広告宣伝・CMをやりたい、と思った時にどんな媒体でやったらいいのか、というのはまず悩むところですよね。
一口にCM、といってもいろんな媒体がありますし、それぞれ特徴がありますから。
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CMを打ちたい商材・会社の特徴や、どんな層がターゲット層なのか、ということによってCMのやり方も変わってくるかと思います。
CMしたいものとユーザー層がきちんとマッチしないと、そのCMは打ち損になってしまうんです。
CMはやればいい、というわけではないんですね。
どの媒体でどんな人に向けてどのようにCMをするのか、ということをしっかり考えていくべきです。
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今回は数あるCM媒体の中でも特にラジオについて。
ラジオCMで得られるCM効果を広告代理店の立場からまとめてみました。
ラジオはチャンネルを変えられない
ラジオは番組の時間がバラバラで番組の長さもその番組によってバラバラですよね。
そしてラジオは大抵聴いている人はいつも同じチャンネルにしていることが多いんですね。
なのでラジオCMをしても、CMだからといってチャンネルを変えられない、というのがラジオCMの特徴なんです。
やはりユーザー側からするとCMというのはどうしても邪魔くさく感じてしまうものなので、飛ばせるものなら飛ばしたい、という心理があるのですが
ことラジオCMに関しては特にその心配がありません。
ラジオ番組とラジオCMの境界線が曖昧、というのも一つ理由として挙げられるでしょう。
CMが流れている時にラジオを聴いている人には確実にラジオCMを頭から終わりまで聴いてもらえる、というのがまず一つラジオCMのメリットとして挙げられます。
つまりターゲット層とユーザー層がマッチしていればかなりの確率で効果が得られるということです。
もちろんそのためには自社の商材や、会社のブランドなどをきちんと把握して戦略的にCMを打つ必要がありますが。
詳しくはこちら:メディアプランニングの大切さ
ラジオのながら聴きの特徴
ラジオはながら聴きをする人がとても多いです。
何か作業をしながら、でも作業だけでは持て余す思考があってラジオを聴く、という人がとても多いんですね。
中でも一番多いのは車の運転中にラジオを聴く、という人です。
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こういったラジオのながら聴きの場合は、手元では作業をしなくてはいけないけれど意識はラジオに集中している、という場合が多いんですね。
逆にいうと、テレビの場合はながら視聴する人はだいたいマルチスクリーンで手元でスマホをいじっていますのでテレビから目線も落ちてしまっていますし
手元のスマホに集中している人の方が多いわけです。
関連記事:テレビのながら見とCMの関係
つまりラジオの場合は媒体的に何かをしながら楽しむ、というユーザーが多く、またその形態に適していると言えます。
ラジオ自体が音声のみを利用したエンターテイメントだからです。
なので音声でしっかり内容を伝えることのできるような商材の場合はラジオCMは特に向いていると言えるでしょう。
逆に視覚的にもCMをしないと効果が期待できないようなものの場合はテレビCMにした方がいいですね。
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ユーザー層が絞られている
ラジオは他のメディア媒体に比べてユーザー層がかなり絞られています。
基本的にラジオを聴いて人は
- 中高年層
- 男性
が多いんですね。
最近の若年層の中には、ラジオを好んで聞いているという方がいらっしゃるのですが、全体として層を考えると、やはり中高年層になってくるんですよね。
これはラジオを聴くシーンに運転中というシーンが多いということと、
テレビが普及する前にエンターテイメントの中心にいたのがラジオだったから、という理由が挙げられます。
テレビは意外にも新しいメディアでもあるんですよね。ラジオが始まったのが1925年、テレビが始まったのが1953年ですから、
テレビの方が新しいメディアなんですよね。それ以前はテレビがなかったと思うと、何か不思議な感じがしますよね。
また、深夜帯になるとやはり若年層のラジオユーザーも増えるようで、これは今も昔も変わらない傾向のようですね。
新規顧客獲得や若年層を狙いたいなら深夜帯のラジオCMが効果があるかもしれません。
また、地方になると女性でも運転をする人の割合が高いです。
ラジオも地域を限定して放送することが可能なので、地方でラジオCMをやる場合はユーザー層も男性に偏りすぎないです。
テレビCMもラジオCMも、地方で限定的に打ったり、何度か試してみて地域を拡大する、ということもできるので
そういったやり方を試してみるのもいいと思います。
関連記事:新商品のCMを地方局からやると効果的?
親近感がある
ラジオをよく聴く方はご存知の方も多いかと思いますが、ラジオの番組はかなり地域密着型の番組、CMが多いです。
ラジオCMと言っても、ラジオCMとして流す場合と番組内でパーソナリティーに情報を読み上げてもらう、というCMの方法があります。
どちらにせよ地域が限定的なので「今日はどこどこでこんな催しをやっています」といったCMができます。
ユーザーにとってより親近感がわくCMができるんですね。
また、番組内でラジオパーソナリティーに読み上げてもらうパターンのラジオCMだと、その番組の固定リスナーには必ずCMが届くはずなので効果が得やすいと言えます。
固定リスナーはパーソナリティーに対して親近感を感じながら番組を聴いているでしょうから
場所も近く、いつも聴いているラジオ番組のパーソナリティーがCMをすることによってより親近感を感じられCMの効果が得やすいのでしょう。
関連記事:タイムCMとスポットCMの違い。どちらを選べばいいの?
信頼度が上がる
これはラジオCMだけでなくテレビCMにも同じように言えることですが、CMをする、ということ自体にとても価値があるんですね。
テレビもラジオもCMを実際に放送するまでに考査があり、きちんとしている企業や団体でないとCMをすることができません。
CMがきちんと届けたいユーザーに届くことも大切ですが、CMをやった、というその実績自体もまた「信頼」という効果を生むんです。
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ラジオCMをするなら
弊社ライズアドバートではテレビだけでなく、ラジオCMのご相談も承っております。
基本的にラジオCMは20秒か40秒のCMになります。
ラジオCMの料金はの目安としては
- ローカルラジオ局1本1万円~
- ラジオ番組制作50万~
- 既存ラジオ番組出演枠20万~
と、このような形になっております。
ご質問ご相談等ございましたら下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
ラジオを使ったCMはやり方によってとても効果的なものになります。
ターゲットとする層がしっかりしていればしているほどスムーズにCMを打つことができますし、もちろん試しに一度やってみてから改善していく、という方法でも良いかと思います。
効果的にラジオCMを打つお手伝いができれば幸いです。
では今回はこの辺りで。