CM・広告の仕組み

空気清浄機のCMを効果的にする方法を広告代理店が考える

空気清浄機は年々需要が増えて今では約半分に近い家庭に備えてあると言います。

そんな空気清浄機について買い替えのタイミングなども含めた今後の効果的なCM戦略について書いてみます。

 

空気清浄機の最近の傾向

 

空気清浄機の歴史は意外に古く、もともとは高度成長期の公害対策として開発されたものの、実際に家庭に普及が広まったのはたばこの害が強く言われるようになったこと、それに全国的に社会問題となった花粉症のアレルギーがあったかと思います。

特に1990年頃から設置する家庭が増え、最近の調査では全体の4割以上の家庭に少なくとも1台の空気清浄機が備わっているといいます。

増えていった理由は、現代人の埃や花粉のアレルギー反応が年々増える傾向にあることや、風邪などのウィルス対策として購入する人も増えているようです。

 

特に2020年には新型コロナウィルスの蔓延により、さらに空気清浄機の需要は増すものと思われますので、効果的なCM戦略は重要な課題になるでしょう。

空気清浄機は大きさや機能により価格が数万から数十万まで幅がありますが、現在売れ筋の価格帯は2万円台~3万円台が主流で主に5万円以内の商品がよく売れているようです。

一家の保有台数については1台が約3割強程度、2台保有している家庭も1割以上あり、

家庭にアレルギーの人がいる場合や、ペットを飼っている場合は空気清浄機の保有率も高くなっています。

 

一方で保有率が増えているも、常に使っている人は約3割程度とそれほど高くなく、

気になるときだけ使う、花粉などのシーズンだけ使うという人が多いようです。

 

また、今は持っていないけど欲しいと思っている人が全体の約3割程度、

欲しいと思わないという人は1.5割程度であるといわれます。

 

欲しいと思っているけど持っていない人の理由としては

  • どれを買っていいのかわからない
  • 高そう
  • 置き場がない
  • 手入れが面倒そう
  • 調べるのが面倒

など。最近は店舗に行かずに、自分で調べてネットで購入する人が多い分、調べるのが面倒と感じている人も多くなっています。

関連記事:家電のCMをする時に知っておきたい今のトレンド

 

空気清浄機を買う目的と購入時に気になること

 

1980年代以降、主として空気清浄機は花粉やタバコの除去が目的でしたが、最近ではたばこ対策のためという目的は格段に減ってきており、

代わりにウィルス除去、風邪菌などの除去という目的が注目されており、花粉は引き続き最低限の機能として求められるところになっているようです。

ある調査によると、空気清浄機を買う人の主な目的は(内容的にかぶっているものもありますが)

  • 風邪菌、ウィルスの除去
  • ほこり・花粉の除去
  • 喘息対策
  • アトピー対策
  • タバコの臭い除去
  • ペットがいるから
  • なんとなく

の様な回答があります。

実際にどれくらい効果があるのかについては一般家庭で計測はほぼできないため、目的に「何となくよさそう」という答える人が意外に多いのはその表れかと思います。

また購入時に気になることとしては上にあげた「持っていない人の理由」とほぼ似ており、どれを買っていいのかわからない、違いが判らないということは、多くの人が共通して感じていることのようです。

 

ある調査によると、空気清浄機はあるが効果的に使っている人は全体の1割にも満たないという結果がでています。

見えないものを除去する機械だけに、使い方を誤っている人がとても多いということになります。

これらをCM等で地道に伝えていくことも商品の売り上げアップにつながる可能性はあるでしょう。

 

また、気になることとして「手入れが面倒そう」ということについては、手入れをしないと有害物質が出る可能性が伝えられるようになったこともあるので、これについてもCM等でわかりやすく伝えていく需要はあると思います。

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空気清浄機を買い替える時期について

 

すでに空気清浄機を保有する家庭が4割以上あることから買い替え時期や、次に買い替えの際に顧客がどのようなことを考えるのかについても見ていきたいと思います。

今使用している空気清浄機はどれくらい前に購入した者かという問いに対して

もっとも多いのは2、3年前で約半数。

次に4、5年前、6年以上前と続きますが、どれくらいで変え時になるのかというのははっきりわかっていない消費者がほとんどのようです。

 

