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共通コード管理センターとは?CM放映時に必要な知識

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テレビCMを放送する、となった時に必ず必要になるのが「共通コード管理センターでCMコードを取得する」ということです。

今回はこの共通コード管理センターとCMコードについて、テレビCMをメインに取り扱う広告代理店である弊社ライズアドバートが解説したいと思います。

共通コード管理センターとは

共通コード管理センターが設立されたのは平成12年の11月。

この共通コード管理センターでは、テレビCM素材に必ず必要な10桁CMコードの発番・管理を行なっています。

社団法人日本広告主協会(現日本アドバタイザーズ協会)との合意のもと、日本民間放送局連盟と社団法人日本広告業協会が共同で設立した任意団体で、所在地は銀座です。

ちなみにこの10桁のCMコードはテレビだけでなく、ラジオCMにも必要なものです。

共通コード管理センターの公式サイトでは、広告事業者のコードを検索することもできるようになっています。

検索の際は、

  • 広告事業者コード
  • 広告事業者名または広告事業者名のフリガナ

で検索を行うことができます。

関連:共通コード管理センター公式サイト

10桁CMコードとは

10桁のCMコードはテレビ・ラジオでCMを放送する時に必ず必要になってくる10桁CMコード。

2006年12月1日以降はこの10桁CMコードがなければCMを放送できないようになりました。

10桁のCMコードは最初の4桁が広告事業者コード、後ろの6桁は素材コードとなっており、その間に「=」が入ります。

広告事業者コードは共通コード管理センターの方で発番されます。

後ろの6桁、素材コードは広告事業者自身で発番します。

関連記事:初めてのCM放送の時に知っておきたいことを広告代理店が解説します

少しでも違うCM素材は別のCMコードになる

10桁CMコードは原則として1つのCM素材に対して1つのコードを使用し、重複はできません。

例えばテレビCMを放送する時に15秒バージョンと30秒バージョンの2パターンを作る、ということがよくありますが、その場合はそれぞれにCMコードを発番する必要があります。

15秒30秒などの尺の違いはもちろん、音声が違ったり、ちょっとしたナレーションの違いがあったり、

表示しているテロップが少しでも違う場合は別のコードで発番をしなくてはいけません。

少し面倒ではありますが、バージョンの違うテレビCM素材を作ることによって、ABテストがしやすくなります。

例えばCMのぶら下がり部分(一番最後のカット)で挿入するQRコードを別のものにして、別々のエリアで同条件放送し、よりQRコードからの流入があったエリアでさらに厚めにCMを放送する、というようなやり方をしていた企業さまもいらっしゃいました。

他にも実写バージョンとイラストバージョンを作って、それを段積み(2本続けて放送する)というようなやり方をしている企業さまもありました。

このようなバリエーションがあることで印象に残りやすいというメリットがあると思います。

関連記事:テレビCMは効果ない?しっかり検証するためにおすすめなABテスト

実際にCMを放送する時の流れ

初めてテレビCMを放送する時は、CM制作が必要になります。

通常は、

  1. CMプランの打ち合わせ
  2. CM制作
  3. CM放送枠の決定
  4. CM放送

というような流れになりますが、なるべく早くCMを放送したい、という場合はCMプランの打ち合わせの段階から放送枠探しも並行して行います。

CMコードが必要になるのはCM制作の部分になりますが、このコードが決まり次第、CM放送局にもコードを共有します。

弊社の場合ですと、ある程度CMの制作内容が決まって制作がスタートした段階で、CMコードについてのご案内を差し上げます。

共通コード管理センターには弊社からコード発番の打診を行いますが、関連書類は広告主さまの方でご返送いただく必要がありますので、

書類が届き次第必要事項を記入の上書類をお送りいただく、という流れになります。

共通コード管理センターから発番される最初の4桁の番号は弊社から広告主さまへお伝えいたします。

後ろの6桁に関しては広告主さまの方で決めていただきますが、初めてテレビCMをされる企業さまは「000001」とすることが多いです。

いくつかCMのバリエーションがある場合は、「000002」「000003」…とされることが多いですが、特に決まりはありませんので、わかりやすいアルファベットと数字で決めていただいて構いません。

ただし、アルファベットに関しては大文字半角のみで小文字は不可。

数字も半角のみとなります。

あらに数字とアルファベットの混同を避けるため

  • I(アイ)
  • O(オー)

は使用できません。

関連記事:CM考査で改稿依頼になった事例を紹介

10桁CMコードというのは広告業界独特のルールですので、よくわからないという企業さまが多いかと思います。

CMをご依頼いただいた際には代理店の方からわかりやすくご説明させていただきますのでご安心ください。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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