コロナ禍において、
- 「健康」
- 「除菌」
- 「抗菌」
- 「ウイルス除去」
- 「リラックス」
といったキーワードが広告市場で大きなトレンドとなりました。
広告業界ではこういったトレンドというものが必ずあって、
トレンドを取り入れた広告を出すことが、企業のブランド力の向上につながることも多いです。
そして2022年に注目されているトレンドがSDGs(持続可能な開発目標)です。
テレビCMでもこういったSDGsを意識した内容のものがとても増えました。
今回はこういったSDGsを意識したCM作りについて、テレビCMをメインに取り扱う広告代理店ライズアドバートが解説してみたいと思います。
近年のトレンドの流れ
コロナ禍においては、人の気持ちに寄り添い、自粛生活も楽しめるような温かみのあるCMが目立ちました。
しかし2021年に入ってからは自粛ばかりではなく、経済をも回していかなくては、という動きに変わっています。
それによってSDGsにも目が向けられるようになってきました。
良い商品やサービスを販売している企業=良い企業、という方程式がだんだんと崩れはじめ、
最近はSDGsへの取り組みなど、企業の姿勢や理念といったところが重視され始めています。
CM効果についても、「応援したくなる企業かどうか」というところが重要になってきているように感じます。
良い商品・サービスでも、経営理念などが批判されて消費者が離れてしまうようなケースもありますので、企業の姿勢や取り組みなどを広め、信頼を高めていく広告というのが昨今は重要になってきています。
関連記事:テレビCMの効果には「信頼」もある
応援されるSDGsを意識したCMとは?
SDGsは持続可能な開発目標ですが、
これを意識したCMで実際に評価の高かったCMを見ていると、「実際にその取り組みができているのか」「どのような取り組みをしているのか」ということを丁寧に描けているCMが多いように感じます。
「SDGsに取り組んでいます」というような抽象的なアピールだけでは、あまり視聴者に良い印象を持ってもらうことができません。
というよりも、記憶に残るのも難しいでしょう。
それよりも、「実際にこのような活動をしています」「このような取り組みがこんな風にSDGsに繋がっています」というような具体的なCM内容にすることで、
より視聴者の理解も深まり、応援してもらえる企業になるのです。
SDGsという言葉も近年急に巷で聞くようになった言葉ですよね。
この言葉の意味そのものがまだ一般的に深く浸透していないような印象も受けます。
だからこそ、どのような取り組みがどうSDGsにつながっていくのか、ということを丁寧にCM内で描写してあげることが大切だと言えるでしょう。
より多くの視聴者に共感してもらえるようなクリエイティブを目指したいところです。
関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方
CMの尺は30秒か60秒がおすすめ
普段よく放送されているテレビCMは15秒か30秒の尺のものがほとんどです。
15秒のCMの方が本数的には30秒のものの2倍程度ありますので、時間で見れば15秒と30秒のCMはほぼ同じくらい放送されている、とも言えます。
SDGsを意識したテレビCMを放送する場合は、上述したように、その取り組みの内容や、それがどうしてSDGsへと繋がっていくのか、ということを丁寧に描写したCMにした方が良いでしょう。
それを考えると、本数よりも内容に重きを置き、できるだけ尺は長めのCMに仕上げた方が良いのではないかと思います。
もちろんCMの尺が長くなればそれだけ放送コストもかかってはしまうので、予算に対して放送できる本数は尺が長くなるほど少なくなってしまいます。
ただブランド力向上のためのCMなのであれば、本数よりも内容を重視する戦略で良いのではないかと思います。
30秒CMか、あるいは60秒のCMというのも手法としてはあります。
ドキュメンタリー風のCMなんかは60秒のものも多く、
どうしても放送枠を獲得するのが難しくはなりますが、「視聴者にしっかり伝えたいCM」の場合は60秒で制作をされる企業さまも多いです。
特にハートウォーミングな内容のCMに関しては60秒で制作されていることが多いですね。
あまり本数は多くありませんが、「このCM長いな?」と思ったら大体60秒のCMですので、
ぜひそういった尺感覚も踏まえた上でテレビ視聴を普段から行ってみてください。
60秒のCMにも出会えることがあると思います。
関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H
弊社ライズアドバートではCMの制作と放送枠の獲得をワンストップサービスでご提供させていただいております。
ご予算やCM目的に合わせた広告プランをご提案させていただきますので、CM放送をご検討いただいている場合はお気軽にお問い合わせください。
予算決めに悩んでいる…という段階でも構いません。