また、空気清浄機は発売当初に比べるとかなり機能・効能が変化してきていますが消費者側の空気清浄機に対する認識も変化してきています。

今から数年、10数年前に購入した場合に気になったことは主に

  • 価格・大きさ
  • 音の静かさ
  • アレルゲンの除去
  • 脱臭効果

等で、メーカーとしてのブランドはさほど気にしない傾向がありました。

 

ところが、買い替えに際しては価格やアレルゲンの除去は相変わらず気になる項目になっていますが、その他に新たな項目が出てきています。

  • ブランドがどこか
  • アレルゲンの除去
  • フィルターの掃除について
  • ウィルス除去

のようになってきており

最も大きい変化はメーカーのブランドを気にする人がとても多くなったことで、消費者の約半数近い人がどこのブランドの製品なのかということを気にしています。

 

これは買い替えの際は良く選んで買いたい、良いものを買いたいという気持ちの表れで、きちんとしたブランドのものであれば効果が見込まれるという信用を重視しているということでしょう。

 

一方で脱臭効果を気にする人が減少しているのは、主にたばこの臭い対策として使っていた空気清浄機が、喫煙者の減少などから、家庭での脱臭の必要性が低くなったことがあるようです。

見えないものの除去の性能は一般消費者にはなかなかわかりずらいものなので、実際良いものを買いたいが何を買っていいのか難しいという人が多くいるでしょう。

 

そのためにCMという方法はブランド力のアップ、信頼性のアップという点から効果が狙えるところではないかと思います。

テレビCMをしているというだけで、まったくしていない商品よりも消費者は信頼するものだからです。

はじめて買う人共に、買い替える人を意識したCMも効果的かもしれません。

関連記事:企業の認知度を上げる方法として考えられること

 

空気清浄機の効果的なCM

 

空気清浄機は正しい使い方をしている人が思ったより少なく、また買ったはいいものの眠らせている人が多い商品です。

このような現状も踏まえてCM文言を様々に考えていくと良いでしょう。

 

一般消費者が空気清浄機について持っている期待、不安などの意識としては下記のようなことが上がっています。

  • 菌や埃等のアレルゲンなど何でも除去して部屋の空気を清浄化してほしい
  • 値段も重要だけどきちんと効果があるものが欲しい
  • 手入れが簡単で明確なものが良い
  • 買い替え時がよくわからない
  • どれを買えばいいのか迷う
  • 各部屋に買うべきか大きいのを一台が良いのか
  • 買い替え時に古いものを処分したい
  • 一年中必要なのか。冬や春だけで良いのか。

など。これらの期待に対応、あるいは不安に対処するような文言をCMに盛り込んでいくことが商品の信頼を得ていくきっかけになるかもしれません。

 

またCM時期についてですが、現在は冬に購入する人が多くなっているので、秋から冬の時期、それに花粉が始まる前の12月、1月頃がCMの時期としては最も効果が見込めるでしょう。

 

反対に夏になるとウィルスや花粉が減るので、空気清浄機の需要を感じなくなりますからCM時期としては向いていないと言えます。

空気清浄機は約半数の家庭で使われていることからすでに掃除機のような家電の一つとして、無くてはならない存在になりつつあります。

消費者が面倒に思っているフィルターの交換を簡単にCMの映像で示したり、交換時期をCMで明確にすること、

また各部屋に置くことをすすめたり、大きく性能の良いものを一つ買うことを奨めることの他、

フィルターの交換時期や掃除のタイミングをシールなどの付属品でわかりやすく見せるCMや、

買い替え時を知らせるCM、古い商品を引き取るという言葉を盛り込むCM、

感染症対策の意味もあり、家庭には無くてはならない商品であることを感じてもらう言葉を入れ込むなど、

CMは消費者に響きそうな身近な文言をいろいろ盛り込んでみると良いでしょう。身近なひとことが脳裏に残ればそれがブランド力となっていくのではないでしょうか。

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