最近はスマホゲームのテレビCMをよく見かけるようになりました。
アプリをスマホにダウンロードすればすぐに始めることができるスマホゲームの場合は
日本全国で需要があるものですからテレビCMをどのようにやったらいいのか、迷う企業さまも多いと思います。
大広が2016年8月29日、第2回「47都道府県スマホアプリ利用実態調査」の結果を発表し、
それについてのまとめがマイナビニュースの「スマホのゲームアプリに課金する人が多い都道府県1位は?」という記事で紹介されていましたが
スマホゲームをダウンロードする時に課金ヘビー層が重視するポイントに
- 1位…有名な企業のアプリである
- 2位…テレビCMをしている
- 3位…アプリストアの評価
というものが挙げられています。
2位にランクインしているのがテレビCM、となっており
やはりCMの影響力は強いことがわかります。
ではスマホゲームのテレビCMを放送する時はどのような戦略で放送していけばいいのでしょうか?
全国でサービスが展開されているからとは言え、全国CMをいきなりするのにはかなり予算が必要になります。
最初はスポットCMで局地的にやってみるのもいいでしょう。
スポットCMの場合
初めてテレビCMを放送する場合はスポットCMをおすすめしています。
タイムCMは特定の番組のスポンサーになる方法ですが、スポットCMはある程度時間帯を指定してランダムにテレビCMを投下していく方法です。
スポットCMの方が融通が利きやすく、CMを放送したいと思ってから比較的すぐにCM放送を始められるのが特徴です。
ではスポットCMでテレビCMをする時にはどのような条件で放送すればいいのでしょうか。
CM投下地域
スポットCMの場合は局地的にテレビCMを投下していくことになりますが、
先ほどもご紹介した「47都道府県スマホアプリ利用実態調査」の結果によるとスマホゲームに課金している人が多い都道府県の一位は香川県ということになっています。
香川県の場合は放送地域が岡山県と同一ですので、岡山・香川エリアでテレビCMを放送することができます。
だいたいこの地域だと東京キー局に比べてかなりコストを抑えて放送することができ、初めての場合は50万円程度から出稿できます。
香川の次に
- 熊本
- 鹿児島
- 東京
などがありますので、西のエリアの方がスマホゲームのテレビCMは相性がいいのかもしれません。
もう少し予算に余裕があるのであれば、これらの県からチョイスして複数局で放送してみる、
あるいは関東ローカルも試してみるといいかもしれませんね。
関連記事:関東でテレビCMを流したい!予算はいくらくらい?どんな流し方があるの?
CM投下時間帯
CMの投下時間帯ですが、ターゲット層はやはり若い世代が中心になるかと思います。
初めてのテレビCMの場合は最初は「全日」という時間帯を指定しない取り方をしてみて
どの時間帯にリアクションが出やすいのか、という効果検証をしてみるのが良いかと思います。
ただコスト的にもう少しかけられるのであれば、
若い世代が見やすい時間帯であるコの字や二の字、深夜帯などを選んでみると良いでしょう。
関連記事:スポットCMの放送時間帯、逆L、コの字、ヨの字、の比較
CM投下時期
テレビCMの投下時期ですが、やはり一番大々的にやるべきなのはリリース時期ですよね。
その前に効果を測るため、事前登録などの段階で一度CMをやってみるといいかと思います。
規模としては一番リリース直後を厚めに投下してみて、
その後はゲーム内のイベントなどに合わせてテレビCMを投下すると良いでしょう。
テレビCMは一度だけでなく、継続して行っていくことによって
より効果が高まっていきます。
関連記事:【広告代理店が解説】テレビCMの投下量の目安は何で決める?
全国CMをする場合
全国でテレビCMを放送する場合は、ほとんどの場合がタイムCMになります。
タイムCMの場合はやはりゴールデンタイムが一番視聴率が良いので
その時間帯の番組を指定したほうが良いでしょう。
ただどうしてもスポットCMに対して割高になってしまう部分があります。
予算は番組によってかなり変わりますので、広告代理店に相談してみると良いでしょう。
若い世代がターゲット層になることが多いと思いますので、インターネットCMと並行して局地的にテレビCMをする、というようなやり方でも良いかと思います。
関連記事:テレビCMをする時、広告代理店に連絡する前に決めておくこと
スポットCMの場合は、CM素材さえあれば実際に放送する1〜2ヶ月前からの準備で十分間に合いますが
タイムCMの場合は番組編成の影響を大きく受けますので、テレビCMをしたいと思ってから半年以上待機しなくてはいけなくなることもあります。
なるべく早めに動き始めるようにした方が、スムーズにテレビCMを放送することができますので
不確定要素が多くてもまずは広告代理店に問い合わせてみると良いでしょう。