東京キー局は
- 日本テレビ(NTV)
- 東京放送(TBS)
- フジテレビ(CX)
- テレビ朝日(EX)
- テレビ東京(TX)
以上の5局になりますが、キー局が採用するのはどのような人なのか、それぞれのテレビ局にはどのような違いがあるのかということを追求しながら解説していきたいと思います。
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キー局それぞれの特徴
キー局にはそれぞれの強みや社風があります。
面接対策としても、それらをしっかり把握した上でエントリーした方が良いでしょう。
日本テレビ(NTV)
年間視聴率三冠王を取っているのが日本テレビです。
高視聴率を取っている番組は
- 世界の果てまでイッテQ!
- ザ!鉄腕!DASH!!
- 行列の出来る法律相談所
などでしょう。
また動画配信にも力を入れており、Huluはアメリカのロサンゼルスに本拠地を置く動画配信サービスですが、日本向けの配信は日本テレビの関連会社が今運営をしています。
またアジアでも有料チャンネルの展開などを行っています。
東京放送(TBS)
TBSはドラマと海外販売に力を入れています。
ドラマの視聴率ランキングでは1位から4位まではTBSが独占しており、「SASUKE」の海外への番組販売は160の国と地域で展開しており海外発信が強いテレビ局でもあります。
またテレビ以外でもIHIステージアラウンド東京などを開設しイベント事業も抜かりありません。
他のテレビ局に比べると真面目な社風のように感じます。
提出書類も細かくきっちりしているものが多く、しっかりと細かい部分に気を使える人の方が合っていると思います。
フジテレビ(CX)
イベント事業が一番目立つのがフジテレビかと思います。
「お台場冒険王」は20年も前から開催されており、イベント事業のノウハウは一番あるテレビ局だと言えるでしょう。
視聴率が伸び悩んでいるテレビ局でもあるので、今後のテレビ業界を牽引していけるような人が求められます。
テレビ朝日(EX)
日本テレビについで視聴率を獲得しているのはテレビ朝日で、若手が活躍しやすいテレビ局ともいえるでしょう。
AbemaTVなどのインターネット配信事業も行なっており、新しいことに常に挑戦しているテレビ局だと言えると思います。
インターネット配信事業などを行っている関係からなのか、割とシンプルに効率的なやり取りが多いイメージなのがテレビ朝日です。
端的に自分をアピールする力が求められると思います。
テレビ東京(TX)
テレビ東京は経済番組とアニメが強いです。
「ワールドビジネスサテライト」や「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」などはファンが多い番組ですね。
キー局の中では視聴率が一番低いので、数ある曲の中からまずテレビ東京を選んだのかということをしっかりアピールすることができると良いと思います。
関連記事:キー局でのバラエティ番組のバイトはどんなことをしてるの?
キー局の採用と職種
キー局は職種が
- アナウンサー職
- 総合職(一般職)
- 技術職
の三つに分けられます。
基本的にアナウンサー職と技術職以外の仕事は総合職として採用されるので、例えば番組制作がやりたくてテレビ局に入社したとしても
配属される先がどこかは分からないので、希望する仕事をできない場合もあります。
番組制作以外の仕事としては
- 何時のどの枠でその番組を放送するのかということを考える「編成」
- イベントやコンサート、映画などの運営を行う「コンテンツビジネス」
- CMのスポンサーを獲得してくるのが仕事の「営業」
- 海外向けの新規ビジネスを企画したり番組販売などを行う「国際」
などの仕事があります。
関連記事:テレビ業界の採用時期と就活のために持っておくと良い知識。
採用までの選考の流れ
テレビ局や部門ごとに募集や採用の流れは異なるので各テレビ局サイトの採用に関するページをしっかりと確認するようにしましょう。
書類審査から面接が3階以上あるテレビ局が多く、フジテレビに関しては6回も面接があったこともあります。
採用のためにはかなり時間がかかる長期戦になることを覚悟しておきましょう。
キー局の採用人数
キー局はどの会社も総合職で20人から30人前後が採用人数となっています。
それに対して例年エントリーの数は2万人を超えます。
局によっては1000倍以上の倍率があることもあります。
そのため4年制大学を卒業していることはもちろん、学歴も高学歴が求められると言えるでしょう。
関連記事:テレビ局に就職したい人にちょっと待った!知っておきたい業界の話
キー局を目指す人の他の選択肢
キー局は採用倍率が高いため、志望していても思うように採用してもらえない人の方が多いです。
キー局を目指す下の他の選択肢としてはどのようなものがあるのでしょうか?
地方局
やはりテレビ局の中でキー局というのは最大手になりますので、どうしても倍率が異常なほど高くなってしまいます。
それに比べて地方局であれば多少は倍率が下がるので、地方局への就職も視野に入れてみると良いかもしれません。
地方局の場合は人が足りていないというのもあって、色々な仕事を兼業しやすい職場環境になっていることが多いです。
例えば制作の現場であればディレクターがカメラを回したり、自分が出演してレポートしたりすることもあります。
色々な仕事に関われるという意味では規模が小さい地方局の方が仕事のやりがいがあるかもしれません。
番組制作会社
どうしても制作に携わりたいという場合はテレビ局に就職するよりも番組制作会社に就職した方が良いでしょう。
先ほどもご紹介したとおりテレビ局の場合は総合職や一般職という形で採用を行うため、必ず希望した仕事をすることができるという保証がないのです。
番組制作会社に就職をすれば必ず制作の現場に携わることができます。
弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社で、実際にテレビ局の中で制作の仕事をしていただくことができます。
ご興味がございましたらぜひエントリーしてください。
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