を中心に展開している企業
- インターネットのみで売買が成り立つ企業
そのほか、特に鹿児島にゆかりがあるわけではないが、
鹿児島の特徴や県民性を見込んで、CMをやりたいという場合もあります。
例えば
- 鹿児島は農業が盛んなので、農業に必要な物品のECサイト
- サプリメント健康食品系のもの
- 人口が170万人で多くも少なくもなく、ちょうどよい
などの理由で鹿児島でCMをする企業もあります。
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鹿児島でCMをするなら
それでは、実際に鹿児島でCMをするなら、何を決めればいいのでしょうか。
それはだいたい以下のようなことです。
- CM素材を作る
- 予算を決める
- いつ頃CMを流したいかを決める
- どれくらいの期間流したいかを決める
- どんな人に見てもらいたいかを決める
CM素材は基本が15秒ですが、30秒やそれより長いものもあります。
サプリメントなどは長尺CMもありますね。
予算は最も難しいところだと思いますが、
CMは実際にやってみないとわからないということが正直なところです。
50万の予算で2週間やってみて、思ったより効果が出る場合もあれば、
残念ながらほとんどリアクションが無かったということもあります。
いずれにしても、一度のCM投下で大きな効果を得るのは、なかなか難しいので、
効果を見ながら、認知度を上げていくつもりで、取り組んでいくのがいいのではないでしょうか。
鹿児島ではじめてのCMであれば、最低ラインの目安は50万円で期間は2週間程度でしょう。
できれば100万円くらいは投下したいところですが、商品の費用対効果の度合いもありますから、そこは企業により異なります。
またはじめてのCMであればスポットでやってみるのがおすすめです。
番組を狙い撃ちしてCMを出したいというご要望もよく聞きますが、
費用が少し高くなりますので、CMの効果を見定めてからの方が良いでしょう。
どんな人に見てもらいたいかによって、時間帯がある程度絞られてきます。
スポットでCMを投下する場合はある程度の時間帯を選べますので、どんな人に見てもらいたいかも考えておくとよいと思います。
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