弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回はヨーグルトのテレビCMをする時の広告戦略について考えてみたいと思います。
有名人のCM出演
先日、ヤクルトの商品「ソフール」のCM内にて、Vtuberの壱百満天原 サロメさん(にじさんじ所属)が出演され大変な話題になっていました。
こんな風に、時の人にタイアップの依頼をするというのは広告効果が高まっていいですね。
特にVtuberは若い世代に人気が高いのもありますが、
ネットで話題になりやすいというのが最大の特徴かと思います。
テレビはマスメディアとして、多くの方に情報を届けることを得意としています。
そこから派生し、情報が拡散されていくには今はネットの力が不可欠。
もちろん拡散される界隈は限定的ではあると思いますが、
ネットをよく見ている若年層や、流行に敏感な人にリーチさせたいと思うのであれば、こういったタイアップはとても効果的でしょう。
このようなやり方をする場合は、コラボする有名人のファン層と、商品のターゲット層がマッチしている必要があります。
どのような広告戦略にするにしても、結局ターゲット層を明確にするということはとても大切なことですので、
幅広い方に訴求したい商品だとしても、ターゲット層は絞り込むのがおすすめです。
ターゲット層が絞りきれていないCMは、どうしても印象に残らない、抽象的なものになってしまいがちだからです。
関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H
ヨーグルトを食べる理由は「おいしい」「健康によい」
マイボスコムが実施したヨーグルトに関するインターネット調査によると、
ヨーグルトを食べる理由として以下のようなものが挙がっていました。
- 健康によい
- おいしい
- 胃腸の調子を整えるため
- 体の免疫力増強
- 便秘を防ぐ・便通をよくするため
特に「体の免疫力増強」は2018年調査に比べて増加していました。
新型コロナウイルスの影響で「健康」というのが広告業界でも大きなキーワードとなっており、近年健康関連商品や医療関連のCMが大幅に増加しています。
さらに、このアンケート結果から、女性の方は特に、
- 美容によい
- 便秘を防ぐ・便通をよくするため
という意見がより多くなっています。
さらに女性若年層では「おいしい」の比率が高く、
高年代層では「健康によい」という比率が高く、
女性高年代層では「カルシウムをとるため」という比率が高くなっています。
ターゲット層を男女どちらにするか、またどの年代の方にするかによって戦略が変わってくるでしょう。
ヨーグルト購入時の重視点は「味」「価格」
市販のヨーグルトを食べる人の購入時の重視点は、
- 味…5割〜7割
- 価格…5割〜7割
- 容量…2割強
- サイズ…2割強
といった結果になっていました。
特に女性では、
- 味
- 入っているフルーツやソースの種類
の項目で比率が高くになっています。
また「無糖かどうか」という項目では比率が低くなっていました。
無糖かどうか、というポイントは女性の方が気にしそうですが
意外にも女性は甘いヨーグルトを購入する人の方が多いということがわかりますね。
価格に関しては小売店によって変わると思いますので、テレビCMで訴求することは難しいと思いますが、味については訴求可能です。
女性向けにするのであれば、フルーツの種類がわかりやすいようなCMにしてみたり、味のイメージが伝わるような内容にしてみると良いかもしれません。
関連記事:CM制作の見積もり!どういうものにお金がかかるの?
ヨーグルトのCM、エリアはどこがおすすめ?
全国で販売する商品であっても、いきなり全国でテレビCMを放送するというのはリスクが大きすぎるでしょう。
ほとんどの企業さまが、特定のエリアで試験的にテレビCMを放送し、データをとったりABテストを行った上で、内容をブラッシュアップしたり、条件を変え、徐々にテレビCM放送エリアを拡大させていきます。
では最初の試験的なエリアはどのように選んだら良いのでしょうか?
総務省統計局「家計調査」によると、
都道府県別ヨーグルトの消費量ランキングは、
- 福島県
- 岩手県
- 栃木県
- 新潟県
- 滋賀県
- 奈良県
- 岐阜県
- 群馬県
- 広島県
- 青森県
こうして見てみると、東北エリアでヨーグルトの消費が多いことがわかりますね。
寒い地域の方が食べられる機会が多いのかな、と感じます。
関東や関西といったエリアは広域圏と言って、テレビ局が複数の都道府県にまたがって放送をしているエリアになります。
こういったエリアは視聴可能人口が多いため、CMの料金も高くなります。
それに対して東北エリアなんかは、一つの県に対応する形でテレビ局がありますから、細分化されており、50万円程度からテレビCMを放送できる局ばかりです。
こういったところから試験的にテレビCMを放送してみるのが良いのではないかと思います。
関連記事:CMのお試しをする際のおすすめプラン
ご予算やご要望に合わせて広告プランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
