昨今はタクシーに乗ると、シートの目の前に液晶があって、そこで広告が流れる、というのが当たり前になってきました。
この、タクシー後部座席に向けて設置されている端末に表示される動画広告をタクシーサイネージと呼びます。
昔からタクシーにはステッカーが貼られていたり、チラシを掲示したり、といった広告枠がありましたが、
タクシーサイネージによってより費用対効果の高い広告訴求が可能になりました。
今回はこのタクシーサイネージについて、解説してみたいと思います。
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コロナ禍でタクシー利用客が増えている
東京は通勤の電車が満員になることで有名ですが、
コロナ禍ではこの通勤ラッシュがとても問題になりましたよね。
時間帯をずらすしたりリモートワークなどで対策をしていた会社が多かったですが、
このタイミングでタクシーの利用頻度はとても上がったそうです。
- 密を回避できる
- 他人との接触を回避できる
というのが理由でした。
タクシーモビリティメディア「GROWTH」が行なった「タクシー利用者に関するアンケート調査」によると、
月1〜2回のライトユーザーが減少する一方で、月3回〜10回のミドルユーザーが増加し、タクシー利用者の44%はタクシーの利用時間が増えたと回答していました。
コロナの脅威がなかなかおさまらない中で、今後もタクシーを利用し続ける人は一定数いると考えられるでしょう。
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タクシーサイネージの出稿料金目安
タクシーサイネージは
- 利用者が乗車してすぐに流れる1本目
- 2本目以降の数本
- それ以降の数本
といった形で、動画が流れる順番により料金が設定されています。
出稿期間は一週間単位となっていることが多いです。
料金目安としては、
- 1本目(最大60秒)…600万円〜
- 2本目以降の数本(最大30秒)…350万円~400万円
- それ以降の数本(最大30秒)…200万円~240万円
程度です。
秒数や内容によって料金は変動しますので、あくまで目安としてお考えください。
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タクシーサイネージのメリット
ここからはタクシーサイネージのメリットについて解説していきます。
視認性が高い
乗客が着席したら目の前で流れる動画広告のため、
他の公共交通機関などで配信するよりも視認性が高いというのがタクシーサイネージの大きなメリットです。
私も何度かタクシーの中でタクシーサイネージを見たことがありますが、
ついつい見てしまう、というのはありますよね。
特にタクシーの場合は「ちょっとした距離」で利用する人が多いので、
乗車時間が短く、タクシーの中での時間がなかなか有効活用しにくい、というのがあるそうです。
どこらへんで降りた方がいいのか悩んでいる、という乗客も多く、
そうするとスマホを取り出してスマホを見ている、みたいなことも少ないんですよね。
このサイネージ端末によっては、広告の表示だけでなく、メーター情報や走行距離、料金なども同一画面に表示されるようになっており、
端末に注目を集めやすい仕組みになっています。
決裁者向けの訴求ができる
タクシーはビジネスで利用される方も多く、
特にビジネスにおいて決裁権を持っている人や経営者層にリーチしやすいというのがタクシーサイネージの特徴でもあります。
BtoB向けの商材訴求で使われることも多いのがタクシーサイネージなんですね。
また、タクシーを利用することができる余裕がある富裕層へのアプローチもできる、というのが強みでもあります。
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エリアに合わせた広告の配信が可能
タクシーは長距離で使われることがあまりありませんので、基本的には同一エリアでぐるぐると回っているものですよね。
なので、稼働地域に合わせた広告を配信することができる、というメリットもあります。
イベントや催事の広告を出稿したり、
エリア外からの来訪者向けに観光スポットの紹介動画を流したりなども可能です。
繰り返し同じ人に訴求することができる
先述したようにタクシーを月に3回〜10回ほど利用する、という人が増えており、
同じ人に繰り返し同じ広告を見てもらうことができる可能性が高いです。
人は同じ広告を最低でも3度は見ないと覚えられない、とも言われています。
他の媒体に比べると繰り返し訴求効果が高く、広告効果が出やすいと言えるでしょう。
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向いている商材・ターゲット層
タクシーサイネージに向いている商材は、
- エリア限定で集客したいもの
- toBの商品・サービス
と言えるでしょう。
また、ターゲット層は、
- 決裁権のあるビジネスマン
- 経営者層
- 富裕層
だと相性が良いです。
弊社ライズアドバートでは広告動画の制作から、配信枠の獲得までをワンストップサービスにてご提供可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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