弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は、テレビCMの出稿金額と料金について。
金額が多くなればなるほど金額は安くなるのか?ということを解説してみたいと思います。
結論から言うと、
テレビCMは金額が多くなればなるほど、料金が安くなったり、オマケがついたりします!
テレビ局によって異なる条件
まず最初に解説しておかなくてはいけないのが、
テレビ局はテレビ局でもそれぞれの局が独立した会社ではありますので、テレビ局によってCM放送の条件は異なる、ということです。
同一エリアでは大体同じ価格帯ではありますが、それもテレビ局によって金額設定箱となります。
また、料金だけでなく、それ以外にも色々なオプションがあったりしますが、
それらについても、テレビ局によって異なります。
特に同一エリアのテレビ局同士は、付帯させるオプションサービスで差別化をして、なるべく自局でCMを多く出稿して欲しい!と思っています。
いくつかのテレビ局で放送を考えている場合は、広告代理店を通じて相見積もりをとってみることをおすすめします。
関連記事:CMをする時のテレビ局の選び方
テレビCMの料金はパーコストで考えることが多い
テレビCMの料金はパーコストと呼ばれる「視聴率1%あたりがいくらなのか」ということを基準に考えられます。
ただこれも、テレビ局によって異なるというのが難しいところでして、
ほとんどのテレビ局はパーコストで料金を考えるのが普通なのですが、テレビ局によっては「1本いくら」としています。
「1本いくら」という考え方の方が分かりやすくはあるのですが、
この考え方だと視聴率20%の番組でCMをするのも、視聴率1%の番組でCMをするのも同じ料金ということになってしまいます。
それらの不平等を解消するために決められているのがパーコストという考え方なのです。
視聴率1%あたりがいくら、という決め方をすれば、例えば視聴率1%あたり1万円であれば、
視聴率20%の番組でCMをするのは20万円、視聴率1%の番組でCMをするのは1万円、となりますので、CM効果と料金が見合っている気がしますね。
このパーコストはテレビ局によって異なります。
地方のテレビ局だと1万円以下のところも多いですが、キー局になると20万円くらいになってきます。
これは地域によって視聴率1%の意味が全くことなるからなんですね。
地方エリアの1%と関東エリアの1%では、視聴人口が全く異なるのです。
同じ視聴率という指標を目安にしているので間違いやすいところではありますが、地方ほど料金を抑えてテレビCMができる、ということさえ覚えておいていただければ良いかと思います。
パーコストでの放送料金計算については、別の記事で詳しく解説していますので、ぜひそちらもご参考ください。
関連記事:CMの費用はパーコストで決まる
A単価料金が境界線となることが多い
テレビCMには
- 特定の番組のスポンサーとなって、毎週その番組内でテレビCMを放送するタイムCM
- 時間帯や曜日など、ある程度条件を指定して、その中でランダムにCMを放送するスポットCM
の二つの種類があります。
タイムCMの場合は番組によってスポンサー料金が決まっていますので、その都度お問い合わせをいただければと思います。
以降はスポットCMをベースにした内容としてお考えください。
テレビ番組には、時間帯別の視聴率のランク付けというものがあります。
いわゆるゴールデンタイムと言われるのが19時〜23時までの時間帯で、
この時間帯はAタイムと言われています。
以降、
- 特B
- B
- C
といった形でランクがついています。(局により呼称が変わることがあります)
そして多くの広告主はAタイムの中でCMを放送したい!と思うものですよね。
そこで、「これだけまとまった予算があれば、一番視聴率が良い枠に必ず1本CMを放送します」というA単価という考え方があります。
例えばA単価が100万円だったら、
予算100万円あれば、Aタイムで必ず1本CMを流します、という意味です。
もちろん100万円で1本だけしかテレビCMを放送できないのではなく、Aタイムで1本放送し、それ以外のCMはAタイム以外の時間帯で放送される、ということです。
このA単価が一つのボーダーとなっていることが多く、
100万円出稿でこれくらいサービス、200万円でさらにこのサービスもつけます…という形でA単価を1まとまりとしてサービスが増えていくことが多いです。
ちょっとこの仕組み、複雑ですよね…
関連記事:CM業界の「A単価」ってどういう意味?
出稿金額が多くなるとパブリシティが付くことも
特に地方局では、出稿金額が多くなればなるほどサービスがつくことが多いです。
金額に対して、本来は30本しか放送できないところを、サービスで40本にしておきますよ、みたいなサービスですね。
その他にも、情報番組で商品をとりあげたり、ミニ番組に社員さんをお迎えして紹介する、というようなやり方もあります。
これはパブリシティと呼ばれるサービスなのですが、地方局ではよく付帯されるサービスです。
関連記事:テレビCMとパブリシティ
他にも金額が安くなるケースは?
他にも、
- 長期的に放送を行っている企業
- 新番組のスポンサー
といったケースでは金額が安くなることがあります。
長期的に放送をしていれば段々安くしてもらえる、ということがありますし、
新番組に関してはどれくらいその番組が視聴率を取れるかがわからないので、スポンサー料金が安くなったりします。
また、局によっては期間限定のキャンペーンなどもあったりします。
いずれにせよ、時期によっても金額は変わったりしますので、
ぜひお気軽に広告代理店にお問い合わせください。
関連記事:広告代理店社員がおすすめするマーケティング初心者向けの本