弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報、報道番組の制作に携わっています。
今回は番組制作の現場で働くプロデューサーの仕事の魅力ややりがいについて。
お仕事内容とあわせてご紹介してみたいと思います。
テレビプロデューサーの仕事内容
現場によって力関係が異なることもありますが、基本的にはテレビプロデューサーはその番組の一番の責任者になります。
番組制作において決定権を持ち、ディレクターを監督する立場にあるんですね。
プロデューサーの一番の仕事は、番組を制作する上でのお金の管理です。
番組の企画を立てて、その内容に出資をしてくれるスポンサー企業を集め、番組制作費を集めます。
そして、番組制作費の中でどのようなことができるか考え、キャスティングをしたり、ギャラの交渉をしたりします。
もちろん番組制作となれば、規模が大きくなりますので、動かすお金は数千万円といった単位になります。
金額が大きくなっても、それを細かく管理する能力が求められるのがプロデューサーです。
どんぶり勘定をしていては制作費が赤字になってしまいます。
番組を続けていくためにも、とても大切な部分なのです。
よくプロデューサーとディレクターの違いについて質問を受けることがあります。
ディレクターとプロデューサーは、その仕事が内向きか外向きかの違いだと思っていただければ分かりやすいかと思います。
ディレクターは制作現場の総責任者になりますので、内向きの仕事です。
プロデューサーは逆にスポンサーを集めたり、番組のプロモーションを行ったりするお仕事なので外向きのお仕事ですね。
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テレビプロデューサーの仕事のやりがいとは?
ではテレビプロデューサーの仕事にはどのようなやりがいがあるのでしょうか?
番組を自分で組み立てていく楽しさ
まず、ディレクターや放送作家と相談しながら企画を立て、お金を集めて番組を組み立てていく、という「自分でできる」楽しさがあります。
イチから番組を組み立てていくのは決して簡単なことではありませんが、その分、創造していく楽しさがあり、これはプロデューサーのやりがいと言えるでしょう。
煌びやかな世界で働ける
プロデューサーとして番組を作り上げる時、一緒に働くのは有名人ばかり。
自分がキャスティングして有名タレントが番組に出演してくれたりするわけです。
もちろんミーハーな気持ちだけでやっていけるわけではありませんが、
テレビ業界を目指す志望動機として「〇〇さんに会ってみたい」「〇〇さんと仕事をしてみたい」という気持ちがきっかけとなる人も少なくありません。
憧れの人と一緒に同じ土俵で仕事をすることができる、というのは楽しいことですよね。
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番組の反響が自分の実績となる
番組の総責任者がプロデューサー。
つまり自然と、番組の反響が自分の実績へとつながっていきます。
番組が売れれば「あの番組を作ったプロデューサー」という肩書きがつくようになるわけですね。
みなさんも「あの番組の名物プロデューサー」というようなプロデューサーの思い出し方をすると思います。
やはりプロデューサーは演者ではありませんので、その人自身のパーソナルな部分が有名になるのではなく、番組の名前と一緒に有名になっていくのです。
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テレビプロデューサーへの道
ほとんどのテレビ業界スタッフは、未経験で業界へ入ってきたらまずはアシスタントディレクターとしてキャリアをスタートさせます。
そこから数年経験を積んでいき、大まかに2つの出世コースに分かれます。
- アシスタントディレクター→ディレクター
- アシスタントディレクター→アシスタントプロデューサー→プロデューサー
アシスタントディレクターのうちに番組制作の大まかな流れを覚えて、
自分がディレクターになりたいのか、プロデューサーになりたいのか、ということを考えて、進路を決めるような形です。
ディレクターは現場での総監督という立ち位置になりますので、予算の管理などは行いません。
もちろんディレクターがキャスティングをすることもよくありますが、予算のことを考えて最終的にキャスティングの決定権を持っているのはプロデューサーになります。
ディレクターと相談しながらプロデューサーはどうやったら思い描いた番組が形になっていくか、ということを考える仕事なんですね。
大きなお金を動かしてみたい、自分でゼロからものを作るということをやってみたい、という方は、プロデューサー業にやりがいを見出せるのではないかなと思います。
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