テレビ業界の裏話 PR

ニュースと情報番組の違いとは?制作会社が解説!

ニュースと情報番組の違い
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回はニュースと情報番組の違いについて書いてみたいと思います。

 

ニュースはアナウンサーがいて、淡々と、事件や出来事を述べるもの。

情報番組は朝や夕方に多く、番組名で言うと、スッキリ!や目覚ましテレビ、モーニングショーなどです。

 

実はこの違い、あまり認識されていないものなんですよね。

 

ニュース番組

 

ニュース番組も実は大きく二種類に分かれます。

 

定時の10時とか12時から5分程度の短い時間で行うニュースと、

22時とか23時ころから1時間ほどかけてじっくり放送する長いニュースです。

 

5分程度の短いニュース

 

5分程度の短いニュースの特徴は、アナウンサーが

一人で画面全面に映し出され、淡々と今起きたばかりの事件やニュースを伝えるものです。

 

写真や、映像が映る場合も多いのですが、あまり加工されていないもので、

中には撮って出しと言って、撮影した映像をそのまま使っている場合もあります。

 

火事など、たまたま近くにいた素人さんが映した映像をそのまま流すということはよく見かけると思います。

 

短いニュースは、主にその日や前日など、ちょっと前におきたことを手短かに、わかりやすくアナウンサーが伝えているもので、

テレビ局の報道フロアのスタッフたちで、放送までの用意をしています。

 

直前に入ってたニュースを原稿にして、アナウンサーが読めるようにしたりするので、時間がなくバタバタするときもあります。

 

緊急の場合はニュースの途中でも

「たったいま入ってきたニュースです」

とアナウンサーが話し始めるときがありますよね。

 

そういう報道のスタッフは主にテレビ局員の人が担当している場合が多いです。

 

短いニュースは一日のうち何度もあるので、

報道を担当しているスタッフはそのすべてを担当しているところがほとんどです。

 

コピーなどの雑用も多いので、局によってはアルバイトがいるところもあり

アルバイトは学生のところもあります。

 

またアシスタントディレクターもいて、報道の手伝いをしていて、

事件や事故があると現場に一緒に行ったりしています。

 

基本的にはニュースだけなので、企画を立てたり、新しいお店を紹介したりするような仕事はありません。

 

ニュースの現場では、ニュースを文章に起こす能力も必要で、

しかも時間がないときにそれをこなさなければならないことも多いので、

難しい仕事と言えるかもしれません。

 

以前はほとんどのテレビ局で報道を担当しているメインの人は局員でしたが、今はほかの会社から来ている人も中にはいます。

 

1時間程度の長いニュース

 

1時間程度のニュースというと、

  • 報道ステーション
  • ニュースゼロ
  • ニュース23

などが有名ですが、これらはニュース番組といっても、短いニュースとは作り方もスタッフも異なります。

 

基本的にはアナウンサーが司会をして進行していきますが

隣に解説する人が一人から数人いることが多いです。

 

またニュースを淡々と読み上げるだけではなく

深く掘り下げていくところは、情報番組に似た部分もあります。

 

情報番組と異なるところは扱う内容が、硬派で、ニュースや社会問題などを掘り下げることはあっても、

芸能ニュースや、おいしいお店を見つけよう、というような気楽な話題はあまりありません。

 

ニュースを掘り下げて放送する場合は、あらかじめ作っておく映像が必要になります。

 

社会問題を取り上げるときなどは何週間も前から準備したりするときもあります。

 

スタッフはニュースゼロなら、ニュースゼロ専門のスタッフになり、

報道ステーションなら、報道ステーションだけを担当するスタッフたちで

それ以外のニュースなどは担当しません。

 

同じメンバーで毎日(毎週)制作、オンエアしています。

 

担当しているスタッフは、外部スタッフが多いところも、短いニュースとの違いです。

いろんな会社から出向しているスタッフたちが、協力して、長いニュース番組を作り上げています。

 

長いニュース番組は扱う内容が政治問題や、世界情勢など、難しい問題が多いので、

仕事の内容も難しくなることは確かです。

 

基本的にはニュースに沿った内容になるので、

何もないところから企画して、自分のやりたいことをやれる機会は

はっきり言って少ないのもニュース番組の特徴かもしれません。

 

俗に1000本ノックで1回企画ができればいい、と言われることもあるのがニュースの世界です。

関連記事:テレビ番組制作会社に入るなら、最初は報道か情報番組がいい理由

 

情報番組

 

情報番組はかつてはワイド番組などとよばれていました。

 

ワイド番組は主に芸能情報や、趣味の情報、お店の情報など

楽しめる話題が多いのが特徴でしたが、

現在は情報番組と呼ばれ、最初はニュースから入っている番組が多くなっています。

 

これも時代の流れで、変わってきた結果ですが、

ワイド番組という名前が合わなくなって、情報番組と呼ばれるようになったんですね。

 

いまでは朝のメインの時間は各局とも情報番組を看板にしています。

 

ニュース番組との主な違いは

  • ニュース以外の緩いコーナーが多い。
  • 司会がアナウンサーとは限らない。
  • コメンテーターが多く、芸能人を多用している。

ということです。

 

ニュース番組より、わかりやすく楽しめる番組にしていて、

笑いあり、アドリブあり、かわいい女の子もいて、お笑い芸人もいる、など工夫を凝らしています。

 

情報番組ははっきり言って、なんでもありと言っていいと思います。

 

よくあるのは面白いお店の紹介などトレンドを紹介するコーナー、

映画の紹介や、占い、クイズ、健康情報、など。

なんでもありです。

 

今までなかったような、おもしろい企画を生んでいくのが大事、というのが情報番組ですね。

 

もし自分で企画して何かを発信したい、番組を作ってみたいと思うなら、

まずは情報番組から始めるのが最も多彩で良いと思います。

 

情報番組には5分とか15分、20分、というようないろんな尺のコーナーがあるので、

自分の技量に合わせて最初は短いコーナーでも、そのうち長いのを担当させてもらえたりするので

スキルをアップしていくことができるからです。

 

たとえ5分でもテレビの映像を作るというのはとても大変なことです。

そういう段階を踏んで成長していけるのは情報番組の良いところかもしれません。

関連記事:テレビ業界に就職するならどんなジャンルの番組を志望するべき?

 

テレビ番組の仕事

 

弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。

 

主に情報、報道番組へメインで出向に行っていただいており、

アシスタントディレクターとして番組制作に関わっていただくお仕事です。

 

ご興味がございましたら下記フォームよりエントリーしてください。

 

また、地方に住んでいる方やまだ学生で働けない、という方にはオンラインサロンPMCA(ぺんくり メディア クリエイターズ アカデミー)もございます。

現役のテレビマンより映像制作のノウハウを学ぶことができるサロンですので、こちらもぜひご活用ください。

関連記事:【急募】テレビ局のアルバイト募集!

 

では今日はこのあたりで。

ABOUT ME
ぺんくり編集部
テレビCMは、高いものばかりではありません。テレビCMの良さをもっといろんな方に知ってもらいたいです。ご利用をお待ちしております。


LINE@」からテレビ業界に関する質問を受け付けています。

友だち追加







    テレビ業界への転職を検討している新卒でテレビ業界へ就職したいテレビ業界に関するご質問全般