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生命保険のCMにはどんなものがある?制作時に参考にしたい情報

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弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回は生命保険のCMについて考えてみましょう。

生命保険に加入している人の実態

公益財団法人 生命保険文化センター2021の(令和3)年度「生命保険に関する全国実態調査」(2021年12月発行)によると、

生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は89.9%となっていました。

また医療保険の加入率は93.6%です。

生命保険の加入率がかなり高いことが分かりますね。

しかし生命保険についてのアンケート -将来のこと、考えてる?-を見てみると、

加入している生命保険の保障内容を理解しているかどうか、という設問では、

  • 理解している…46.6%
  • 理解していたが内容を忘れた…24.6%
  • 理解していない部分がある…24.8%
  • わからない…4.0%

という結果が出ていました。

実に半数以上の方が、自分が加入している生命保険の保障内容について、しっかりとは理解できてないということが分かります。

また同アンケートでは、

現在の保障内容で十分かどうか、という設問もあり、この設問では、

  • 十分…10.6%
  • ほぼ十分…29.8%
  • どちらともいえない…40.9%
  • やや不十分…10.8%
  • 不十分…7.8%

という結果が出ていました。

そもそも現在加入している自分の生命保険の内容についても十分理解できていないため、

生命保険を現在加入しているもので十分だと思いきれないところがあるのかもしれませんね。

また、追加で増やすとしたらどのような保障が必要か(複数回答)、という設問では、

  • 老後の生活資金…48.4%
  • 病気や怪我の治療や入院した場合の医療費…41.1%
  • 要介護状態となった場合の介護資金…40.1%
  • 病気やケガのため長期間働くことができなくなった場合の生活資金…30.6%
  • 万一の場合の遺族保障…26.7%
  • 子どもの教育資金…7.1%
  • その他…2.4%

という結果が出ています。

やはり老後のことや、自分に万一のことがあった場合のことを心配されている方が多いようですね。

この辺りをすっきりと説明することができる生命保険は魅力的かもしれません。

多くの方が「よくわからない」「どういうときにどこまで保障されるのかがわからない」という問題を抱えています。

そこを解決することができるかもしれない、と思ってもらえるようなCMだと刺さりやすいと思います。

関連記事:CM制作の見積もり!どういうものにお金がかかるの?

実際に放送された生命保険のCM、どんなものがあった?

生命保険のCMでは、

2021年度「消費者を動かしたCM展開」として、ライフネット生命のCMが選ばれていました。

詳しくはPR TIMESのライフネット生命保険のテレビCMが2021年度「消費者を動かしたCM展開」を初受賞をご覧ください。

こちらのCMは博多華丸・大吉のお二人が、ライフネット生命の保険商品の特徴や保険料見積もりの利便性を伝えるもので、

お二人が漫才をしているような映像で、実際に大吉さんがスマホをいじりながら、その操作画面が画面横に映し出されている、という構図になっています。

「こういう条件の場合はこうやって入力する、そうするとこんな値段になります!」と保険料見積もりサービスの画面を見せながら説明しているんですね。

例として出されているのは25歳男性で、エコノミーコースで月々1,372円、となっています。

つまり社会人3年目くらいの男性に、「こんなに安くかけられる医療保険がありますよ」というアピールをしているわけです。

ここがメインターゲット層なんですね。

こんな風に、シミュレーション画面をしっかりと見せてあげることで、

複雑でよくわからない保険も、自分で簡単にシミュレーションすることができる、というのが分かります。

とにかく分かりやすく、簡単にできる、というのを全面に押し出した構成が良かったのだと思います。

テレビCMでは、商品やサービスを紹介するときに、視聴者に「もし自分がこれを購入したら」「もしこれを自分が使ったら」と想像してもらうことが何よりも大切です。

ターゲット層を明確にし、その人が「自分だったら」を想像しやすくなるような内容にするようにしてみると良いでしょう。

関連記事:CM好感度ランキングから、好まれるCMの傾向を考える

安心感のあるCMにするのもおすすめ

コのほけん!編集部 調べを見てみると、

申し込み方法として一番多かったのは対面申込(営業担当者と直接会って手続き)(56.8%)という結果が出ていました。

また、その理由として、

・対面の方が良く理解できる、わかりやすい、安心できる、信頼
・人と話す方が安心出来る。聞き忘れもなく聞きたい事が聞けるので
・知人から営業担当者を紹介されたから 等

といった理由が挙げられていました。

ずっと支払い続けるものになりますし、いざという時に自分を助けてくれるものですので、

やはり安心感が求められるように思います。

Zoom面談をいつでも受けられます、といった内容を入れてみたり、

窓口で相談できる、というような内容にすることで、「自分も相談に行ってみようかな」と思ってもらいやすくなるかもしれません。

とにかくユーザーに求められているものを考えて、そこに合わせたCMを行っていくと良いと思います。

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ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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