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テレビ放送の仕組みを解説します

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弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。

今回はテレビ放送の仕組みについて解説してみたいと思います。

どのお家でもテレビを購入してテレビ線に繋げばテレビが無料で見られるようになっていますが、テレビ番組はどのようにして各家庭に届けられているのでしょうか?

テレビ番組を作るところ

まず、家庭で放送されるテレビ番組を制作しているところはどこでしょうか?

多くの方が、

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テレビ局!

と思っているかもしれません。

これも間違いではないのですが、テレビ局が制作している番組は放送されているテレビ番組のごく一部でしかありません。

ほとんどの番組は番組制作会社と呼ばれる、番組制作を専門としている会社が作っています。

テレビ局といっても、番組制作以外に色々な仕事があります。

一般的な会社と同じように、経理や営業といった仕事もありますし、番組の編成を考える編成部なんかもあります。

テレビ局社員になったとしても、番組制作に直接関わる人は全体の2割程度。

テレビ局自身が作っている番組も放送されている番組のうちの2割程度であることが多いです。

もし「番組制作の仕事がしたい」と思っているのであれば、番組制作会社に就職した方が、確実に番組制作に携わることができます。

テレビ局と番組制作会社の関係とその歴史について解説します 秋も深まってきました。 テレビ番組制作をしたい!と思っている学生さんたちは、テレビ局への就職活動をスタートさせていることでしょう...

また、テレビ局は全国にあり、よく「キー局」と呼ばれるのは東京港区にある

  • 日本テレビ
  • TBS
  • フジテレビ
  • テレビ朝日
  • テレビ東京

のことを指します。

それ以外にもローカル局や独立局といったテレビ局があります。

関連記事:テレビ局の仕事は番組制作だけではない!それ以外の仕事の内容は?

テレビ局から番組が電波になり、電波塔へ

アナログ放送が始まったのが1953年。

そして地上デジタル放送が始まったのが2003年12月です。

放送局のスタジオ内で撮影された映像や音声は、テレビカメラやマイクロホンによって電気信号に変えられ、放送タワーに送られるんですね。

放送タワーは、電気信号を電波に乗せて各家庭に送信すると同時に、再度無線回線を用いて中継局となる放送タワーにも送信しています。

中継局となる放送タワーは基幹局の放送タワーからの電波を受信して、再び送信します。

放送タワーはテレビ放送に必要不可欠な電波を発信しています。

地上波放送では約530kHzから710MHz(地上デジタル放送)にわたる電波が使用されているんですね。

ちなみに東京スカイツリーもテレビの親局送信所です。

関連記事:テレビの放送エリアってどうなってるの?

地上デジタル放送と衛星放送

テレビ放送には地上デジタル放送と衛星放送があります。

地上デジタル放送の番組が各家庭に届くまでは、

  1. 放送事業者が番組を制作
  2. 放送局が映像データを電波に変換
  3. 電波塔から各家庭に向けて電波を発信
  4. 各家庭のアンテナが電波を受信
  5. 受信した電波をテレビが再度映像データに変換して、番組として見られるようになる

という過程です。

それに対して衛星放送の場合は、

  1. 放送事業者が番組を制作
  2. 放送局が映像データを電波に変換
  3. 宇宙の人工衛星に送信
  4. 衛星が地球に向けて電波を送信
  5. 各家庭のアンテナが電波を受信
  6. 受信した電波をテレビが再度映像データに変換して、番組が見られるようになる

という流れになっており、一度人工衛星を介しているため衛星放送と呼ばれています。

地上デジタル放送と衛星放送では放送を受信するアンテナにも違いがあります。

地上デジタル放送では、主に以下のようなアンテナが受信用として使われます。

  • 日本で最も設置数が多い「八木式アンテナ」
  • デザイン性に特化した第二世代「平面デザインアンテナ」
  • 特殊な形状と様々なリスクが低い特徴を持った「ユニコーンアンテナ」
  • 業者への施工依頼が必要ない「室内アンテナ」

これに対して、衛星放送受信のために使われるアンテナは白いお椀型の形状で、強い指向性を持っている「パラボラアンテナ」と呼ばれるものです。

地上デジタル放送は地上での電波のやりとりだけで見られるテレビ放送で、衛星放送は人工衛星に一度電波が送られている放送であり、それぞれ受信用アンテナも違う、というのが2つの放送の違いですね。

関連記事:テレビ放送の種類。地上波?衛星?有線?

テレビ画面の仕組み

テレビ画面はさまざまな映像を映していますが、これまでの説明で、

「番組を電気信号にするってどうやって…?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

テレビ画面をよくよく観察して拡大して見てみると、実は赤、緑、青の光が1組になって並んでいます。

それぞれの明るさを少し変えることによってほとんど全ての色を作り出すことができるんですね。

これは光の三原色と呼ばれる色ですが、

このように「3つの色をどれくらいの色で光らせるか」という点をたくさん集めたのがテレビであり、その情報が電気信号として電波で送られているのです。

私たちの目には動画として映っていますが、そういった光の集まりだと考えるとなんだかとても興味深いですよね。

関連記事:テレビ番組の現代までの歴史を大局的にみてみる

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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