CM・広告の仕組み PR

全国でCMをする方法とその注意点

全国にCMをする方法
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CMには全国で流れているCMとそうでないCMがあります。

 

そうでないCMというのは

  • 1つの都道府県だけで流れているCM
  • 幾つかの県で流れているCM

の二種類です。

 

全国でCMをするのと限定した地域でCMをやるのとではその方法も異なってきますので、詳しくお話ししてみたいと思います。

 

全国でCMをする企業の昔と今

 

ほとんどの人は自宅のテレビでCMを見ていると思いますが、

そのCMが全国で流れているCMなのか自分が住んでいる地域だけで流れているCMなのか、ということは、はっきり言ってどうでもいいことですよね。

 

というか、実は私はCMって日本全国同じものが流れている、と昔は思っていました。

だからたまに旅行先で知らないCMを見ると、あれっ?と思ったものです。

 

さて、全国でCMをやっている会社って、どんな会社かというといわゆる誰でも知っているような会社、大企業なのです。

  • トヨタ
  • 大塚製薬
  • コカコーラ
  • ライオン

と言った感じで‥

あー、あれね、そういえば、と思うと思います。見慣れていると思います。

 

そしてそういう会社の特徴の一つは全国に支店があったり、全国の人がどこでも買える商品だったりしたんですね。

 

トヨタの車は支店があるから買えるし、コカコーラは自動販売機や近所のスーパーに行けば売っていたりしますから。

つまり全国規模で展開している大企業が全国CMをしていました。

 

ところが最近はインターネットの普及により全国津々浦々、どこにいても買える商品が格段に増えました。

 

先日私が買ったカバンは静岡県から送られてきたので、「あ、静岡だったんだ」とわかったような次第でした。

 

小さい商店でも、インターネットを使えば全国に売ることができるし、なんなら店舗がなくても売ることができますよね。

 

そして全国CMをする企業もずいぶん様変わりしてきてIT企業がすごく多くなってきました。

このCM何だろう?と思うとたいていゲームだったり、スマホのサービスだったりそういうものが格段に増えてきました。

関連記事:効果的な宣伝方法はどうやって考えたらいいのか

 

新商品を全国でCMしたいという人が増えた

 

インターネットが普及する前は、新商品を売るためには自分で会社を立ち上げたり、店舗を持ったりして売るか、またはどこかのお店に卸して置いてもらうか、でした。

 

ところがインターネットの普及で誰でもすぐにネットを通じて新商品を売ることができるようになったんですね。

しかもすぐに「全国に」売ることが可能です。

 

インターネットが無かった時代には考えられないことですからつくづくインターネットはすごいと思います。

 

弊社ライズアドバートは広告代理店なのでいろんなお客様から問い合わせがあるのですが、最近多いのが

  • 会社を作ったばかり
  • これから会社を作る

といったお客様です。

 

  • 高齢者向きのとても便利な自転車の新商品を作ったから売りたい
  • 機能性の高いカバンの新商品を作ったから売りたい
  • 電気コンロのすごくいい新商品を作ったので売りたい
  • いいサプリメントの新商品を作ったから売りたい

など本当に様々です。

 

そしてお話を聞くと本当に素晴らしい新商品が多く、確かにこれは便利だろうなあと思うものばかりなんですね。

 

この仕事をしていると、いい商品なのに埋もれているものがたくさんあるということがわかります。

 

そしてこの新商品を全国でCMをしたい、となるわけです。

インターネットで売ることができるので、確かに全国どこでも買うことが出来るから「全国で」なんですよね。

ところがこれが難しいのです。

関連記事:新商品のCMを地方局からやると効果的?

 

スポットCMは全国ではできない

 

テレビCMには大きく分けて「スポット」と「タイム」と呼ばれるものがあります。

新商品を売り出す場合は通常スポットCMというのを使うことが多いでしょう。

タイムCMに比べて予算に応じて期間や、地域、時間帯なども選べるからです。

 

新商品は売れるかどうかわかりませんから、まずは柔軟性のあるスポットでCMをしてみる、というのが無難なやり方だと思います。

 

>さて、テレビのCMというのはテレビ局から流すわけですが、テレビ局は基本的に各都道府県に一つ以上あって、それぞれのテレビ局からCMを流しています。

CMの本数が少なければ予算が少なくても全国でCMができるのではないかと聞かれることがあるのですが、スポットの場合それは難しいです。

 

というのも、一つのテレビ局から全国にCMが流れると思っている方もいるのではないかと思いますが、スポットの場合実際にはそういうわけにはいかないのです。

 

もし全国でスポットCMをしたいと思ったら、すべての都道府県のテレビ局から流さなくてはいけないわけです。

(関東、関西、東海圏は基幹局といって複数の県にまたがって放送していますが)

 

もちろん潤沢な広告費がある会社であれば、可能ですし、実際それをやっている企業もありますが、それは一部の企業の話です。

 

もし初めてCMをするとか、お試しでやってみたいとしたら、いきなりスポットで全国CMをするということははっきり言って無理だと思います。

 

広告代理店を通して全国のテレビ局に依頼するわけですから費用も手間も非常にかかります

大企業であっても全国にスポットCMをするのは大変なことです。

 

CMを流すためにはテレビ局にCM素材をテープで納品するのですが、全国でCMをする場合はテープの数だけ考えても各都道府県分の数を作らなければならないわけです。

 

しかもCM用のテープは普通のテープとは違いますから、単にコピーすればいいわけではなく、専門にやっているポスプロに依頼しなければいけません。

そのためよくやるのは、基幹局と、人口が比較的多い地域を選んでやるとか、ターゲットが多い地域のみやるなどといった方法です。

 

  • 東京のキー局
  • 大阪
  • 愛知
  • 北海道
  • 宮城
  • 広島
  • 福岡

なんかがよく選ばれます。

これらの地域をたすと実は約9000万人以上になるのです。

実に日本全体の人口の7、8割を網羅することができるんですね。

 

もし初めてCMを打ってみようというときは、いきなり全国で、と考えるのではなく、

たとえその商品が全国に売ることができる商品であっても、まずは地域を限定してCMを打つことを試してみるということをお勧めします。

関連記事:CMのお試しをしてみませんか?

 

効果的なCMを作るために

 

CMはただやればいい、というわけではありません。

全国CMももちろんそうです。

 

やってみないとどれくらい効果が得られるかはわかりませんし、もしかしたらこちらが考えているターゲット層が全く見当違いだったりするかもしれません。

 

だからこそCMは単発でお金をたくさんかけてやるのではなく、

初めは様子を見ながら試行錯誤を繰り返し、効果が得られる確信のようなものをつかめてから初めて全国CMをする、という流れが一番理想的だと思います。

 

せっかく商品やサービスが素敵なものなのに効果が得られないCMをやることほどもったいないことはありませんから

ぜひ一度、弊社ライズアドバートへ不安なことをご相談ください。

関連記事:CMを作る時に整理しておくべき事

 

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