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白髪染めのテレビCMを消費傾向から考える

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白髪染め商品のテレビCMをする時はどのような広告戦略を考えれば良いのでしょうか?

白髪染めの消費傾向をもとに、テレビCMの制作・放映について、広告代理店ライズアドバートが考えて行きたいと思います。

実は自分で白髪染めを行っている人が過半数

【白髪で悩む女性150人に調査】白髪染めどうしてる?美容院で染める人は半数以下という記事によると、

白髪染めを美容院で行っている人は全体の47%、セルフカラーをしている人が53%、という結果になっていました。

過半数の方が、自分で白髪染めをしているということがわかります。

えいぞーさん

そういえば私のお母さんも自分で白髪染めをしています…!

手間はかかりますが、費用を抑えられる、というのが大きな理由のようです。

また、わざわざ出かける必要がない、というのもセルフカラーを選ぶ理由にありました。

コロナ禍をきっかけにセルフカラーを試してみて、そちらに乗り換えたという方も一定数いるようです。

どうしても美容室で白髪染め、となると移動が億劫ですし、

白髪染めは頻度もそれなりに高くなりますので面倒に感じる人が多いのでしょう。

染めてから2〜3週間程度で目立ってきてしまうのが白髪の厄介なところです。

関連記事:女性向けの宣伝広告を出す時に注意したいこと

白髪染めをする理由

どうして白髪染めをするのか、というところに着目することによって、

どのような内容のテレビCMにしたら良いのか、ということを考えることができるかもしれません。

ユーザーがどうして白髪染めをするのか、その理由を見ていきましょう。

白髪(グレイヘア)と白髪染めに関するアンケート調査(30代~80代女性対象)という記事によると、

白髪を染める理由として、

  1. 若く見せたいから(74.3%)
  2. 美しく見えるから(63.3%)
  3. きちんと見えるから(62.6%)

というものが上位に来ていました。

多くの方が他人からどう見えるか、自分をどう見せたいかということを意識して白髪染めをすることを選んでいる、ということがよくわかります。

仕事をする上できちんと見えた方が良い、

あるいは子供が学生のうちは綺麗な親でありたい、という意見もあり、

マナー的な捉え方で白髪染めをしている人も多いようですね。

しなくても良いけれどしている方がきちんとして見える、綺麗に見える、というのは、メイクと通ずるものがあるような気もします。

関連記事:テレビCMをする時のターゲット層の決め方

カラー剤を選ぶ時の指標

アラフィフマーケット研究会35歳〜64歳の『白髪』に関する定量調査という記事によると、

カラー剤選びで重視することは、

  • 染まり具合
  • 価格
  • 剤の形状

が多くなっていました。

また、年齢によってもこれはばらつきがあり、

  • アラフォー層は「染まり具合」「価格」「剤の形状」
  • アラフィフ層は「価格」「剤の形状」
  • アラカン層は「トリートメント成分」

を重視する傾向がある、という結果がでています。

カラー剤を選ぶ際の情報源は、「ドラッグなどの店頭」「テレビCM」が多くなっており、年代別に見ると

  • アラフィフ層は「ドラッグなどの店頭」「プレゼントサイト」
  • アラカン層は「CM」
  • アラフォー層は「雑誌」「クチコミサイト」「メーカーサイト」「フリーペーパー」

となっていました。

白髪染めといっても、白髪が気になり始める年齢は人によってまちまち。

中には20代から白髪が気になり始める人もいますが、多くの方は30代後半くらいからのようです。

そう考えると幅広い世代が使われているものですから、その中でもどの世代をメインターゲット層とするか、ということを考えてテレビCMを制作してみるのも良いでしょう。

関連記事:ターゲティングならウェブCM、認知度向上ならテレビCM

ユーザーの悩みからCM内容を考える

実際に白髪染めを使っているユーザーが抱えている悩みからテレビCMの内容を考えていく、というのも効果的だと思います。

白髪染めユーザーの悩みとしては以下のようなものが挙げられます。

  • 染める回数、頻度が多くて面倒臭い
  • 毛量が多く、市販のものの一回分では足りない
  • アレルギーがあり、白髪染めをすると痛い、かぶれる
  • カラー剤のダメージによる髪のパサつき、傷みが気になる
  • 液だれしやすくて使いづらい
  • 染めムラがある
  • リタッチするには量が多い
  • 何度も使わないと染まらない
  • 時間がかかる
  • 手や物に色移りする
  • 服につく

これらの問題を解決してくれそうな白髪剤があれば…と多くの人が思っているということです。

もちろん商品の性質に合わせる必要がありますが、「そんな問題を解決できます」という内容のCMにすれば効果は高いでしょう。

上記の問題を解決することができるような文言を考えてみると、

  • 一度で綺麗に染まる
  • 簡単に染められる
  • 使う分量を調節できる
  • 髪の毛を綺麗にする効果がある
  • オーガニック製品

といったところでしょうか。

白髪染めをする人の中でもより具体的なターゲットを狙ってみるのが良いかと思います。

関連記事:CMを流す時間帯は何時ごろが良い?内容・ターゲットからの決め方

弊社ライズアドバートでは、テレビCMの制作から放映までをワンストップサービスでご提供させていただいております。

ご予算にあわせたプランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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