たまに「芸能人に会いたいからテレビ局やテレビ業界の仕事を目指すのは不純でしょうか?」という質問を受けることがあります。
テレビ業界の仕事を目指す人の志望理由は、人それぞれです。
志望理由は人それぞれ
芸能人に会いたいからテレビ業界の仕事に就こうと思いました、という人は意外と多いものです。
とはいえ一番最初から就活などの面接時に「誰々に会いたいからこの業界に入りたいと思いました」という人は少ないですけどね。
テレビ業界の仕事というのは皆さんが考えているほど派手できらびやかの仕事ばかりではありません。
確かに芸能人の方と関わることの多い仕事だとは思いますが、
地味な仕事もたくさんあります。
例えばアシスタントディレクターだったら、番組のためにひたすら何時間もかけて細かい作業をするなんていうこともよくあります。
バラエティ番組の検証コーナーなんかはよくこういうことをやっていますよね。
何千枚という10円玉の中からギザ十を探してギザ十がある確率は何歳なのかというような検証をするために
アシスタントディレクターが何時間もかけて10円玉を選別するなんてこともあります。
こういった地味な作業は本当によくあることで、何時間もかけて準備をしてもオンエアーはたった数分なんていうこともあるし、なんならその企画がボツになってオンエアされないなんてこともあるぐらいですから
芸能人に会いたい、という気持ちだけで本当に仕事が続くのか?と思われてしまう部分はあるでしょう。
芸能人に会いたいという気持ちがもちろん動機でもいいと思いますが、
どれだけ真剣にその仕事をしていきたいと思っているのかということが大事です。
それが伝わらないとテレビ業界には採用してもらえないでしょうし、
例えば採用されたとしてもなかなか仕事は続かないと思います。
芸能人に会いたいというだけで本当に仕事が続けられるのか?
よく考えた上でテレビのお仕事についてもっと知ろうとしてみるといいかもしれません。
実際に芸能人に会いたいという気持ちがきっかけで現場で働いている人もたくさんいますし
その気持ちからスタートすることを全く悪いことではないです。
制作現場では芸能人と関わるけど
番組制作の現場では芸能人に関わる機会がたくさんあります。
演者として出演してもらっているので、収録中は基本的に一緒にお仕事をするような形になります。
ただ仕事の全部が収録というわけではありません。
むしろ収録は仕事の中でもほんの一部分で
収録をする前にロケの準備をしたりその前にはたくさんの企画、打ち合わせ会議があります。
さらに収録が終わったらその映像を元に編集を行っていかなくてはいけません。
収録も確かに時間がかかって大変ですが、それ以外にも番組制作ではやらなくてはいけない仕事がたくさんあるんですね。
芸能人に会いたいと思って仕事を始めても毎日芸能人に会えるわけではないし
特定のの会いたい芸能人がいても、その芸能人が仕事をしているような現場で必ずしも仕事ができるわけではありません。
例えばバラエティの番組の制作をしたいのであればバラエティ番組の制作会社に入れば
バラエティ番組の制作の現場で仕事をしていくことはできますが、
それでも担当になる番組というのは自分で選ぶことはできないのです。
その時ご縁がある番組にスタッフとして入るような形になりますから、そこで一生懸命頑張って業界で長く仕事をしていかないと、会いたい芸能人にも会えないと思います。
ただ収録の時は、休憩中に芸能人とおしゃべりをしたり、芸能人を楽屋に案内したりすることも仕事のうちになります。
一般的なお仕事とはやはり違うので緊張感もありますが楽しい仕事だと言えるでしょう。
情報を扱う仕事の難しさ
テレビ業界の仕事というのは情報を扱う仕事なのでかなり情報の扱い方に対して厳しい面があります。
仕事で芸能人の誰々に会った、だとか、誰々と誰々が付き合ってるなんていう話は絶対に外に漏れてはいけないです。
そういった情報が漏洩することになって裁判沙汰になることだってあります。
もちろん本人に了解を得て一緒に写真を撮るぐらいだったら大丈夫だと思いますけどね。
ただそれも芸能人の方は事務所の了解も得なくてはいけないことですので難しいところです。
芸能人に会いたいという気持ちからテレビ業界を目指すのはもちろんいいことなのですが
節度をわきまえて仕事をやっていかなくてはいけません。
弊社ライズプランニングでは実際にテレビ局内の番組制作の現場で働いてくださる
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では今日はこのあたりで。