CM・広告の仕組み

マスカラのCM戦略を消費者の声から考える

弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回はマスカラのテレビCMを放送する際に考えたい広告戦略について、消費者の声をもとにお話しをしてみたいと思います。

マスカラを購入する時に重視するポイントは年齢によって変わる、ターゲット層を具体化することが重要

~女性の「マスカラ事情」を大調査~「マスカラ選び」の重視ポイントは、年齢によって変化28~30歳で多数派が逆転! 「カール」重視から、「落としやすさ」重視へという記事によると、

マスカラを選ぶ時に「耐久カール(カールの持続性)」「ラクOFF(マスカラクレンジングの手軽さ)」どちらを重要視しているか、というアンケートでは、

  • 10代…耐久カールが約6割
  • 20代…ラクOFF派がやや増加するものの、耐久カール派が過半数
  • 30代…ラクOFF派が過半数に

といった結果になっていました。

若い世代ではカールの持続性が重視され、年齢を重ねるにつれ、落としやすさが重視されることがわかります。

メイクをする女性の中でも年齢によって求めることが違うので、

テレビCMをする場合はどの年齢層にアプローチすれば良いのか、具体的にターゲティングをした方が効果が上がりやすいでしょう。

多くのCMは「なるべく広く、多くの方に認知してもらいたい」という考えで制作されていますが、

CMのターゲット層が具体的でないと、逆に「印象に残らないCM」になりがちです。

確かにテレビCMというのは年齢や性別問わず、広く多くの人にリーチさせることができる、というのがメリットなのですが、

ターゲティングはなるべく細かく、具体的に行うのがおすすめです。

より細かい層にアプローチさせようとしているCMほど印象的で、結果的にさまざまな人に覚えてもらうことができる、ということも少なからずあるのです。

関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方

ユーザーの不満を解決することができる、という内容のCM

マスカラのように広く一般的に認知されている商品の場合は、商品説明をあらためてテレビCMでする必要がありません。

そのため「このマスカラは他のマスカラとここが違います!」といった内容にすることが可能です。(世の中に認知されていない商品の場合は、商品説明のCMから始めるしかないですからね)

その際に、ユーザーの普段の悩みを解決できるようなCM内容になっていると、より興味を持ってもらいやすいです。

新しくマスカラを買う人というのは、ほとんどの人がすでにマスカラを使ったことがある人です。

そのマスカラに対して何かしらの不満を抱えていることが多く、それが解決できるマスカラなのであれば、新しく購入したい、と思うからです。

マスカラ選びで重視するのは?ボリューム?長さ?崩れにくさ?マスカラの使用実態と悩みというアンケートでは、

マスカラを選ぶときに重視する機能で、

  1. ボリュームが出る
  2. 長さが出る
  3. ダマにならない
  4. パンダ目にならない
  5. 洗い落としやすい
  6. ウォータープルーフ
  7. 【キープ】力がある
  8. まつ毛に優しい
  9. カール力がある
  10. すぐに乾く
  11. セパレート性

という結果が出ていました。

(先ほどのアンケートとはまた別の層でのアンケートですので、少し結果に矛盾も出てしまっていますが…)

ここで注目したいのが、

  • ダマにならない
  • パンダ目にならない
  • 洗い落としやすい

という意見。

これは

  • ダマになる
  • パンダ目になる
  • 洗っても落ちない

という今使っているor過去に使ったことがあるマスカラへの不満だと思うんですね。

それを解決することができる商品があればとても魅力的に映るはずです。

こういった宣伝文言をCMで押し出してみると効果が上がりやすくなるかもしれません。

関連記事:CMの成功事例を広告代理店が紹介します

商品バリエーションに対応したCMバリエーションを作るのも効果的

マスカラは商品にバリエーションがあるものも多いと思います。

カラーバリエーションがあるものもありますし、

  • まつ毛を長くする[ロング]
  • まつ毛の量を多く見せる[ボリューム]
  • まつ毛のカールをしっかり出す[カール]

といったようなバリエーション展開をしている商品もありますよね。

こういったバリエーションに対して、それぞれCM素材を作ってみる、というやり方もあります。

よくテレビCMを見ていても同じシリーズでバリエーションがあるCMが流れたりしますよね。

15秒CMでもバリエーションがあって、30秒で同じシリーズのバージョン違いのCMが2本続けて放送されるものもあります。

これは段積みという放送の仕方ですが、続けて同じCMを見ると印象にはやはり残りやすくなりますので、CMの差別化の手法の一つです。

撮影の仕方にもよりますが、まとめて複数本のCMを制作することで料金を抑えられる場合もあります。

ご予算に合わせたCM制作&放映プランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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ABOUT ME
長倉 さやか
テレビの広告代理店「ライズアドバート」の長倉です。テレビでCMを打つ、となると身構えてしまう人がたくさんいると思います。でも実はテレビ広告はやり方によっては手軽に、そして楽しく挑戦してみることのできる広告です。テレビの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆していきます。 番組制作を行うライズプランニングではサポートも行っています。

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