弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報、報道番組の制作に携わっています。
今回はテレビ業界への就活時によく課題として出される作文について、解説してみたいと思います。
テレビ業界に就職したい!
という方は、テレビ局や番組制作会社の面接を受けることになると思いますが、そこでよく課題として出されるのが作文です。
よく見る作文のテーマ
作文のテーマとしては、以下のような内容が出されることが多いです。
【個人に関すること】
- 自己PR
- 座右の銘
- 一番大切なもの
- 忘れられない経験
- 人生最高の日
【テレビ業界の仕事に関すること】
- 入社後に実現したい企画
- テレビ局の役割
- テレビ局はどうあるべきか
- テレビ局が生き残るためには?
- テレビ局の未来
- ローカル局の未来
- ローカル局の課題
- ローカル局の戦略
【時事テーマ】
- 年金問題
- 少子化問題
- 環境問題
- 情報化社会
- 格差社会
- 高齢化社会
- 豊かさとは?
【漢字のお題】
- 愛
- 顔
- 心
- 闘
- 偽
- 外
- 感
- 発
- 風
- 絆
- 涙
- 色
- 責任
- 価値
- 視点
- 時間
- 挑戦
- 変化
実際にテレビ局や関連会社で出題されたテーマを列挙しています。
これらのお題が出た時に、自分ならどんなことを書くか?ということをぜひイメージしてみてください。
作文で何を見てる?
作文では
- 基本的な文章力があるか
- やりたいこと、ビジョンが明確か
- 自分の考えを持っているか
といったことがまず見られます。
逆に言えば、それらがしっかり見えるような文章が書ければ良いということです。
テレビ業界のお仕事とはいえ、カメラを回してばかりというわけではありません。
番組を作るためには取材もしなくてはいけないので、外部企業や関係各所に連絡をする、というシーンが多くあります。
そういった時に、文章でうまくコミュニケーションが取れそうか、というところも見られていますね。
また他にも、
- 時事問題などにも関心を持っているか
- 流行をキャッチする力があるか
- 企画力があるか
- 文章に説得力を持たせられているか
といったことも見られています。
技術職でなければ、未経験でテレビ業界に入る人がほとんどで、その場合はアシスタントディレクターからキャリアをスタートすることになります。
アシスタントとは言え、スタッフの一員となれば、新人でも企画案の提出が課されることもあります。
テレビ業界は常に新鮮なものを求めているので、新しい人の意見やアイデアを聞きたい、という思いが皆強いんですよね。
若くてテレビ業界に入って来たばかりの人だからこそ、斬新なアイデアが出るのではないかと期待しています。
作文の課題がなかったとしても、面接などで
こういう番組の企画をやってみたいです!
というような話をするのはとても効果的だと思います。
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作文を書く時のポイント
では作文の課題が出た時はどのように書き始めたら良いのでしょうか?
先にゴールを決める
文章を綺麗に書くためのコツとして、ゴールを先に決める、というものがあります。
これは文章を書く時だけでなく、話をする時も同じなのですが、思いついたものをどんどん頭から順番に発していくと、話が逸れていって、何を話しているのかわからいるのか分からなくなります。
文章も同じで、頭から順番に書いていくと、いつの間にか違う話になっていたりするんですね。
なので、与えられたテーマに対して、最終的に何を言いたいのか、ということをまずは最初に決めてしまいましょう。
スタートとゴールが決まったら、あとはその間を埋めていく作業です。
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どんな話を盛り込むか、箇条書きにしてみる
最初にゴールを決めてから文章を書けば、ある程度寄り道せずに簡潔な文章が書けるようになりますが、
ゴールを決めても話が飛んでしまう場合は、途中でどういう話を入れるか、まずそのトピックを箇条書きにして書き出してみると良いと思います。
中間地点も先に決めてしまうわけですね。
そしてこの箇条書きが上手く繋がるように文章を書いていけば良いのです。
文字数が制限を超してしまいそうな場合はトピックごと削るようにしましょう。
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普段から書くこと
普段文章を書いている人の文章というのは分かるものです。
書き慣れていないとどうしても文章が出て来ません。
SNSでも良いですし、例えばnoteなんかはすぐに始められますよね。
書くネタが思いつかない方は、最近読んだ本や観た映画などの感想を書くのでも良いと思います。
人に見られる文章をたくさん書いていると、どう書いたら分かりやすくなるか、ということが分かるようになってくると思います。
また発信とともに、インプットも大事です。
普段から読書をする習慣があると良いでしょう。
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