CM・広告の仕組み

消費者金融のテレビCMをする時に考えたいこと

今回は消費者金融のCMについてです。

消費者金融と呼ばれる業種はこの半世紀程度の間に目まぐるしく状況が変化した業界ではないかと思います。

そんな消費者金融について、どんな人がよく利用しているのか、またCMする際に気を付けることはどんなことなのかについて書いてみたいと思います。

 

消費者金融へのイメージの変化

 

かつては

消費者金融=サラ金

サラ金=怖い、取り立て、脅し

という観念が一般的な通説になってしまっていた時期がありました。

1970年代~1980年代の頃のことです。

 

厳しい取り立てを苦に自殺する人も増え社会問題になったのです。

元の借入額はたった数十万ということもあり、法外な金利に苦しめられた人も多くいました。

現在ではそのような事件は全くといって良いほど無くなりました。

 

今はいかなる理由があっても、生活を脅かすような厳し取り立てをしてはいけないと、法律で決まっていますし、

違法行為をすれば業務停止となってしまいます。

 

また、貸金業法と法律の改正により総量規制という目安ができ、

年収の1/3を超える貸し付けはできないという決まりもできています。

これにより、無理な借金は借りる側だけでなく、貸す方もやってはいけないことになったわけです。

 

また金利についても上限は20%までと決められており、

大手消費者金融では、下は3%程度~上は約18%程度の金利に設定しています。

 

ちなみにこの金利は手数料や保証料を含んだ数値で、実質年率といいますが、

このあたりの明記についても、現在はきちんと示されるように規制されていますから

その点ずいぶん安心して借りられるようになったのではないでしょうか。

 

テレビCMの世界でも一時期は消費者金融のCMは全く排除され、流れなくなった時期もありました。

しかし現在では、大手消費者金融のCMも流れ、イメージはずいぶんと回復したものだと、かつてを知っている私などは思ってしまいます。

 

国の許可をきちんととった消費者金融を利用するにあたっては、現在では不当な被害にあうようなこともありませんし、

借りすぎてしまうようなことも基本的にはないはずです。

 

そんなこともあり、諸費者金融業界はもっともイメージが良いほうに変化した業界といって良いと思います。

関連記事:金融関係のCMはできる?避けた方が良い表現は?

 

消費者金融を利用するのはどんな人

 

ずいぶんとイメージが上がった業界ですが、誰でも利用するかというとそういうわけでもないと思います。

そこでどんな人が良く利用するのか、何に使うのかなどについて見てみたいと思います。

 

まずどんな世代の人が借りるかについてですが、男性については

  1. もっとも借りるのは50歳~59歳の男性で約20%
  2. 次は60歳~69歳の男性で約16%
  3. 三位は40歳~49歳の男性で約15%

となっています。

 

また女性については全体に少ないのですが、その中では

  1. もっとも借りる女性は40歳~49歳の約7%
  2. 次は30歳~39歳の約6%
  3. 三位は50歳~59歳の約5%

の順番になっています。

 

思ったより少ないのは29歳までの若い世代です。

中でも男性は約1%しかなく若い世代では唯一女性の方が借りる人が多く約4%となっているのも特徴的です。

 

つまり消費者金融のターゲットとしては男性は40代~60代まで。

女性は40代がターゲットということになります。

 

30歳以上の世代については全世代とも男性の方が多いので、ターゲットとしては男性中心だということがわかります。

 

また借りる人の年収についてはある調査によると、

年収300万~400万の人が最も借りており、消費者金融を利用するうち約25%がこの年収となっているようです。

二番目が年収500万~1000万の層なので、意外に年収が多い人も消費者金融を利用していることがわかります。

 

また傾向としては自営業者が借りることはとても少なく多くは会社に勤務するサラリーマンであることもわかっています。

かつてサラリーマンが借りるのでサラ金といわれましたが、今もそれは変わらずということですね。

 

ちなみに平均借入残高は50万程度なので、かつてのように消費者金融から多額の借金をする人は減っていることがこの数字からもわかります。

 

借りたお金の使い道については

  • 食費など生活のため
  • レジャーのため
  • 納税のため
  • 家賃の支払いのため
  • ギャンブル
  • 子供の教育費

借入残高や使い道を見ても、一時的なことで利用する人が多いというのが見えてきます。

 

また大手の消費者金融の中で、借りている人が最も多いのは現状ではアコムで、続いてプロミスのようですが、

これはCMの多さとも比例しているようです。

 

やはり認知度というのはこの業界においては重要なのではないかと思います。

CMを打つ場合は、男性が中心であること、比較的高齢(60代)の男性も多く借りていることから、全時間帯でCMは有効であると思いますね。

関連記事:売れるCMを作るためにはターゲットの設定が重要

 

消費者金融のCMの注意点について

 

イメージがアップしたとはいえ、消費者金融のCMをする際は、過去の教訓を踏まえ、かなり厳しい考査があると思った方が良いと思います。

 

違法な業者(いわゆるヤミ金)でないことは、もちろんのこと業態考査、CM素材の言葉の選び方、使い方、明示しなければいけないことなど、気を付けることは多くあります。

まず前提として以下のようなことがあります。

  1. 業者の実態・サービスの内容が視聴者の利益に反するものは取り扱わない。
  2. 安易な借り入れを助長するような表現であってはいけない。
  3. 特に青少年への影響は十分に考慮すべき。

これをもう少し詳しく言うと、

  • 安易な借り入れを助長する表現は、その疑いがあるものを含め、表現方法にかかわらず排除しなければならない
  • 児童や、青少年に配慮する時間帯(主に17時~21時)のCMは注意喚起するもの以外は避けるのが望ましい。
  • 児童向け番組、青少年向け番組、またアマチュアスポーツ番組等の場合は上記時間に限らず消費者金融CMは避けるのが望ましい
  • 消費者金融のCMについては貸金業法に基づき貸し付け条件を正確、明瞭に表示しなければならない。
  • その際文字の大きさは一定以上確保し、CMの秒数は30秒以上を確保するのが望ましい。
  • 遅延損害金、年齢制限についても同様に明示すること。
  • 使いすぎ、借りすぎ、計画的な借り入れ等の注意喚起についても一定以上の文字の大きさと秒数を確保すること。
  • URL表示は適正さ保持できると判断できる場合以外は表示しない。

このように、一見漠然としている表現に見えますが、文字の大きさや、秒数までチェックされるということで、かなり厳しい考査が入るということがわかるかと思います。

関連記事:CMの考査って何だろう?を代理店が徹底解説!

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