弊社ライズプランニングは報道・情報番組を中心に制作を担当する制作会社です。
大学生で番組絵制作の現場で働いていただけるアルバイトの方も随時募集をおこなっているのですが、なかなか番組制作の現場でアルバイト、と言ってもイメージがわかない方が多いと思います。
番組制作のアルバイトってどんな感じなんだろう?
どこまで制作の作業に携われるのかな…?
今回は朝一で放送されている情報番組で学生アルバイトさんがどんな働き方をしているのか、
その一部をご紹介したいと思います。
出勤は夜中
朝一番で放送される情報番組の場合は、前日から放送の準備が始まります。
なんとこの番組の場合は出勤時間が前日の23時!
深夜アルバイトのような時間帯ですね。
番組制作といっても色々な番組がありますので、学生アルバイトさんの場合は、どのような時間帯に働けるかということを事前におうかがいし、
勤務可能時間にあわせて、入っていただく番組をご提案致します。
報道フロアで長くアルバイトをされている方へ、インタビューをさせて頂いた記事がありますので、ぜひそちらも参考にしてみてください!
インタビューさせて頂いたこちらの方も情報番組でお仕事をされており、深夜から早朝にかけての時間帯で働かれていらっしゃいます。
新聞のチェック
朝の情報番組では新聞をチェックするところから始まります。
新聞には早刷り(はやずり)というものがあります。
書籍も初版や第二版などがあるように、新聞でも早刷りや、その後修正されたり色々追加などをして修正をして出していくというやり方になっているんですね。
早朝での情報番組で取り扱うネタは早刷りから情報を得るようになっています。
学生アルバイトの方にはこういった新聞のチェックをして頂いたり、各紙面を見やすいように体裁を整えて頂いたり、といったことをお仕事としてお願いしています。
また、番組で扱いやすいビッグニュースがあれば、都度それを共有して頂くということも行なっています。
その後、ディレクターやチーム分けされている様々な班へ、新聞を届けるのもお仕事です。
新聞の資料などをもとに、情報番組の台本が作られていきます。
実際に台本を作ったりするのは番組スタッフのお仕事ではありますが、
アルバイトの方でも台本の差し替えやテロップの修正の伝達を行なったりして、実際の番組内容に関わることがあります。
責任重大ですね…!
出来立てほやほやの情報を扱うのが朝の情報番組。
かなりのスピード勝負になります。
関連記事:朝の情報番組はどうやって制作されている?制作会社が解説!
各資料を配布するお仕事
台本以外にも、Qシート(タイムテーブルを個々に書いたもの、どのタイミングでクレジットが入ったりCMやコーナーに行くのか、その合図が記載された紙)なども配布していきます。
最初に仮のものが出来上がってそれを配布し、その後だんだん内容が詰められていって更新されていくので、さらにそれを配布、といった形であまり休む暇がありません。
配布するのも、
- 音声さん
- 音効さん
- カメラさん
- 中継担当さん
- タイムキーパー
- プロデューサー
- 編集さん
- 照明さん
など、たくさんいらっしゃいます。
それぞれに配布する部数も違ったりするのですが、これは分かりやすい配置図をもらえるので、それに従って配布すればOKです。
最初は覚えることもたくさんあって大変ですが、放送の内容に関わるようなことを自分ができる、というのはやはり達成感につながるようで、そういった感想をよくアルバイトの方からはお聞きします。
情報発信者側になることで情報の捉え方が変わる!
こうした学生アルバイトをするだけで、新聞にはどのような順番でニュースが掲載されているのか、
その中からどのように情報を選んで、どのように視聴者に伝えるのがテレビの役割なのか、ということが少しずつ見えてくるようになります。
テレビ番組制作に興味を持ってくださっている学生さんは、アルバイトを経験してみて、
「それでもやっぱりテレビ番組制作の道に進みたい!」という方もいらっしゃいますが、中には「携わってみて、やっぱり違う業界にも興味が出てきたので番組制作の方には進まないかもしれない」とおっしゃる方も。
それはそれでとても良いことだと私は思うんですよね。
テレビ番組の作り手側の情報というのはなかなか外にでないものですから、
実際に自分が経験してみて確かめるのが一番だと思いますし、それによって感じるギャップもまた多くあると思います。
就職をする前にそれを知ることができるのがアルバイトの良さだと思いますので、
番組制作に興味がある方はぜひアルバイトの情報も見てみてください!
関連記事:テレビ局でアルバイト!学生が感じる、自分が成長したポイント