テレビ局は全国にありますので、中には東京のキー局で働いていた人が
地元の地方局に移動する人や
または地元の地方局で働いていた人が、
一度はキー局で経験を積みたいということで、
東京に出てきて働くという人もいます。
あるいは、地方からいきなり東京に出てきて、キー局で働くという人もいます。
今回はそのような人たちから聞こえてくる声と注意点についてです。
特に地方から東京にきて、キー局で働く際の注意点を書いてみたいと思います。
気を付けること
人の多さ
まず気を付けなければいけない注意点は人の多さです。
東京都だけでも1400万人弱の人口で、日本の1割以上の人口が、面積が小さい東京に、集中していることになります。
中でも多いのは世田谷区ですが、日中人が多いのは企業が集まる場所です。
東京の中で企業が多いのは
- 港区
- 千代田区
- 中央区
の順番になっています。
5つのキー局はすべて港区にあるので
東京のキー局で働く場合は、どうしても混雑する街で働くことは避けられません。
人が多いと、歩くことだけでも大変です。
前の人がゆっくり歩いていたらそれに合わせなければなりませんし、
前の人が早いのに自分だけ遅いと後ろからくる人にぶつかられるかもしれません。
また、横から来る人ともぶつからないように、注意しなければいけません。
このように、歩く際の些細な注意は、知らず知らずのうちに自分の労力を使っているので、人ごみの中を歩くというのは実は神経を使っているのです。
キー局がある場所は人が多いし、人の合間を歩くのは労力が必要だ、と初めから思っておくことも必要だと思います。
また、少しでも時間をずらすとか、空いている車両を見極めておくとか、人が多くない通路を探してみるというような、ちょっとしたコツを探すのも良いと思います。
気温
東京は建物も多いのですが、緑や公園も意外に多くあります。
とはいえ、オフィス街はどうしてもアスファルトだらけです。
地面は土が露出しているところがほとんど無いので、夏の暑いさなかでも土が吸収して和らげてくれません。
暑さは上からと下からの反射の両方からきて、キー局がある都心は、とても暑いというのが注意点です。
加えて、ビルは冷房をつけている時間が長く、外には熱風が排出されるので
街の中は、さらに暑さが増します。
建物の中と外の気温差もあるので、体調を崩さないようにすることも注意点です。
冬も同様のことはありますが、やはり注意するべきなのは夏の暑さの方ではないかと思います。
ビルの中で体を冷やしすぎないこと、暑い外では下からの照り返しにも注意が必要です。
またじっとりとした暑さは、東京独特かもしれません。
かつて昭和の頃に問題になったような、公害はありませんが、それでもやはり美しく澄んだ空気、というわけにはいきません。
じっとりととした暑さに注意は必要です。
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やらなければいけないこと
電車の乗換案内アプリを入れる
キー局は赤坂や、新橋、六本木、お台場などにあります。
自宅から局に行くだけではなく、仕事が始まると、局からいろんなところにし行かなければいけなくなるのは
テレビの仕事に限らず、ありますよね。
東京はJRと地下鉄が、絡まった網の目のように交差しています。
これほど難しい路線図は世界中探しても無いんじゃないかと思います。
ずっと東京に住んでいても、乗換案内はかかせませんから、
キー局で働くことになったら、電車をある程度把握しておくのはやはり必要だと思います。
乗換案内などのアプリがあれば、最短の電車経路は把握できますが、それに頼りすぎていると、土地感や距離感がいつまでもつきませんから、
電車の路線図はなるべく大雑把に頭に入れておくといいと思います。
ある程度頭に入れば、東西南北のどちらに向かっているのかすらわからない、ということは、無くなると思います。
東京の地理を学ぶ
地方から出てきてキー局で働く人から
「どうやったら早く地理を覚えられますか?」と聞かれたことがあります。
キー局で働くことになると、取材であちこちに行ったり、買い出しに行ったり、手続きに行ったり、など
おそらく、すぐにいろんな場所に行かなくてはならなくなります。
ある程度の土地感はすぐに必要になってくるんですね。
そのためなるべく早い時期に、土地感をつかむことも大事な注意点です。
最初から遠方にいきなり行くということはあまりありませんから
東京の地図を自宅の中の、良く見えるところに貼っておくのも一つの方法として良いと思います。
洗面所や、廊下、台所、部屋の壁など。
地図はたいして高くありませんし、貼ってあると、きっと頻繁に見るようになると思います。
これはおすすめです。
どこかに行く時はGoogleマップも必須ですね。
住所で指定された時もその場所にちゃんとたどり着けるようにGoogleマップの扱いにも慣れておいた方がいいでしょう。
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意外に気になること
東京の水
キー局で働くにあたり、水のことを心配する人は意外に多いです。
中には、東京の水は、危ない、絶対に飲んではいけない、と真剣に思っている人がいます。
親に言われたという人も多いです。
東京都が運営している、施設に行くと、ペットボトルに入った東京の水を売っていることがあります。
これは東京の水道水の水なんですね。
現在の東京の浄水機能はとても高性能で、ある実験で目隠しをして、東京の水道水と、ペットボトルの水を飲み比べてもらったら、ほとんどの人が差がわからなかったといいます。
それくらい、現在東京の水はおいしくなっているので、水に関しては安心していいと思います。
東京は臭い
意外に多いのが匂いに関すること。
キー局がある東京に着いた途端、匂いが気になった、という声をよく聞きます。
食べ物が混じり合ったような匂いなのだそうです。
これはかなり多くの人が気になるポイントです。
飲食店の数は確かに多いですし、
人の数も多いので、いろんな匂いが混ざってしまっているのでしょう。
匂いにやられる、という言葉をよく聞いたりしますが、
これについては対処法が難しいのも事実。
慣れるしか無いのかな、と思いますが、
東京近辺にも山や大きな公園がありますから、たまにはそんなところに行っておいしい空気を吸うようにすることも必要かもしれません。
音のこと
音のこともよく話題になります。
キー局で働くようになって、モスキートーンのような音がうるさいと思う、という声もよく聞かれます。
音も注意点の一つなんですね。
実は年が上になると聞こえないのですが、若い人には聞こえてしまうモスキート音が東京はかなりあちこちにあるようです。
駅や飲食店があるところは特にこの音がうるさいようですね。
毎日のことなので、なかなか気になるところのようです。
音については、徐々に気にならなくなるみたいなので、ちょっとの我慢ではないかなと思います。
自分はどこで働きたいか
弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
テレビ局内で番組制作に携わるお仕事をしていただいていますが、全国に支社があり、
最初は地方のテレビ局で働いてみたけど、やっぱり東京のキー局で働いてみたいから異動する、だとか
逆に、キー局で働いたけどもっと自分の個性を活かした番組作りをするために地方局に異動する、といった例もあります。
自分がどの土地で働いていきたいのか、ということから働く場所を選ぶことは結構大切なことだと思うんです。
ぜひ自分の働き方と「働く場所」についてしっかりと考えて、入職先を選んでみてください。
弊社では現在、テレビ局で働いてくださる
- アシスタントディレクター
- 学生アルバイト
の方を募集しております。
どこで働くことになるか、というのはご縁もありますから、100パーセントご希望に沿える、というわけではないのですが
ご希望をうかがった上で、なるべくそのご希望に近い職場で働いていただけるようにサポート致しますので、ご興味がございましたら下記フォームよりエントリーしてください。
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では今日はこのあたりで。
