弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は浄水器のテレビCMをする場合、どんな内容にすればいいのか?ということを、利用者や利用希望者の声などを参考にしつつ、考えていきたいと思います。
新型コロナウイルスの影響もあり、健康志向がとても高まってきていますので、
口にするものに敏感になっている人も増えていますよね。
日本は水道水が飲める国ではありますが、水道水をそのまま飲むのには抵抗があるという人も多いです。
私も水道水を直接飲むことはありません。。
浄水器を利用している人の割合と利用しない理由
【浄水器に関するアンケート調査】を見てみると、浄水器の利用経験者は5割強となっており、
現在利用している人は38.4%。
利用者の比率は
- 40代以上
- 関東・近畿・九州
- 集合住宅(持家)居住者
で高くなっています。
浄水器を利用していない人に、利用しない理由を聞いたところ、
- 水道水で十分(37.1%で最多)
- カートリッジ代など維持費がかかる
- それほど水にこだわりがない
- 価格が高い
といった理由が見られました。
水道水で十分だと考えている人に「水道水は危ないですよ」というようなネガティブな広告をするのは広告表現としても難しいので、
すでに水に気を遣っている人や、ウォーターサーバーなどの他のものを使っている人に乗り換えてもらう、というのを目指してテレビCMをやってみると良いかもしれません。
利用未経験者では利用したくない人が6割近くを占めており、利用したい人は1割以下という数字も出ているので、今現在浄水器を利用していない人から新規顧客を新たに獲得する、というのは難しそうです。
こういった、他者からの乗り換えを目的としたCMの場合は、他社と比べて優れている点や、
ウォーターサーバーなどの他のものを使っている場合よりもメリットがあることにフォーカスしたCMになっていると良いかと思います。
関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H
浄水器を選ぶ時に重視すること
同アンケートによると、浄水器選定時の重視点は、
- 価格
- カートリッジ代などの維持費
- メーカー・ブランド
が上位3位となっています。
やはり継続してお金のかかるものですので、金銭的な部分が気になる人が多いのが分かりますね。
また、「手入れのしやすさ」は女性が男性を約12ポイント上回り、女性高年代層で多くなっています。
浄水器に関しては、女性がお手入れを担当することが多いのかと思います。
そのため、女性でも簡単にお手入れができたり、長期間でお手入れをする必要がないような商品だと目に止まりやすいかもしれません。
関連記事:CM予算ごとに、できることを紹介します!
CMを放送する時に決める条件について
ターゲット層としては主に、
- 女性
- 40代以上の中高年層
がメインとなるかと思います。
さらにエリアとしては、
- 関東
- 近畿
- 九州
がすでに浄水器を使っている人が多いので、この辺りでCMをするのが良いでしょう。
高齢者層を狙うのであれば、BS・CSといった衛星放送だと、かなり金額を抑えて全国で放送をすることができます。
視聴率はあまり高くありませんが、全国で放送できるというのと、
高齢者は専門チャンネルを契約して見ている人が多いので、ターゲット層を絞りやすいというメリットもあります。
テレビCMの放映料金に関しては、おおむね視聴可能人口に比例して設定されていますので、
関東、近畿のテレビ局でのCMは予算が大きくかかります。
関東の場合は最低でも1500万円程度、近畿でも1000万円程度は出稿しないと放送本数的に難しいです。
そういった人口密集エリアで使えるのが独立局というテレビ局で、例えば東京であればTOKYO MXがあります。
キー局に比べると視聴率は低いのですが、1本あたり3.5万円からCMの放送ができますので、最初はこういった独立局からCM放送を始めてみるというのも良いかもしれません。
特にTOKYO MXの場合は主婦向けの番組がかなり人気ですので、相性の良い枠が豊富です。
関連記事:東京でテレビCMを放送したい!出稿の流れを広告代理店が解説
テレビCMと一緒にウェブCMもおすすめ!
テレビCMを放送する時は映像制作が必要になりますが、
映像制作は特に撮影がある場合、一回で素材となるものをたくさん撮影しておいて、複数の媒体用に編集する、というやり方にした方が制作費用を抑えることができます。
テレビCMを作ってみてから、やっぱりウェブCMも作りたい!となると、また改めて撮影が必要になってしまうので、
ウェブCMも合わせてやる場合は、同時に撮影を行います。
浄水器に興味がある方は、健康のこと、水のことについて興味のある方です。
なので知識をシェアすることができるような動画をウェブCMとして作ってみると良いかもしれません。
テレビCMは15秒や30秒という長さが一般的ですが、ウェブCMだとあまり尺を気にしなくて良いので、ある程度長さのある映像にしてみても良いと思います。
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